驚異的なパワーで最高のパフォーマンスを発揮する。
インテルのCore i9-14900KSとされるプロセッサーが、@BenchLeaksによって発見されたOCCTベンチマーク・データベースに掲載された。
掲載されているスペックは、1月上旬に我々がこのCPUについて学んだことと一致しているが、我々が予想していなかったのは、このプロセッサの驚異的な最大熱出力だった。
これはまだ非公式な情報であるため、変更される可能性はあるが、もし正確であれば、インテルはわずかな性能向上のために極端な努力を行っているようだ。
インテルのCPU Core i9-14900KSとされるものは、8つの高性能Raptor Coveコア、16のエネルギー効率に優れたGracemontコア、そして68MBのキャッシュを搭載した、厳選されたRaptor Lake Refreshシリコンだ。
このプロセッサーとインテルの現行最上位モデルCore i9-14900Kとの唯一の違いは、周波数と推定電力だ。
クロックは、シングルコアとデュアルコアのターボで6.20GHz(これは噂されている製品の仕様と一致する)、3~8コアのターボで5.90GHzに達する。Pコアは200~300MHz高く、Eコアは最高4.5GHzで、14900Kより100MHz高い。
これらの極端なクロックは代償を伴うようだ。Core i9-14900KSとされるプロセッサの消費電力は約410W(@TechLevelUpの観測)で、疑似メインストリーム・プロセッサとしては膨大な放熱量だ。
過去には、HEDTチップだけがこのような消費電力を記録したことがある。
もちろん、ここでは量産前のシリコンを扱っている可能性が高く、製品版のCPUはそこまで極端な最大熱出力を持たないかもしれない。
それでも、Intel 7(別名10nmエンハンスド・スーパーフィン)プロセス技術は、消費電力を劇的に増加させることなく特定のクロックのみを達成できるため、Intelの次の厳選されたシリコンは、通常のCore i9-14900Kよりも消費電力と放熱量が大幅に増加する可能性はある。
インテルのCore i9-14900KSの存在は公式には確認されていない。インテルのデスクトップ向けフラッグシップ・プロセッサーCore i9は、箱から出してすぐに使える圧倒的なパフォーマンスを提供しており、同社はCore i9-14900Kに安心しているはずだ。
しかし、さらに高速なもの、特別で希少なものを求める人は常にいる。
そのような顧客の需要に応えるため、インテルは近年、Core i9-9900KSに始まり、Core i9-12900KS、Core i9-13900KSと、特別仕様のKSプロセッサーを提供し始めた。
そのため、インテルがCore i9-14900KSを準備している可能性はかなり高い。
インテルはこれらのCPUダイを大量に生産しているため、非常に高いクロックで動作するRaptor Lake Refreshプロセッサーを十分に調達することは問題ないはずだ。
しかし、これらのリーク情報で示唆されているように消費電力が本当に高いのであれば、手ごわい冷却システムが必要になるだろう。
解説:
14900KSの噂。
最大消費電力410Wでもはや発熱番長といっても差し支えないです。
ゲーム性能を回して稼ぐというのはこれが最後になると思います。
今後はどちらかというと、大容量のキャッシュ搭載してゲーム性能を稼ぐようになると思います。
MeteorLakeからはL4キャッシュが搭載れてぉり、次期デスクトップモデルのArrowLakeにも当然搭載されているでしょう。
これはAMDの3D Cacheのような効果をもたらすはずです。
よって、回して回してブン回さないとFPSが稼げないというCPUはRaptorLake Refleshが最後になると思います。
電源も常識的なレベルであれば1000Wが限度でしょう、80+Goldで100%の時、効率87%なので最大870Wです。
そのうち半分近くをCPUに割くのはどうなのでしょう。
300Wくらいだと苦笑できるレベルですが、さすがに410Wだと顔を顰めるレベルです。
GPUもそれなりのものを使うでしょうから、RTX4090、それだと450Wです。
合計で860Wになります。
このレベルだとハイエンドマザーボードでしょうから、こちらもそれなりに消費電力を食うでしょう。
はい、1000Wでも足りません。
今はもう完全にCPUに消費電力をつぎ込むよりはGPUに消費電力をつぎ込んだほうが良い時代です。
RaptorLake Refleshは確かにエクストリームな性能だと思います。
ゲーミングならAMDのX3Dモデルを購入したほうがよいでしょうね。