インテル社員がBattlemage/Celestialプロセスノードを示唆
インテル社員のLinkedInのプロフィールは、噂の宝庫です。
開発チームが他のプロジェクトに移ると、社員は自分のポートフォリオに新しい製品を追加し、多くの場合、他の人には秘密であるはずの製品の概要を知ることができます。
こうして私たちは、発表前の新製品を知ることができるのです。
しかし、そのようなプロファイルを見つけるのは面倒な仕事です。
幸運なことに、Gamma0burstは、Intel、AMD、Qualcommの従業員のプロフィールの多くを調べる時間を見つけ、いくつかの興味深い詳細を発見しました。
Intelの社員は、自分が携わっている製品の名前をいつも挙げるわけではありませんが、次世代アーキテクチャがどのようなプロセスで使われるのか、ちょっとしたヒントを与えてくれるかもしれません。
今回のケースでは、一部のIntelエンジニアが3nmと4nmのディスクリートGPUに取り組んでいたことが判明しました。
これは、5nm、3nm GPUダイ、3nmグラフィックスIPを記載した別のプロファイルによって裏付けられている
。5nmプロセスはすでにArc Alchemist GPUに使用されており、次に来るのはBattlemageとCelestialかもしれません。
昨年、IntelはGPU ASICチームが次世代GPUシリーズに完全に集中することを確認しました。
Battlemageが来年デビューする見込みであることから、そのプロセスはまもなく新たな検証段階に入るはずです。
Battlemage(Xe2)とCelestial(Xe3)の両アーキテクチャは、次世代クライアントCPUのGPUブロックとしても登場するはずで、プロファイルの1つが3nmグラフィックスIPについて言及しているのは、このためかもしれない。
インテル ARC グラフィックスロードマップ
Intel ARC “Alchemist” |
Intel ARC “Battlemage” |
Intel ARC “Celestial” |
Intel ARC “Druid” |
Intel ARC “E_” |
|
GPUファミリー | ACM | BMG | 不明 | 不明 | 不明 |
GPU マイクロ アーキテクチャー |
Xᵉ HPG | Xᵉ² HPG | Xᵉ³ HPG | Xᵉ Next Architecture |
不明 |
製造プロセス | TSMC N6 | TSMC N4 (?) | TSMC N3 (?) | 不明 | 不明 |
発売時期 | 2022 | 2024 | 2025? | 2026? | 不明 |
解説:
Battlemage=TSMC N4
Celestial=TSMC N3
となるようです。
個人的にはBattlemageが今年後半に出るのかなと思っていたところ、来年と言うのがショックです。
これだと1年前後現行のAlchemistで戦っていかなくてはいけないわけで、あまりに厳しいですね。
追いつき、追い越せするならば、大幅な赤字覚悟で3世代くらいは1年更新しないと追いつくことも難しいでしょう。
今のところARCは存在感を示せていません。
XeSSに関しても肝心のARCがアレですから、話題に上っていませんし、今のRadeonの位置に上るのもかなり遠い道のりなのかなと感じます。
Battlemageが出るまではAlchemistは完全に死に体になっているでしょう。(今でも死に体になっているという説もある)
また、BattlemageがAlchemistの2年後なのに対して、CelestialはBattlemageの1年後になっています。
こちらもかなり甘い見積もりで進行しているのではないかと言う気がしないでもないです。
理由は現実的なスケジュールで動いている次世代アーキテクチャーは現行製品の発売から2年後で、さほど現実的になってない3世代目の製品のスケジュールの見積もりが甘いままになっているのではないかと感じるからです。
確かに、Celestialまで行くと作り馴れてきたから1年で発売は可能なのかもしれません。
しかし、Alchemist発売まで、発売後の紆余曲折を考えるとそう簡単にはいかないのではないかと思います。