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12GBのVRAMを搭載したIntel Battlemage “Xe2-HPG “20コア&24コアGPUの可能性が発見される

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Intelの次世代Battlemage “Xe2-HPG” GPUは、SiSoftware Sandraデータベース内で発見された可能性があります。

これらは、Intelの次世代Battlemage “Xe2-HPG “ディスクリートGPUの最初のリストである可能性があります。

IntelのBattlemageアーキテクチャは、今年後半にXe2-HPGとXe2-LPGのバリエーションでデビューする予定です。

Xe2-HPGはディスクリートグラフィックスセグメントをターゲットとし、Xe2-LPGはLunar Lakeのような次期CPUの統合グラフィックスとして利用される。

現在、Sandraデータベース内で最初の亜種が可能性のある仕様と共に発見されているようだ。

miktdt氏によって発見された、Intel Battlemage Xe2-HPG GPUとされるものは、それぞれ20Xeコアと24Xeコアを搭載し、合計160Vector Enginesと192Vector Engines、または2560/3072ALUを備えている。どちらのGPUも合計8MBのL2キャッシュを搭載しており、これはAlchemist Xe-LPG 32 Xe-Core構成の半分の量である。

クロックも1.8GHzと記載されているが、これは非常に初期のもので、これらが本当にBattlemageチップであれば、2GHzを超えるクロックが期待できる。

GPGPU ベンチマークテストでのパフォーマンスでは、Intel Battlemage Xe2-LPG GPU はそれぞれ 7231 Mpix/s と 6030.66 Mpix/s を記録した。

比較のため、Arc A770は平均11,058 Mpix/s、Arc A750は9927 Mpix/sを記録した。

これがごく初期の数字であることを考えると、最終的な性能はもっと向上する可能性がある。A770のXeコアは32個で、A750のXeコアは28個である。

 

 

Alchemistのコアあたりの性能は現在、Battlemage GPUとされるものよりも平均16%高速であるが、ドライバレベルの最適化と最終的なシリコンが、リテール製品が出たときに大きなブーストを与える可能性があるため、大きな問題ではない。

今年初め、インテルはBattlemage Xe2 GPUがすでにラボにあることを確認し、ソフトウェアチームの大部分がすでにそれに取り組んでいる一方で、ハードウェアチームは現在Celestial GPUに完全に集中している。

Lunar Lake iGPUの初期のベンチマークでは、アップグレードされたAlchemist+チップに対してほぼ2倍速いパフォーマンスが示されている。Battlemage GPUについては、今後数カ月のうちにさらなる情報が発表されることを期待したい。

ソース:wcctech – Potential Intel Battlemage “Xe2-HPG” 20 & 24 Core GPU Spotted With 12 GB VRAM

 

 

 

 

 

解説:

BattlemageのベンチマークがSandraで発見されたようです。

残念ながら、ゲーム性能がどのようなものなのかちょっとわかりにくいベンチマークなのではっきり断言できる部分は少ないです。

しかし、Xe2-LPGとある通り、おそらくはかなり下位のモデルだと思われます。

384EUと320EUでLPGですから、かねてから言われている通り、EU数が倍増するのだと思います。

初期のころの噂ではMCMになってEU数が4倍になるといわれていましたが、さすがにそれはなかったようです。

おそらく上位モデルは768EUから1024EUだと思います。

384EUの結果を倍にするとA770の1.3倍ほどになり、あまり大したことはないなあと思います。

1024EUと仮定して計算すると1.74倍です。

A770はTimeSpyでRTX3070と同程度でした。

今世代でいうとRTX4060Tiと同程度ということになります。

最近のGeforceはミドルレンジ以下のGPUの性能向上率が15-25%程度になっていますので、この結果から判断すると次世代のIntel GPUはRTX4070Tiより少し上くらいまで行くかもしれません。

 

Intel ARC Aシリーズは使い物になったか?

わたくしはずっと、「第一世代の製品は使い物にならない」と言ってきましたが、実際に製品を購入された方は実感しているのではないかと思います。

GPU側、ドライバなどに不具合があるとA700シリーズに起因したものなのか、ゲームのバグなのかわからなくなります。

これは思ったよりかなりストレスが溜まります。

また、ドライバというのはある程度まで最適化が進むと今度は個別のゲームに対するノウハウの集合体になります。

要するに個別のゲームに対して対応していかなくてはならなくなるということです。

2-3年前のインディーズゲームが動かなくてもIntelはおそらく不具合を修正しないでしょう。

つまりそのゲームは正常に遊べないということになります。

そういうことを考えると結局寄らば大樹の陰、高くてもGeforceを買うという流れになります。

あと数年もすれば不具合はほぼなくなり、多少マイナーなゲームでも動くようになると思いますが、ある程度のシェアが無ければゲームスタジオはいつまでたってもARCには対応しないということになります。

不具合が多ければ結局売れませんので、ゲームスタジオは対応しなくなり、また不具合が多くなるの悪循環になります。

この問題はコストをかけてコツコツと改善していくしかありません。

AMDとnVIDIAには20年以上の歴史がありますので、一朝一夕で解決できるものではありません。

それまでは赤字を覚悟で価格を下げてでも普及を目指すしかありません。

なぜなら普及すれば、対応するゲームが増えるからです。

最も最近は値段を下げるとよくわかってない転売屋が最終処分場になってくれているようですが(苦笑。

今のARC A770はまともに動かないゲームが多数あることを考えると29,800円でも高いと思います。

 

Battlemageの性能は上がったようだが・・・・

残念ですが、IntelのGPUはGeforceやRadeonの新世代モデルが出る直前、もしくは同時くらいに出ます。

リークの段階ではBattlemageの比較対象はRTX4000シリーズとRDNA3ですが、実際に製品が出るとRTX5000シリーズとRDNA4と競争することになります。

これではいつまでたってもパッとしないままということになります。

こちらはIntelが頑張って性能を上げるがそれがむりならば、1年半とか1年9か月くらいのサイクルで少しずつ発売期間を縮めていくしかありません。

数世代後には1世代分のサイクルが縮んでいることでしょう。

いずれにしても新世代の製品の立ち上げには莫大なコストがかかるという意味がよく分かったのではないでしょうか。

今後の施策としては、AI/MLやエンコードなどクリエイター向け機能の強化とソフト環境の整備、個別のゲームタイトルに出資してオフィシャルGPUになるなどです。

あまりにも地味で費用がかさむ作業ですが、ARCが軌道に乗るまでは血を吐いてでも続けるしかないということになります。

 

何度も繰り返しますが、市場が成熟した段階で新製品を投入するには多大なコストと労力がかかります。

なぜなら、20年以上の差を一気に埋める方法などどこにも存在しないからです。

場合によっては会社が傾くくらいのレベルです。

A700シリーズは時々びっくりするような価格で売られたりしていますのでそれなりに手に取った人はいると思います。

しかし、今のA700シリーズの実力である程度売ったとしてもリピーターはほぼ皆無でしょう。

毎世代買う人がいるとすればIntel関係者だけです。

結局、製品の質が向上しない限りは今までのIntelの流通網を使って無理やり売ったとしても製品の評判が下がるだけということになります。

この状況をひっくり返すにはどれほど気の遠くなるような労力と金、時間がかかるのかは言わなくてもわかるのではないでしょうか。

それでも発売当初と比較すると見違えるくらいの状況にはなっていると思います。

 

 

 

 

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