AMD、Ryzen 3000Gシリーズの生産再開を報告

AMDはもっとローエンドAPUを必要としている

AMDは、低価格帯の「Ryzen 3000G」シリーズの生産を再開する。

ローエンドのRyzen 3000Gシリーズの生産を再開すると言われています。

Board Channelsのレポートによると、AMDは30KものCPUを製造し、B450Mシリーズのような安価なマザーボードと一緒に販売する計画であると主張している。

このレポートでは、2019年に発売されたのと同じSKUなのか、それともハードウェアをアップデートしたものなのかは述べられていない。

AMDはRyzen 3000Gをクアッドコア3400Gとクアッドコア3200Gの2モデルしかリリースしていなかった。

後者はSMTをサポートしていなかった（そのため、4スレッドしか利用できなかった）。

Zen+ 12nmノードを搭載したAMD Picassoチップを見ているように、基礎となるアーキテクチャは今日の基準では古く見えるかもしれません。

3000Gシリーズは、ブーストクロックが最大4.2GHz、グラフィックスが最大Radeon RX Vega 11となる。

CPUは4コアと6コアのIntel第9世代コアCPU（それぞれi5-9400とi3-9100）を公式にターゲットにしていた。

Neweggで確認したところ、Ryzen 3400Gの現在の小売価格は約127ドルで、3200Gはまだ99ドルで販売されています。

Ryzen 5 5600Gが現在140ドルで入手可能であることを考えると、これは良い価格とは言えません。

過去4年間、AMDはRyzen 4000Gと5000Gシリーズを発売したが、DIYでの発売は率直に言って、どこもかしこもバラバラだった。

次世代Ryzen Gシリーズでは、AMDからもっと注目され、DIYビルダーの選択肢が増えることを期待したい。

AMD Ryzen Gシリーズ仕様

ソース：Videocardz.com – AMD reportedly resumes production of Ryzen 3000G series

解説：

今更Picassoが復活

えっ！と思ったので調べてみました。

Ryzen 5 3400GとRyzen 3 3200GはWindows11対応です。

マイクロソフトがサポートしてくれるため、特にAMDが労力をかける必要はありません。

しかし、個人的にはダイサイズ156mm2のRenoirや6nm製造のRembrandtなどがありますので、今更12nmのPicassoが復活と言うことに驚きを禁じえませんでした。

Picassoのダイサイズは209mm2ですが、12nmってことで安く製造できるんですかねえ。

昔、12nmでZen2のAPUを安く製造・販売するMonet(モネ)と言う製品が計画されているという噂がありましたが、結局販売されることはありませんでした。

そして、ここにきてPicassoの復活と言うのは驚きです。

まあ、全く一から新しいものを作りよりは昔あったものを復活させる方が安く販売できるのかもしれませんが、今更Picassoかあ・・・と思わないでもないです。

クロックは一応ブーストクロックがどちらも4GHz以上で回りますが、この時代にZen+の4コアはいかにも苦しそうな感じがします。

まあ、それがローエンドなのかもしれません。