Sapphire Radeon RX 6750XTに第3のバリエーションが登場
Sapphire、Navi 22ベースの新モデルを発売へ。
AMDのボードパートナーは、より多くのミッドレンジとハイエンドの選択肢を提供するために奮闘しているのです。
残念ながら、AMDはNavi 32 GPUの発売や、デスクトップ向けのRX 7800/7700シリーズの可能性について沈黙しています。
Sapphireのような企業は、RDNA2アーキテクチャに基づく新しいオプションなど、代替品を見つけるという課題に直面しています。
中国の小売プラットフォームでは、SapphireはまもなくRadeon RX 6750XTの第3のバリエーションを掲載する予定です。
報告によると、このモデルは「Overseas Edition」と呼ばれ、国際市場で実際にこのモデルを目にすることになるかもしれないことを示しています。
しかし、今のところ、中国のプラットフォームや小売業者のウェブサイトにも掲載されていませんが、今週末の618ショッピングフェスティバルの間に登場するはずです。
ITHomeによると、このカードは2623MHzのブーストクロックで出荷され、これはAMDリファレンススペックと比較して0.9%の小さな工場オーバークロックとなる。
1年前に発売されたNITRO SKUと同様に、デュアルBIOSスイッチと2つの電源コネクタを搭載しているようです。
PULSE RX 6750XT(下の写真はNITRO)には、この機能はありませんでした。
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ソース:Videocardz.com – Sapphire reveals new Radeon RX 6750XT graphics card with 3 fans
解説:
今になってRX6750XTの新モデル!?
この話を聞いて私が思ったのは「在庫が余っているというのは[AIBの作った在庫が積みあがっている]のではなく、AIBが生産する前のチップの在庫が積みあがっているのではないか?」と言うことです。
もっと正確に言うと、マイニング特需が終わってチップの生産を絞ったが、工場のリードタイム分の余剰生産が大量に出て、チップの在庫が大量に積みあがったということです。
これだと確かに新モデルを発売するわけにはいかないという状況にも納得が出来ます。
nVIDIAも状況は似たようなものなのかもしれません。
他のRDNA3モデルは発売できるのか?
こういった状況に直面していると考えるとRDNA3の他のモデルは発売出来るのかなと思います。
既に生産計画が走っているならば、チップの現物は存在しているということになります。
需要をはるかに超えるチップの在庫を解消できるのはいつになるのでしょうか?
まあ、マイニング特需の時は全く市場に流れてこなかったり、発売前のモデルが中古で流れてきた莉したわけです。
マイニング企業は倒産し、大量の中古GPUがオークションにかけられたニュースが以前出ましたが、、「これではゲーミング向けとして手に入らなかったはずだ」と思いました。
この需要に応えるために大量生産していたのだとすれば、余るのも納得です。
これに関しては私は以前から言っている通り「ゲーマーは在庫を投げ捨てる都合の良いゴミ箱ではない」と思っています。
価格に納得できなければ買うのは止めた方が良いです。
RDNA2とRDNA3の最大の違いはGeforceがTuringからAmpereになったときのように、ゲーム性能に比べて演算性能が高くなり、AI/MLやその他のクリエイター用途に強くなっている点です。
ゲームをやる人にとってはあまり関係ありませんが、その他の用途に使う方にとっては大きな違いが生まれる可能性がありますので、損をしないように選択してほしいですね。