悲しいことに、これらのチップは高価であり、そのコストを正当化するためには、必然的に微細な性能向上が必要となる。
スペインのオンライン小売店CoolModは、価格情報を含む多くの新しい非K Raptor Lake Refreshのリストを公開しており、アメリカでの価格がどのようなものかを知ることができる。
スペインの小売業者のため、価格には付加価値税が含まれています。
新モデルCoolModは、4つのi9およびi7非K SKU、3つの新しいCore i5非K SKU、および2つのi3モデルをリストアップした。
米ドルに換算すると、i9モデルには664ドルのi9-14900と637ドルのi9-14900F(IGPレスの双子)が含まれる。
i7モデルにはi7-14700とi7-14700Fがあり、価格はそれぞれ454ドルと426ドル。
i5モデルには、価格27ドルのi5-14500、i5-14500と同価格の14400、価格243ドルの14400Fの3モデルがある。
i3モデルには、価格166ドルのi3-14100と138ドルの14100Fの2モデルがある。
Raptor Lake Reflesh K無し一覧
CPU | ユーロ価格 | ドル換算価格 | 日本円 |
Core i9-14900 | 599.95 € | $664.39 | ¥93,520 |
Core i9-14900F | 574.96 € | $636.72 | ¥89,625 |
Core i7-14700 | 409.95 € | $453.98 | ¥63,903 |
Core i7-14700F | 384.95 € | $426.30 | ¥60,006 |
Core i5-14500 | 249.95 € | $276.80 | ¥38,962 |
Core i5-14400 | 249.95 € | $276.80 | ¥38,962 |
Core i5-14400F | 219.95 € | $243.57 | ¥34,286 |
Core i3-14100 | 149.96 € | $166.07 | ¥23,376 |
Core i3-14100F | 124.94 € | $138.36 | ¥19,476 |
新しい非K SKUの価格体系は、インテルの過去数世代のインテル・コア・チップと非常に似ており、K SKUは非K SKUよりもおよそ50ドル高い。
FシリーズのSKUも同様で、統合グラフィックスを搭載していないため、バニラのSKUより約20~30ドル安い。
しかし、1つだけ似ていないのは、これらの新しいチップの全体的な価格設定で、元の希望小売価格では第13世代の対応製品よりも明らかに高くなっています。
(これは特にi5とi3の下位ラインナップで明らかで、Core i5-14400Fは200ドルをはるかに超え、i3-14100はi5-12400Fとほぼ同額である。
悲しいことに、このような高価格は以前から予想されていたことで、8月の噂ではこれらの新しいRaptor Lake Refreshチップの価格が15%上昇すると予測されていた。
しかし、価格の上昇はK以外のSKUにも及ぶかもしれない。
とはいえ、この新たな価格情報はスペインの小売業者によるものであり、米国の実際の小売業者によるものではないため、送料や税金を考慮すると価格は数%上昇する可能性がある。
14900K、14700K、14600Kに搭載されたRaptor Lake Refreshアーキテクチャーですでに確認されている極小の性能向上により、K非搭載のRaptor Lake Refreshパーツは、AMDの最新Ryzen 7000シリーズチップや、インテル自身の古い第13世代チップに対抗するのに苦労するだろう。
解説:
Raptor Lake Refleshは前世代より高くなる?
Raptor Lake RefleshのKなしモデルは前世代より高くなるようです。
日本でもアメリカでもCPUの売れ筋ランキングはクリスマス商戦に向けて新製品を出さなかったAMDがかなり健闘しています。
日本の現在のランキングは以下の通り
10位以内に4つ、5700Xが2つ入っていますので8コアがかなり売れているということになります。
4100と4500は売れきれるほど売れています。
結局は安いものが売れるということで、Intelは販売に苦戦しているのかなとわたくしは思っていました。
そのようなツイートも何度かしています。
しかし・・・
実際にはIntelのほうが売れている?
実際にはIntelのほうが売れているのではないかと思ってしまいました。
理由は転売ですね。
転売屋が在庫を確保するために大量に買い占めてそれがランキングに反映されていたのではないかと思います。
あくまでも私見ですが、これならば、不可解な購買行動にも納得がいきます。
最安価な製品というのは新しい製品が出るとさらに価値がなくなるため、PCパーツにおいてはかなり難しい存在です。
私の感覚では4C8Tが売り切れるというのはかなり不思議です。
過去にはRyzen 5 1600AFとRyzen 3 3300Xも転売の餌食になっており、いまだにかなりの高値で売られています。
しかし、これらの型落ち製品はよほど価格を下げない限りもう売れる見込みはないでしょう。
現在ではRyzen 5 5500が1.5万円ほどで販売されており、Zen3コアであるためIPCも高く、これよりよほど価格を下げない限り誰も見向きもしないでしょう。
Ryzen 5 1600AFの現在の適正価格は8000円、Ryzen 3 3300Xは10,000円程度でしょう。
Ryen 3 4100が7000円前後で売られていましたので、それを考えるとこのくらいです。
転売屋の存在はマーケット分析をするときのノイズになりますし、基本的に中古ですから保証が切れます。
最近、某代理店のサポートを受けたのですが、きっちり領収証をチェックされました。
今はシリアルナンバーからどこに卸した商品なのかはすべてチェックできます。
領収書をチェックされれば二次流通しているのかどうかははっきりしますので、基本的に転売屋から購入したらサポートは受けられないと考えたほうがよいでしょう。
代理店にとって、売れるものだけをスキャルピングして利益だけをかすめ取り、自社の営業には何ら貢献していない転売屋の存在は苦々しいものでしょう。
商品を卸すにはやはりそれなりの信用が必要ですから、信用のおけない小売擬きが販売した製品をサポートするのはまっぴら御免ということなのかもしれません。
最近セット販売が増えていますが、お店はCPUが売れればマザーボードも売れるとと考えて仕入れているにも関わらず売れるものだけを買い占められると商売の根本が崩れてしまいます。
そうした影響もあるのでしょう。
代理店にとっても各店舗のこのバランスが崩れるのは困った事態なのでしょう。
ちょっと話が横道にそれましたが、実はRaptor Refleshは結構売れているのかもしれないという話でした。
実際はどうなのかは全く分からないですね。
困ったものです。