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NvidiaのトップゲームGPUの価格がアジアで制御不能に – RTX 4090の価格が最大60%上昇

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転売業者はGeForce RTX 4090に多額の現金を支払っている。

最高のグラフィックカードのひとつであるNvidiaのGeForce RTX 4090の価格がアジア市場全体で高騰している。

高額な現金を支払って購入し、中国や香港で高値で転売しようとする人々がいるからだ。

この現象は、GeForce RTX 4090の中国やその他多数の国への出荷を禁止する米国の輸出規制によって拍車がかかっている。

その結果、一部のアジア諸国ではGeForce RTX 4090ボードの価格が最大60%高騰したと日経は報じている。

NvidiaのGeForce RTX 4090のメーカー希望小売価格は1,599ドルで、かなり高価である。

しかし、台湾のGuanghua Digital Plaza電子機器市場と韓国のYongsan電子機器市場のバイヤーは、「現金の入ったファニーパックのファスナーを開けて」これらのカードを2,500ドル以上で購入し、後に中国や香港で3倍の価格で転売することを狙っている。

彼らはシンガポールやベトナムでも同じことをしている。

「ある店主は日本経済新聞の取材に対し、「彼らは、米国の規制に直面した地域に、後でもっと高い値段で転売するために、これらのカードを買っているのです。」

香港や他の中国の都市に運ぶことができるのだ。

NvidiaのGeForce RTX 4090グラフィックスカードが殺到したため、アジア全域で価格が上昇し、品薄状態が続いている。

需要に圧倒された台北のGuanghua市場の小売業者は、GeForce RTX 4090アドインボードを完全なゲーミングシステムの一部としてのみ販売することに頼った。

しかし、中国のバイヤーがゲーミングPCシステム全体を購入し、入手困難なグラフィックカードのためにそれらを解体し始めたため、この動きはバイヤーを思いとどまらせることはほとんどなかった。

このような手口は、高いコストがかかるにもかかわらず、個人がAIBを調達するために極端な手段を講じようとしていることを浮き彫りにしている。

台北のある小売業者は日本経済新聞の取材に対し、GeForce RTX 4090グラフィックカードを手に入れようとするあまり、20台以上のデスクトップパソコン一式を購入したバイヤーがいたことを明らかにした。

この小売業者によると、これらのバイヤーはシステム1台につき4,500ドルを支払っても構わなかったという。

米国政府は11月、中国における人工知能(AI)アプリケーションの開発を回避するため、NvidiaのGeForce RTX 4090をはじめとする数多くの高性能GPUの香港、中国、その他一部の国への出荷を禁止した。

実際、香港に拠点を置くAIスタートアップの共同創業者(匿名希望)は日本経済新聞の取材に対し、輸出規制が同社の発展を大きく妨げていると語った。

AI用GPUを合法的なルートで入手するのは過度に危険なため、同社は調達に仲介業者を使わざるを得なくなった。

GeForce RTX 4090グラフィックカードは、禁止されているにもかかわらず中国本土の多くの場所で購入できるため、仲介業者は多額の利益を得ている。

「今は(GeForce RTX 4090の)在庫はないが、ここで手に入れるには3~4日かかる」と、中国・深センの華強北市場の業者は日経に語った。

ソース:Tom’s Hardware – Nvidia’s top gaming GPU prices are out of control in Asia — RTX 4090 price hikes up to 60%

 

 

 

解説:

アメリカの笊規制のおかげでアジア市場ののRTX4090の価格が爆上がり

アメリカの対中規制でRTX4090もその対象になり、中国国内で販売できなくなったのはご存じのとおりです。

しかし、中国は目的のためには手段を選ばない国なので、個人の転売屋を使い、アジア市場のRTX4090を吸い上げているようです。

同じAD102を搭載するnvidiaのワークステーション向けGPU、RTX A6000 Adaは実売114.5万円なので多少値が張っても構わないという考えなのだと思います。

中国の向上に運んでカバー、ヒートシンク、ファンを外し、メモリを48GBに張り替えして、「なんちゃってRTX A6000 Ada」として中国のデータセンターに納入するのでしょう。

普通はこんなことしたらペイしませんが、国策でやってているのと人件費など無視してやっているのでしょうから、当然のようにやってのけていますね。

労働基準法はおろか人権を無視できる中国ならではの荒業です。

結局、一番弱いところから無理やり製品をかき集めて中国国内に持ち込まれてしまうのでもっと厳しくしないとアメリカの規制は意味がないということになってしまいます。

やるならちゃんとやってほしいところ。

AI/MLのデータセンターは数千ユニットを一括で納入するくらいは普通なので民生用でチマチマ売っているGPUを大量に転売屋が買い付ければ市場の在庫が払底するのは当然ということになります。

nVIDIAのH100などは1ユニット585万円ですが、2023年中に55万ユニット出荷しています。

如何に飛ぶように売れているのかよくわかると思います。

RTX4090改めなんちゃってRTX A6000 AdaはH100より当然劣りますので、数でカバーしているのではないですかね(苦笑。

本当にどこまで行っても迷惑な国です。

 

 

 

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