インテルは、特に古いDX11タイトルにおいて、ドライバゲームを改善し続けている。
インテルは、新旧20タイトルのDX12およびDX11タイトルのパフォーマンスを強化する、Arc AシリーズGPU用のメジャー・ドライバ・アップデートをリリースした。
性能向上の一部は小規模なものですが、多くのタイトルで大幅な性能向上が見られ、特に『Deus Ex: Human Revolution』では119%という驚異的な性能向上が見られました。
インテルのドライバー改善リストには以下のものが含まれる：
「Forza Motorsport」（1440p High）で19%、
「バイオハザード4」（1080p High RT）で27%、
The Last Of Us Part 1（1080p Ultra）で12%の性能向上。
「War Thunder」（1080p Max）で9%、
「Payday 3」（1080p Ultra）で37%、
「Naraka： Bladepoint」（1080p最高）で5％アップ、
「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」（1080p超）で32％アップ、
「ファイナルファンタジーXIVオンライン」（1080p超）で7％アップ、
「Age of Empires 2: Definite Edition」（1080p超）で42％アップ、
「Call of Duty: Black Ops 3」（1080p超）で88％アップ。
まだまだある
Total War: Warhammer 2」（1080p Ultra）で10％アップ、
「Tomb Raider」（1080p Ultra）で10％アップ、
「Mad Max」（1080p Very High）で6％アップ、
「Middle-Earth: Shadow of Mordor」（1080p Ultra）で14％アップ、
「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア」（1080p Extra）90％アップ、
「Call of Duty: Black Ops 4」（1080p Very High）8％アップ、
「BeamNG.drive」（1080p High）10％アップ、
「Kingdom Come: Deliverance」（1080p Ultra High）で22%、
「Divinity： Original Sin – Enhanced Edition」（1080pウルトラ）では9％アップ。
そして最後に、「Deus Ex: Human Revolution」が1080pの高設定で119％のパフォーマンス向上を達成した。
Intelの今回のドライバ改良は印象的だが、これらの向上は万能ではなく、リストアップされた20のゲームのいずれかをプレイしていない場合、以前のドライバからの変化は見られない可能性が高い。
インテルのドライバ・チームが安定性とパフォーマンスをテストした後、ゲームが新しい最適化されたDX11コード・パスのホワイトリストに登録される。
インテルが最後にリリースしたメジャー・アップデートでは、11タイトルで平均19%の性能向上が見られ、性能向上の幅は5%から33%だった。
この最新のドライバー・アップデートにより、インテルは1回のドライバー・アップデートで最適化されたゲームの数をほぼ2倍に増やしました。
この最新アップデートは、全体として平均29%のパフォーマンス向上を特徴とし、ゲーム固有のパフォーマンス向上は5%から119%の範囲に及びます。
IntelのArc Aシリーズグラフィックスカード、特にArc A750は、実にお買い得な価格で販売されており、（現在の価格にもよりますが）ベストグラフィックスカードのリストに入る可能性のあるものもいくつかあります。
IntelのGPUは低価格市場で特に印象的で、A750はわずか200ドルで手に入ることがよくある。
もちろん、ドライバにはまだ成長の余地があり、それは多くの古いタイトルで向上が続いていることで証明されているが、少なくとも今はほとんど実用的だ。
ソース：Tom’s Hardware – Intel’s Latest Driver Update Boasts Up to 119% Higher Performance on Arc GPUs
解説：
Intel ARC Aシリーズのドライバアップデートによって20のDX11ゲームの性能が最大119%改善
Intel ARCが出る前、最大でもミドルレンジ、AMDとGeforceに追いつくまでに2-3世代はかかると私は推測していましたが、その理由の一つがこれです。
GPUのドライバと言うのは個別のノウハウの集合体であり、一朝一夕でどうにかなるものではありません。
徐々に最適化するゲームを増やしていき、次世代が、次々世代くらいで先行2社の完成度にほぼ並ぶのではないかと思います。
ある意味予想通りです。
一般の方がRadeonとGeforceと同列にIntelのGPUを語るには最低でも次のBattlemageがその次辺りにした方が良いと思います。
現時点でのIntel ARCはまだドライバを熟成させている最中であってよくも悪くも最高のパフォーマンスが出せる状態には無いです。
それでも市場が成熟した単体GPU業界によくぞ参入してきたなと私は思います。
実際見てみないと理解できない人はたくさんいると思いますが、これがその答えですね。
巷では「GPUの形をした何か」、「特級呪物」などと揶揄されることもありますが、次世代か次々世代では普通に使えるGPUになっていると思います。
現時点でのIntel Aシリーズは信者様専用の製品です。
壺とかお守りとかとある意味共通するところがあると思います。
それでも全く使えないというとことはありませんので、セカンドマシンかサードマシン用のGPUとして是非お布施して使ってあげてほしいです。