NVIDIA RTX 4060 非Tiを3Dmarkでテスト
RTX 4060は来週発売。
NVIDIA RTX 4060は、すでに何人かのレビュアーによってテストされているが、6月28日の公式解禁までにその結果を共有することはできない。
幸運なことに、我々はRTX 4060がどのような位置づけにあるのかをよりよく理解するために、何人かのレビュアーからスコアを入手することができた。
RTX 4060は、AD107 GPUを搭載した初のデスクトップ・グラフィックス・カードだが、128ビットのメモリ・バスとPCIe Express 4.0 8xインターフェイスを搭載した初のモデルではないことを思い出してほしい。
これらはメモリ容量と相まって、最新のGPUを選ぶ際の決め手となるはずだ。
NVIDIAは、RTX 4060無印は1080pゲーム用に設計されていると述べているため、1440pモニターを使用しているゲーマーは、より多くのメモリとより大きなバスを備えた古いGPU(RTX 3060またはRX 6700 XT)を探すべきだろう。
また、RTX 4060と3060シリーズを比較する際に覚えておくべき重要なことがある。
NVIDIAは昨年、同じ名前の2番目のSKUを発売した。
RTX 3060 8GBのCUDAコア数は12GBモデルと同じだが、メモリ構成の変更により、バスが128ビットに制限された。
これはパフォーマンスに大きな影響を与える。
今回の比較では、12GBモデルと8GBモデルには顕著な差があることになる。
GeForce RTX 4060 vs. 3060 12GB vs. 3060 8GB
- Speed Way: +16.6% / +58.4%
- Port Royal: +17.2% / +30.7%
- TimeSpy:
- Performance: +30.3% / +55.3%
- Extreme: +32.7% / 61.1%
- FireStrike
- Performance: 19.8% / 38.0%
- Extreme: 23.4% / 41.8%
- Ultra: 19.4% / 50.0%
平均して、RTX 4060は3DMarkテストでRTX 3060 12GBより22.8%速く、8GBのAmpere SKUより47.9%速い。
4060を8GBの前モデルとだけ比較するのは妥当なところだが、NVIDIAは公式比較でオリジナルの12GB SKUを使用している。
しかし、マーケティングはDLSS3とFrame Generation技術の宣伝にシフトしており、このような比較は旧世代との関係では現実的な意味をなさない。
レビュアーは、テストに古い536.20ドライバ(現在の公式バージョンは536.23)を使用しています。
NVIDIAは、RTX 4060無印をサポートする新しいドライバを6月29日にリリースする予定である。
3DMark Performance
Speed Way (DX12 RT 1440p) |
Port Royal (DX12 RT 1440p) |
Time Spy (DX12 1440p) |
Time Spy Extreme (DX12 4K) |
Fire Strike (DX11 1080p) |
Fire Strike Extreme (DX11 1440p) |
Fire Strike Ultra (DX11 4K) |
|
GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
3153 (100%) | 8034 (100%) | 13448 (100%) | 6182 (100%) | 34636 (100%) | 15214 (100%) | 7201 (100%) |
GeForce RTX 3060 Ti |
2950 (94%) | 6966 (87%) | 11723 (87%) | 5722 (93%) | 29504 (85%) | 14377 (94%) | 7239 (101%) |
GeForce RTX 4060 |
2532 (80%) | 6023 (75%) | 11385 (85%) | 5435 (88%) | 26723 (77%) | 12879 (85%) | 6042 (84%) |
GeForce RTX 3060 12GB |
2171 (69%) | 5140 (64%) | 8732 (65%) | 4096 (66%) | 22298 (64%) | 10436 (69%) | 5059 (70%) |
GeForce RTX 3060 8GB |
1598 (51%) | 4608 (57%) | 7331 (55%) | 3374 (55%) | 19363 (56%) | 9082 (60%) | 4026 (56%) |
Radeon RX 7600 |
1963 (62%) | 5471 (68%) | 10859 (81%) | 5139 (83%) | 31514 (91%) | 14645 (96%) | 7242 (101%) |
Radeon RX 6650 XT |
1673 (53%) | 4729 (59%) | 10010 (74%) | 4562 (74%) | 29546 (85%) | 13552 (89%) | 6755 (94%) |
Radeon RX 6600 XT |
1652 (52%) | 4535 (56%) | 9694 (72%) | 4413 (71%) | 28702 (83%) | 13297 (87%) | 6617 (92%) |
Radeon RX 6600 |
1401 (44%) | 3800 (47%) | 8149 (61%) | 3713 (60%) | 23682 (68%) | 10967 (72%) | 5349 (74%) |
ソース:Videocardz.com – NVIDIA GeForce RTX 4060 is on average 23% faster than RTX 3060 12GB in 3DMark tests
解説:
RTX4060の3DMarkのスコアがリーク
RTX3060 12GBと比較すると平均+23%、RTX3060 8GBと比較すると平均+48%ほどになるようです。
3DMarkはベンチマークですから、総ての解像度でRTX3060 12GBよりRTx4060が勝っていますが、実際のゲームで4Kで比較すると負けるゲームなども出てくるかもしれません。
nVIDIAの解釈では最新のゲームはDLSS3に対応するため、ラスタライズ性能が微妙でも特に問題なく、旧作のゲームの4Kで負けてもプレイ人口がそこまで多くないこと、快適にプレイできるから問題ないということなのでしょう。
確かに合理的な判断ですが、新製品のほうが設定によっては旧モデルに負ける可能性があるというのはユーザーとしては感情的には納得できないところです。
私はかなり生のラスタライズ性能にこだわっていますが、既に何らかのアップスケーラーを噛ませた数字で比較するのが標準と言うことなのでしょう。
この理論だと当然最新のDLSSに対応したRTX4000シリーズが一番有利になります。
ただ、旧作を中心にプレイしている人にとって微妙な製品ということになります。