2023 GPD Win MaxにRDNA3グラフィックス搭載のAMD Phoenix APUが搭載されます。
GPDは、AMDの最新の低消費電力APUを新型ゲーム機に搭載するかもしれない、というのだ。
GeekbenchとBapcoのウェブサイトで、コードネーム “GPD G1619-04 “の製品のベンチマーク結果を見ることができるようになりました。
この製品名は、AMD Ryzen 7 6800U APUを搭載したGPD Win Max 2ゲーム機で既に使用されています。
この15Wの前世代プロセッサは、Zen3+とRDNA2アーキテクチャをベースにしており、古いRyzenシリーズと比較して性能が大幅に向上している。
新たなリーク情報によると、アップデートされたコンソールには、さらに強力なAPUが搭載されるかもしれません。
Ryzen 7 7840Uは、8個のZen4コアとRDNA3アーキテクチャによる最大12個のGPU Compute Unitを搭載した低消費電力のPhoenixプロセッサです:
新しいGPD Win Maxは、16GBのLPDDR5X-7500メモリと1080pのスクリーンを搭載することになります。
しかし、それ以上の詳細は不明である。どちらの結果も2週間の間にアップロードされたもので、現在、内部で活発にテストが行われていることを意味する。
なお、Geekbenchベンチマーク自体は正しくパスされておらず、無効となっている。
しかし、要は新しい携帯ゲーム機にPhoenix APUが搭載されるということだ。
これまでのところ、ASUSだけが、まだ最も強力なAMDカスタムチップを搭載したゲーム機を開発すると確認しており、Phoenixの亜種である可能性が最も高い。
AMD RYZEN 7040 Phoenixシリーズ
コア数/ スレッド数 |
ベース/ブースト クロック |
GPUクロック | GPU | TDP | |
Ryzen 9 7940H(S) |
8C/16T | 4.0/5.2 GHz | 2.8 GHz | R780M (12CU) |
35-54W |
Ryzen 7 7840H(S) |
8C/16T | 3.8/5.1 GHz | 2.7 GHz | R780M (12CU) |
35-54W |
Ryzen 5 7640H(S) |
6C/12T | 4.3/5.0 GHz | 2.6 GHz | R760M (8CU) |
35-54W |
Ryzen 7 7840U |
8C/16T | 3.3/(?) GHz | 不明 | R780M (12CU) |
15-28W |
Ryzen 5 7640U |
6C/12T | 3.5/4.9 GHz | 不明 | R760M (8CU) |
15-28W |
Ryzen 5 7540U |
6C/12T | 不明 | 不明 | R740M (6CU ?) |
15-28W |
ソース:Videocardz.com – AMD Ryzen 7 7840U Phoenix APU to power the next-gen GPD Win Max gaming console
解説:
早速Phoenixを搭載したゲームモバイルの情報が登場
先日ASUSがハイエンドの携帯ゲーム機の情報を公開し、そこにPhoenixが搭載差ていたわけですが、キーボード付きの小型モバイルGPDシリーズにも搭載されるようですね。
何回も触れていますが、モバイルではどんなに強力な性能を誇っていても大型筐体の製品とは性能が変わってくる可能性があります。
よってASUSの携帯ゲーミングPCやGPDもPhoenixの性能を生かせないかもしれませんね。
私が先日買って直したジャンクのノートPCもピュアモバイルですがCore i7-8550Uを搭載していました。
普通Cinebench R15のマルチで8550U搭載ノートPCは600弱のスコアですが、私のノートは486前後でした。
これはモバイルだから排熱性能が弱いということなのでしょうね。
今のデスクトップからすると普通に遅いです。
こうした超小型のゲーム向け携帯PCにはあまり性能に過剰な期待は抱かない方が良いと思います。