NVIDIA RTX 4060の発売日が6月29日に決定、ファーストレビューは1日早く公開
リークされたエンバーゴ情報により、RTX 4060 非Tiの6月発売が確定。
GeForce RTX 4060シリーズの完全なエンバーゴの詳細がMEGAsizeGPUによってリークされました。
これは弊社も所持している本物の資料であることが確認できます。
この表によると、RTX 4060無印は6月29日に発売されることになっており、NVIDIAが当初伝えていた時期(7月)よりも早い。
新しいSKUは、本日6月12日にチャネル(ボードパートナー/OEM/インテグレーター)への出荷が開始されます。
禁輸データの一部は、ソースを保護するためか、ピクセル化されていますが、欠けている重要なイベントを共有します:
- 6月9日 AICプレス&インフルエンサー・シーディングリストの提出
- 6月12日 チャネルへの船積み/NDAチャネル禁輸措置
- 6月21日 AICプレス&インフルエンサーシード
- 6月28日 希望小売価格モデルレビュー
- 6月29日:MSRP以外のモデルのレビューとオンシェルフ(発売)
この文書で注目すべきは、NVIDIAが再びレビューの禁止をMSRPと非MSRPのカードに分割することを確認していることです。
このようなレビュースケジュールは、今後も続くと予想されます。
興味深いことに、この禁輸文書にも記載されているGeForce RTX 4060 Ti 16GBモデルは、まだ発売日が決まっていませんが、このカードは7月の発売を予定しているとのことです。
RTX 4060 non-Tiは、3072個のCUDAコアを搭載したAD107-300 GPUと、128ビットインターフェースにまたがる8GB GDDR6メモリが組み合わされているのが特徴です。
また、このカードは、RTX 4060 Tiカード(18Gbps)と比較して、より遅いメモリモジュール(17Gbps)を搭載する予定です。
デスクトップのラインナップに加わるNVIDIAの最新のAda GPUは、これまでで最も遅いモデルにもなる。
NVIDIAによると、RTX 4060の価格は299ドル/329ユーロとなる。
NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ スペック情報
GeForce RTX 4060 Ti 16GB |
GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
GeForce RTX 4060 |
|
ボード/SKU | PG190 SKU 363 | PG190 SKU 361 | PG173 SKU 371 |
アーキテクチャー | Ada (TSMC 4N) | Ada (TSMC 4N) | Ada (TSMC 4N) |
GPU | AD106-351 | AD106-350 | AD107-400 |
CUDAコア数 | 4,352 | 4,352 | 3,072 |
ブースト クロック |
2.5 GHz | 2.5 GHz | 2.4 GHz |
メモリ容量 ・種類 |
16 GB G6 | 8 GB G6 | 8 GB G6 |
メモリ クロック |
18 Gbps | 18 Gbps | 17 Gbps |
メモリバス幅 | 128-bit | 128-bit | 128-bit |
メモリ帯域幅 | 288 GB/s | 288 GB/s | 272 GB/s |
TDP | 160W | 160W | 115W |
インターフェイス | PCIe Gen4 x8 | PCIe Gen4 x8 | PCIe Gen4 x8 |
希望小売価格 | $499/€549 | $399/€439 | $299/€329 |
発売時期 | 2023/7 | 2023/05/24 | 2023/7→ 2023/6/29 |
ソース:Videocardz.com – NVIDIA’s $299 GeForce RTX 4060 to launch on June 29th
解説:
RTX4060無印の発売日は2023/6/29
販売不振のRTX4060Tiの状況を受けて発売日が繰り上がったようです。
私が疑問なのは、RTX4060Tiの販売不振は価格だけの問題なのか?と言うことですね。
nVidiaは単に今回の販売不振を価格の問題ととらえている節があります。
価格の問題と言うのは要するに、「価格を下げてスペックを下げればもっと売れるのではないか?」と言うことです。
要するにコスパは変わらないということですね。
RTX4060無印の発売日を繰り上げるというのはそのように判断しているように見えます。
私は「価格が下がったらコスパが改善しなくても売れるのだろうか?」そう思っています。
私の考えは杞憂なのかもしれません。
それは出てみないとわからないです。
nVidiaの公式HPによるとRTX4060の日本価格は52,800円となります。
私が考える予想性能はRTX3060Tiとほぼ同じです。
RTX3060Tiの現在の販売価格は最安値で以下の通りです。
RTX4060無印よりも安いですから、コスパは改善していません。
恐らく、4Kでの性能はメモリ帯域を考えると落ちているかもしれません。
省電力性は改善されていると思いますが、DLSS3周りを除く性能が改善されないことをユーザーがどのように判断するかですね。
このような状況ですと、Ampereを持っているユーザーはRTX4000シリーズを一世代飛ばしてRTX5000で買い替えと言う判断をしてもおかしくは無いでしょう。
私の考えすぎなのか、それでもRTX4060Tiに続いて販売不振になってしまうのか、RTX4060がユーザーに受け入れられるのかどうか注目しています。