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Intel Arc A750 8GB Limited Editionが199ドルで販売

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インテルArc A750が199ドルに値下がり

NVIDIAとAMDが手頃な価格のGPUを発売するのと同じように、IntelもA750 GPUの価格を下げる機会を得たと見ています。

Arc A750 Limited Editionは、カットダウンしたACM-G10 GPUを搭載したインテルのリファレンスデザインです。

このデスクトップ用グラフィックスカードは、Intelが現在提供しているArc Alchemistモデルの中で3番目に優れたモデルです。

同社は、自社のGPUがGeForce RTX 3060などの競合GPUよりも優れていると主張するために、多くのマーケティング努力を費やしています。Intelは、RTX SKUはより遅く、金額に対してより悪い性能を提供すると言っています。

思い起こせば、A750は昨年10月に289ドルで発売されたが、同社はつい数カ月前に249ドルへの値下げを決定した。

しかし、この価格さえも現実のものとなり、ゲーマーはこのGPUを199ドルで入手できるようになりました。

これは、200ドルを下回る最初のArc A7カードです。

NeweggのIntel公式ストアは現在、このカードを50ドルの割引後、199.99ドルで掲載しています。

Intelが公式チャンネルでこの取引を伝えていないため、これが恒久的な変更であるかどうかは不明です。

さらに、A750 GPUだけが割引されており、A770 16GBとA750 8GBは、疑問の残る329ドル/349ドルの価格水準に留まっています。

はっきりわかるのは、今週発売されるNVIDIA RTX 4060 TiとAMD RX 7600にIntelが積極的に対応していることだが、Intelが心配しているのはむしろ後者のGPUのほうだろう。

RTX 4060 Tiは2倍の価格であり、レビュアーからはむしろ否定的な反応が出ている。

一方、RX 7600は269ドルで発売されるとされているが、これはまだAMDによって確認されていない。

一部のレビュアーがA750をテストに加え、各GPUのワットあたりの性能を比較することを期待します。

Intel デスクトップARC Alchemistシリーズの仕様

Arc A770 16GB Arc A770 8GB Arc A750
GPU ACM-G10 ACM-G10 ACM-G10
Xeコア数 32 32 28
XMX
エンジン数
512 512 448
FP32コア数 4096 4096 3584
GPUクロック  2100 MHz  2100 MHz  2050 MHz
メモリ容量
・種類
 16GB GDDR6  8GB GDDR6  8GB GDDR6
メモリバス幅  256-bit  256-bit  256-bit
メモリクロック  17.5 Gbps  16.0 Gbps  16.0 Gbps
メモリ帯域幅  560 GB/s  512 GB/s  512 GB/s
TBP  225W  225W  225W
希望小売価格
/ 現在価格
$349 $329 $289 → $199
発売時期 2022/10 2022/10

ソース:Videocardz.com – Intel Arc A750 8GB Limited Edition is now available for just $199

 

 

 

解説:

A750が199ドルに値下げ。

もう赤字か原価レベルなのではないかと思うほど安売りしています。

既にAda lovelaceやRDNA3の同クラスの次世代製品が出ていますので、安売りしなければ競争力が無いのだと思いますが、なかなか悲惨な状況になっています。

Battlemageは2024年に投入されるとのことですから、それまでは周回遅れのAlchmistで戦っていくことになりますが、世代が一つ進むと全く勝負になりませんから、かなり厳しい状況でしょう。

2024年になれば、また新世代の製品が投入されますから、その点で見ても厳しいでしょう。

intelの次世代、Battlemageも2024年となっていますが、RTX5000シリーズはnvidia史上最大の性能アップになると言われていますので、当初の20480演算ユニットから半分の10240にトーンダウンしたBattlemageではちょっと荷が重いのではないかと思います。

下手をするとRTX5000シリーズはAMDもIntelに対しても高価格を肯定してしまえるような圧倒的な差が付いてもおかしくはないなと私は考えています。

そうなるとGPUの世界ではゲームセットとなります。

今世代ではRTX4080がRX7900XTXと同じレベルでしたが、RTX5000シリーズ世代ではRTX5070/Tiと最上位モデルが同程度の性能になる可能性もあるのかなと思っています。

RDNA4はどうなるのかわかりませんけど、TSMC3nmはIntelがCPUでガッチリ押えている上、nVidiaも使うのでしょう。

AMDはZen5がTSMC4nmとのうわさがあり、当初ハイブリッドとされていたものが、単一種のコアと言う噂が出てきています。

果たしてRDNA4(?)がTSMC3nmを採用できるのかどうかはちょっと不明なのかなと思っています。

同様に、intelのGPUは今が一番苦しい時なのかもしれませんが、ここで少し無理しないと次世代でnVidia製品に駆逐されてしまう可能性もあるのかなと思います。

 

 

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