年内にインテルの新CPUを発表
インテルは、待望のインテル・Core・Ultra（Meteor Lake）と第5世代Xeon（Emerald Rapids）プロセッサーを発表する「AI Everywhere」イベントを開催すると発表した。
チップメーカーは、ライブ基調講演を12月14日午前10時（米国東部標準時午前7時）に予定している。
イベント名が示すように、中心テーマはAIで、インテルはさまざまな市場でAIワークロードを加速させる新しいチップを発表する。
Meteor Lakeは、15年間「Core i」という用語を使ってきたインテル・プロセッサーにとって、新しい「Core Ultra」ブランドを採用する最初の世代となる。
初期の噂にもかかわらず、Meteor Lakeは、インテルの第11世代Tiger Lakeプロセッサーの状況に似て、もっぱらモバイル分野にとどまるだろう。
我々は、Meteor Lakeをデスクトップのフォームファクターで見ることになるだろうが、従来のソケット式ではない。
その代わり、Meteor LakeはBGA（ボールグリッドアレイ）パッケージとしてAIOやNUCのような小型フォームファクターデバイスでマザーボードに融合される。Tiger LakeのBシリーズSKUと同様の実装を期待したい。
インテルのもう1つのメニューは、現行の第4世代Xeon Sapphire Rapidsチップのラインナップを置き換える第5世代Xeon Emerald Rapidsプロセッサーだ。
Sapphire Rapidsは、インテルのAlder Lakeプロセッサーに相当するデータセンター向けプロセッサーで、Golden Coveコアを搭載している。Sapphire Rapidsは、Raptor Coveコアに進化した現在のRaptor Lake部品より1世代遅れている。
Emerald Rapidsによって、インテルはサーバー用チップをRaptor Lakeのスピードに合わせることになる。
インテルのMeteor LakeとEmerald Rapidsプロセッサーの前途は容易ではない。
AMDは新しいRyzen 8000（Strix Point）とEPYC Turinチップを準備しており、それぞれMeteor LakeとEmerald Rapidsと戦う。
例年通り、プロセッサー市場にとってエキサイティングな年末になるだろう。
ソース：Tom’s Hardware – Intel Will Unveil Meteor Lake, Emerald Rapids CPUs On December 14
解説：
MeteorlakeとEmerald Rapidsの発表は12/14
Raptorlake refleshが既に登場していますが、本物の新世代CPUであるMeteorLakeは12/14発表になるようです。
1月のCESにお披露目で4月くらいから実際の製品が登場するといういつもの流れになるのではないかと思います。
テーマをズバリAIになるようで、VPUがどのように活用されるのかと言うこともここで明らかになるのではないかと思います。
もっとも既に実装されているAMDのAIEも既に利用できる状態(Windows用ドライバ公開)になっているようですので、どこに使われているのかと言うのは結構大きくはアピールしないような感じになるのですかね。
PCはスマホと違って、カメラ能力があまり重視されません。
画像認識や加工などで大きな威力を発揮するAI処理が大きくアピールできる場はPCではあまりないのかなと思います。
WindowsにもこれからAI機能が実装されていくのでしょうから、本格的に使われるのはこれからなのかもしれません。
ともかく、猫も杓子もAIと言う中、IntelもAI処理に関する考え方や使われ方をアピールしていくのでしょう。
AMDも同様の方向に向いていますので、全体の流れと言うことなのでしょうね。