BTCはここ数時間で35,198ドルの評価額に触れた。
ビットコインホルダーやトレーダーは、(中略)有名な暗号通貨が今日、18ヶ月ぶりの高値をつけたことに歓喜を感じていることだろう。
背景が何であれ、BTCの評価が35,000ドルの壁を突き破り、レーダー上の一時的な出来事以上のように見える。
実際、ビットコインの価格は今日、1年半ぶりの高値に達した。
このBTCの新たな勢いは、PC GPUの購入者に心配を与えることはないだろう。
上図では、ビットコインの評価が先週急上昇していることがわかるが、今日はかなり乱高下しているようだ(今日の浮き沈みについては後述)。Sky Newsによると、Bitcoinは月曜日に約10%の上昇を享受し、より広い暗号市場からのうねりを感じている。
しかし、その評価を最近押し上げたのは、米国の金融規制当局の決定によるものだと言われている。
米証券取引委員会(SEC)がついに、BTC市場価格に基づく上場投資信託(ETF)にゴーサインを出すかもしれないとの憶測が広がっているという。
グレイスケール・インベストメンツは、こうしたETFの特定の金融パイオニアの一社として名前が挙がっており、ここ数週間のバリュエーションを牽引しているが、こうした噂は8月からくすぶっていた。
BTCをベースとするETFの重要な利点は、承認された場合、潜在的な多くの利用者と流動性の増加である。
事実上、これらの商品は、投資家が暗号を所有することなくBTC市場へのエクスポージャーを得ることを可能にする。
一部のBTCを含むETFは、潜在的な暗号復活のアップサイドから恩恵を受けることができ、ダウンサイドは限定的で、新たな関心をかき立てることが期待される。
このような金融商品は、大規模な機関投資家を魅了する可能性さえある。
過去24時間のチャートをよく見ると、UTC午後3時頃に急落があったことがわかる。
これは、主要なビットコインETFのパイオニアの1つが、おそらくそのような計画を進めていないことによって説明されるようだ。
コインデスクは、ブラックロック(BLK)のスポットビットコインETFのティッカーが、米国のデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(DTCC)のウェブサイトから削除されたことで、BTCの35,000ドルの評価達成が大きく損なわれたと報じている。
急落は短時間だったようだが、いつから現実がBTC投機家の投資に影響を与えるようになったのだろうか。
GPUによるBTCマイニングは依然死亡
PC愛好家は、GPU市場に影響を与えるBTC評価の最も天文学的な上昇以外のことを心配する必要はありません。
例えば、今日の価格では、GeForce RTX 4080やGeForce RTX 4090のような最高のグラフィックカードを使用しても、収益性の高いクリプトマイニングを行うことは不可能です。
NiceHashのデータによると、これらのトップゲームGPUのいずれかを使用して、1日0.20ドルを稼ぐことができます。
したがって、損益分岐点は、GeForce RTX 4080で5,000日、GeForce RTX 4090で8,000日かかります。
ソース:Tom’s Hardware – Bitcoin Price Surged 20% During the Past Week, GPU Mining Remains Dead
解説:
Bitcoinが20%急騰しましたが、マイニングで種液を上げるのは不可能
と言うことでゲーマーにとっては一安心な話題です。
Bitcoinのマイニングはマイニング専用のASICが販売されており、GPUでマイニングするよりも高い効率を出せるため、ほぼ死んでいました。
イーサリアムはアルゴリズムがASICを作りにくいようにされており、Ampere時代のマイニングではイーサリアム中心でしたが、イーサリアムからマイニングがPoWからPoSと言う方式に変更になってそれまでのように演算性能にものを言わせてマイニングすることは出来なくなりました。
PoSは多くのイーサリアムを所有しているものにマイニングの権利がやってくるという方式です。
このような変化があり、Bitcoinの価格が上がってもGPUマイニングで収益を上げるのは依然として難しいようです。
マイニングと言うのはブロックチェーンと言う台帳に取引を記録するために行うものなので、何かを生み出しているわけではありません。
エネルギー効率的にこうした用途に大量の電力を使うのはやはり正常でないと私は思います。
SDGsなどのきれいごとや環境に優しいからEVが素晴らしいというようなお題目を唱えてマイニングは黙認と言うのではやはりおかしいのかなと私は感じます。
そう言う意味ではPoSは正しい方向性だと思います。
マイニングゴールドラッシュはもう終わって復活しそうにないということで、今後PCゲーマーがGPUマイニングに悩まされることは無くなりそうです。