自作PCユーザーがゲーム用PCの解説をします

自作ユーザーが解説するゲーミングPCガイド

AMDの次期統合グラフィックス、Geekbench 6で7年前のGTX 1060に匹敵 – Ryzen 5 8600G iGPUベンチマークがリーク

投稿日:

デスクトップの760Mは、モバイルのRadeon 780Mと760Mの中間に位置する。

AMDの次期Ryzen 5 8600GのGPUベンチマークがGeekbenchブラウザで発見された。8600Gは、Geekbench 6.2.2のVulkanおよびOpenCLベンチマークでベンチマークされ、Nvidiaの古い(しかしまだ人気のある)デスクトップGTX 1060と同様のベンチマークスコアを達成した。

どちらのベンチマーク・リストも、8600GがAMDのミドルレンジRadeon 760M統合グラフィック・チップを搭載し、クロックは非常に立派な2.8GHzであることを示している。このチップは、2x16GBのDDR5-6000 DIMMと組み合わされ、同様にブーストを助ける。

Ryzen 5 8600Gは、Vulkanベンチマークで30,770点、OpenCLテストで24,842点を記録した。

どちらのスコアも統合型グラフィックチップとしては非常に立派なものだが、物事を冷静に見ることが重要だ。

Radeon 760Mのスコアは、NvidiaのGeForce GTX 1060よりもわずかに良く、Nvidiaの(評判の悪い)GTX 1630よりもわずかに悪い。

8600Gに搭載されたRadeon 760Mは、VulkanベンチマークとOpenCLパフォーマンスにおいて、予想通りRadeon 760Mの既存のモバイル結果を上回ったが、より強力な780Mモバイル・パーツを引き離している。Radeon 760Mは、Radeon 780Mの12個のCUと768個のシェーダーに対し、8個のCompute Unitと512個のGPUシェーダーコアを搭載しているはずだ。

電力制限はデスクトップ製品の方が高いはずで、これにより760Mは最大ブーストクロックに近い状態で動作できる。

※ 画像をクリックすると別Window・タブで開きます。

 

モデル Vulkan OpenCL
Ryzen 5 8600G
Radeon 760M
30,770 24,842
Radeon 780M
(モバイル)
33,636 30,245
Radeon 760M
(モバイル)
27,106 20,358
GTX 1060 30,186 34,507
GTX 1630 23,688 24,938

8600Gに搭載されたRadeon 760Mは、VulkanベンチマークとOpenCLパフォーマンスにおいて、予想通りRadeon 760Mの既存のモバイル結果を上回ったが、より強力な780Mモバイル・パーツを引き離している。

Radeon 760Mは、Radeon 780Mの12個のCUと768個のシェーダーに対し、8個のCompute Unitと512個のGPUシェーダーコアを搭載していると思われる。

電力制限はデスクトップ・パーツの方が高いはずで、これにより760Mは最大ブーストクロックに近い状態で動作できる。

ソース:Tom’s Hardware – AMD’s upcoming integrated graphics matches seven years old GTX 1060 in Geekbench 6 — Ryzen 5 8600G iGPU benchmarks leak

 

 

 

 

解説:

TDP65WのPhoenixの威力

一つ下のRadeon 780Mですが、GTX1060と同等の結果になっています。

ただし、これはVulkanやOpenCLの結果であり、DirectXではこれほど高性能ではありませんので、過剰な期待は抱かないようにしておきましょう。

現在、ローエンドのGPUはGeforceではGTX1650/D6/Superの市場に残っている分だけであり、Radeonではあまり評判のよろしくないRX6500XTです。

これらに2万円以上払うのであれば、Ryzen 8700G/8600Gを購入したほうが良いのではないかと思います。

RTX3050 6GBの発売が来月に予定されていますが、価格と性能がどのくらい期待できるのかちょっと疑問ですね。

Core i3-14100+RTX3050とRyzen 7 8700Gが同じくらいの価格になるとしたら、確実にRyzen 7 8700Gのほうがコスパが良いと思います。

上位のGPUに変更するときも8700GならCPUはそのまま使えますので無駄がありません。

RTX3050 8GBのラスタライズ性能はGTX1660Tiと同程度と言われています。

なのでRTX3050 6GBの性能はそれより確実に下です。

デスクトップ向けのPhoenixの登場によってローエンドの自作がようやく面白くなってくるのではないでしょうか。

マイニング特需から始まったローエンド不在の時代はようやく終わるかもしれません。

 

 

 

  • B!