RTX 4090 Tiの準備はOK?MSI、次期ハイエンドグラフィックスカードのための巨大な冷却システムを展示
台湾の会社は、さらに強力なグラフィックスプロセッシングユニットの装着を目指している。
MSIはComputexでバイメタルフィンアレイ、3Dベーパーチャンバー、統合AIOクーラーの3つの冷却ソリューションコンセプトを発表した。
最初のデザイン(上図)は、銅とアルミのフィンを混ぜて、同じ冷却面積で放熱量を増やすというアイデアです。
銅とアルミの熱伝導率の違いを利用した技術です。このプロトタイプクーラーは、現在のところ特定のGPUモデルへの搭載は予定されていない。
ただし、デモカードはRTX 4090 SUPRIM X(PCBとI/Oブラケットが同じ)であることから、後にRTX 4090 Tiにこのようなクーラーが採用される可能性があると思われる。
また、同社はDynaVC技術を公開しており、これは基本的に折り畳み式ヒートパイプを備えたベーパーチャンバーである。
このデザインは、ベーパーチャンバーとヒートパイプをはんだ付けする問題を排除し、その過程で熱伝導率と熱伝達を向上させます。
Computexで公開された3つ目の最後のコンセプトデザインは、FusionChillクーラーです。
このコンセプトは、AcerのPredatorのデザインに似ていて、GPUにAIO(All-In-One)液体クーラーを統合しています。
MSIのコンセプトは、チューブがまだデザインに残っている、ややエレガントさに欠けるソリューションです。
それでも、同社はベースに銅製フィンを追加するイノベーションを提案しており、プレートを介して直接冷却効率をさらに向上させることができる。
MSIは、このタイプの冷却設計は、標準的な240mm設計よりも10%大きなラジエーターを持ち、15%より多くの水量に適合することを確認しています。
明らかに、唯一の現実的な問題は、このクーラーの厚さでしょう。
ソース:Videocardz.com – MSI showcases 4-slot thick ‘next-gen’ coolers for upcoming high-end GPUs
解説:
遂に時代はここまで来たか、MSIが4スロットのGPUクーラーを搭載したモデルを展示
Computexの会場で取付スロット三スロット、クーラーの飛び出た部分を入れると4スロットを占有する巨大なGPUクーラーを展示しているようです。
MiniITXマザーで4スロットGPUを使うとMicroATXと同じだけのサイズを占有してしまうので、4スロットGPUと言うのは実にMiniPC泣かせな仕様です。
今後はRTX4090のようなハイエンドモデルは4スロットが標準になると思いますので、Mini-ITXで最高性能と言うのは存在しなくなると思います。
それか、MicroATXと同じサイズになることを受け入れるかです。
しかし、一般のATXマザーでも4スロット使うとろくに拡張できなくなるので、もうGPU以外は何も拡張スロットにつけられなくなる時代になったと考えても差し支えないんじゃないかなと思います。
メーカーもそう考えているのでしょうね。
今後はその他のデバイスはUSB4で拡張するのが当たり前になるのですかねえ。
凄い時代になりました。