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ワードパッドに別れを告げる: 28年間Windowsの定番だったワードパッドが廃止に

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WordPadにこだわらず、Wordかメモ帳を使いなさい、とマイクロソフトは言う。

哀れなWordPad、私たちはよく知っていたが、誰か使っていただろうか?

WordPadは、28年間Windowsの定番であった中堅のテキスト編集アプリであったが、マイクロソフトによって非推奨とされた。

金曜日に発表された非推奨機能に関する速報の中で、マイクロソフト社は、ワードパッドは今後アップデートを受けず、今後のウィンドウズのバージョンでは利用できなくなるとしている。

ワードパッドはしばらくの間、ウィンドウズのオプション機能だった。

2022年2月に標準機能ではなくオプションとなった。従って、2023年の今、その廃止は大きな驚きではない。

ワードパッドはウィンドウズ95時代から存在していたので、年配の読者の多くはワードパッドでテキストを入力したことがあるだろう。

マイクロソフトは当初、ワードパッドをウィンドウズ・ユーザー向けの主要なフリー・ワープロとして想定していた。

プレーンテキストや設定ファイルの編集には、軽量なメモ帳がバンドルされていた。

スタイル付きテキスト、複数フォント、画像挿入、その他基本的な機能をちりばめた短い文書であれば、ワードパッドで対応できた。

しかしマイクロソフトは、WordPadアプリの.docと.rtfファイルの作成を制限し、ユーザーに有料のOffice Wordソフトウェアへのアップグレードを促した。

マイクロソフトは、ワードパッド廃止のお知らせの中で、ワードパッドのような中途半端なアプリが存在する余地はもうないと明言している。

「.docや.rtfのようなリッチテキスト文書にはMicrosoft Wordを、.txtのようなプレーンテキスト文書にはWindowsメモ帳をお勧めします」と、9月1日付けの公式通知には書かれている。

メモ帳やワードの代替ソフトはサードパーティからたくさん出ているので、マイクロソフトのアドバイスに制限を感じる必要はない。

しかし、ほとんどのアプリはプレーンテキストか完全な機能を持つワープロのどちらかをターゲットにしており、ワードパッドがカバーする中間領域は比較的軽視されている。

マイクロソフトが2017年半ばのOSアップデートで「ウィンドウズ・ペイント」を非推奨にすると発表したとき、このアプリに対する支持の高さをすぐに認識した。

そこでマイクロソフトは心を入れ替え、ビットマップアプリをマイクロソフト・ストアに追加し、さらにモダナイズすることで、このアプリに命綱を与えることにした。どういうわけか、一般の人々がWordPadを同じように支持するとは思えない。

ソース:Videocardz.com – Saying Goodbye to WordPad: Windows’ Staple for 28 Years Gets the Chop

 

 

 

 

解説:

ワードパッドよ永遠に

私も再セットアップして環境を構築するまでの間で何度かワードパッドを使ったことがあります。

確かにほとんど使わないアプリであることは確かです。

Linuxで言うとAbiWord(アビーワード)のようなものですね。

AbiwordはOpenOfficeすら入れたくないという環境でよくプリインストールされている軽量ワープロです。

※ ちみなに表計算の軽量版はGnumeric(グニューメリック)です。

恐らく、ワードパットが削除されても気が付かない人が大半でしょう。

よく今まで生き残っていたなと言う感じです。

カムバックするなら3DワードパッドやAIワードパットになるのでしょうが、マイクロソフトは「変わりはメモ帳を使ってください」と言っているので恐らく今風になって帰ってくるのは無しなのでしょう。

 

余談ですが、私はテキストエディタはTerapadを使っています。

昔は秀丸エディタに課金していたのですが、コードを忘れてメールしたら、とっても迷惑そうな文面のメールで親切に教えてくださったので、それ以来罪悪感から秀丸エディタを見るのが軽いトラウマになってしまい、あまり使っていません。

Linuxだとviとかemacs、vimなのでしょうねえ。

viはグラフィカルログインできなくなったときに最低限度動くエディタとしてLinux使いなら使えなかったら話にならないエディタとされていますし、実際にそうです。

私が配布しているROCmのセットアップスクリプトの中に「99-modesetting.conf」と言うファイルがありますが、これが無いと環境によってはカーソルが消えて操作不能になります。

操作不能になったらどうなるかと言うとテキストモードでログインして対処するしかありません。

もちろん、ネットは閲覧できなくなりますのでスマホで情報検索して原因を探すしかありません。

その時に「vi」でファイルを作成することになります。

一番最初にこの現象にぶち当たった人はそうしたのでしょう。

初心者がこの現象にぶち当たったら対処は不可能でしょう。

私はテスト環境の他、普段使いのRyzenマシンとノートPC数台とスマホを持っていますので困ることはありませんが、世の中にこういう人は少数派でしょう。

今はスマホが普及しているのであまり困る人はいないと思いますが、ひと昔前なら完全に詰みですね。

私は複数の実機を持っていなかったころ、他にネットが閲覧できる環境が無かったのでターミナルエミュレーター用のブラウザ「Lynx」で情報が集められないか蛮勇を奮ったことがありましたが、とても使いにくいのでこういう無駄なあがきはしない方が時間が節約できます。

Windows使いのかたも「Lynx」は一度使ってみると面白いですよ。

軽くカルチャーショックを受けると思います。

私も「vi」を使いたくなかったので別環境で「99-modesetting.conf」ファイルを作成してから再インストールして入れ直しました。

「vi」は使えないことはないのですが、操作がおぼつかないので1個のファイルを作るのに1時間以上かかるかもしれません。(苦笑。

馴れると「vi」が一番早いと言っている人がいますが、正直に言うとイカレてると思います。

まあ、dosの「copy con」に比べると確かにかなりマシなのかもしれませんが・・・。

テキストエディタはトラブルが起きたときに真っ先に使うソフトナンバーワンですので様々な思い出を持っている人が多いと思います。

貴方のテキストエディタに関する(出来れば面白い)思い出を私のXアカウントに教えてもらえると嬉しいです。

昔は2ch(今の5ch)あたりで「ランレベル5の(でしかログインできない)ユーザーを俺は管理者として認めない」などと言われていたので、頑張って「vi」を使おうとしていた時期もありましたが、私の環境では単なるドM行為に過ぎないのでやめました。

 

 

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