Core Ultra 9は2024年にずれ込み、Core 5とCore 7は12月14日に登場
Core Ultra 100プロセッサの初期ラインアップは9モデルに欠ける可能性があると中国メディアとレビュアー “金猪升级包/Golden Pig Upgrade “が主張している。
このメディアは、次期インテルCore Ultra CPUを最初に明らかにしたもので、その一部はGeekbenchのようなプラットフォームでの初期テストを通じてすでに確認されている。
Weiboへの投稿によると、Meteor Lake向けのCore 9 SKUの発売は今年ではなく、2024年になると予想されている。
インテルの現在の比較対象は、Ryzen 7 7840HS、Core i9-13900H、次期Core Ultra 5 125H、Core Ultra 7 155Hの4モデルだ。Ultra 7 165HやUltra 9 185Hについては言及されておらず、後者はゲーミングノートPC向けと考えられているようだ。
Meteor Lakeの初期ラインナップにCore 9がないことは驚きではない。
まず、新しいモバイルプラットフォームは12月14日に発表されることになっており、来年はすぐそこまで来ている。
さらに、多くのモバイルシステムは1月初旬に開催されるCESで発表されることが多く、ラスベガスで開催される消費者向け展示会で正式発表されるまで、プレミアムなハードウェアを搭載した次世代システムを秘密にしておきたい企業もあるだろう。
さらに、一部のGPUメーカーがモバイルGPUの新モデルを発表する可能性もわずかにあり、必ずしも全く新しいシリーズではなく、特定の企業に採用される可能性のある個別のモデルが発表されるかもしれない。
しかし、今のところこれを示唆する証拠はないため、何よりもCESの禁輸措置とインテルの生産計画に関連している可能性が高い。
現時点では、Core 9のSKUはUltra 9 185Hの1つしかわかっていない。
このCPUは、SoCダイに6個のPコア、8個のEコア、2個のEコアを搭載すると言われている。
最大5.1GHzのブーストが可能で、Core Hシリーズの一部として、45Wの消費電力で動作すると報告されている。
インテル Meteor Lake-H モバイル・シリーズ
コア数/ スレッド数 |
P/E/SoC- コア数構成 |
ベース クロック |
ブースト クロック |
|
Core Ultra 9 185H |
16C/22T | 6+8+2 | 不明 | 5.1 GHz |
Core Ultra 7 165H |
16C/22T | 6+8+2 | 3.8 GHz | 5.0 GHz |
Core Ultra 7 155H |
16C/22T | 6+8+2 | 3.8 GHz | 4.8 GHz |
Core Ultra 5 125H |
14C/18T | 4+8+2 | 不明 | 4.5 GHz |
ソース:Videocardz.com – Intel Meteor Lake Core Ultra 9 SKUs reportedly launching next year
解説:
いつものパターンですが、23Q4に法被用して明けて1月のCESで搭載製品披露目、24Q1に製品出荷と言うパターンのようです。
モバイル製品は大体このパターンになります。
来年のLunarLakeとArrowLakeもこのパターンでしょう。
モバイルでLunarLakeとArrowLakeはU/PとHと言うすみわけになるのかもしれませんね。
別のアーキテクチャーに分ける理由がイマイチわかりませんが、これだと一応矛盾はなくなります。
とりあえず、23末、24初頭のモバイルはMeteorLakeと言うところは変わらないでしょう。
今世代からSoCのEコアが本当の使用電力コアになるようですので、バッテリーの持続時間の大幅な延長にも期待したいところです。