さらなるDDR5マザーボード
H610シリーズは、一般的にハイエンドのIntel CPUと組み合わせない、予算重視のシステムを対象としています。
さらにコストを下げるために、顧客はH610の多くの設計でサポートされているDDR4メモリ・テクノロジーを選択することもありました。
しかし、最も遅いDDR5キットの価格が過去1年間に急落したため、古い技術を徐々に廃止していく明確な動機があります。
インテルは、ユーザーがそれぞれB760とZ790チップセットを選択できるようになったため、B660とZ690マザーボード・シリーズの生産を縮小する予定だと報じられています。
ただし、この変更は、後継機のないH610シリーズには適用されない。
このため、ボードメーカーは現在、代わりにDDR5ベースのモデルをより多く作ることを選択していると、中国のサイトBoard Channelsが報じています。
DDR5-4800メモリの価格は現在91ドル(2x16GB)に達しており、昨年1月と比べると3倍も安くなっている。
これは大きな変化ですが、それでもそれぞれのDDR4-2666 2x16GBキットと比べるとかなり高い(~40%)です。
今、どの技術が正しい選択なのかわからない人のために、中国企業はすでにDDR4とDDR5の両方の規格をサポートする暫定的なソリューションを打ち出しています。
しかし、各モジュールに対応するDIMMスロットが1つしかないため、このボードで利用できるアップグレードパスはほとんどない。
ソース:Videocardz.com – Motherboard makers to launch more H610 designs with DDR5 memory support
解説:
ついに低価格帯向けDDR5マザーが登場する
H610のDDR5版が登場するとのことです。
H610なんてアウトオブ眼中、スーパー全く考慮の外なリッチメンはなんで今更H610?と思うかもしれません。
実はH710は存在しません。
出なかったのです。
そのため、既に型落ち世代になった600シリーズの中でも一番下のグレードのH610を引っ張りだしてきてDDR5化するのでしょう。
H610はGPUこそ形状x16、内部バスx16のPCIeスロットがありますが、NVMe対応のM.2スロットはチップセットからぶら下がっているGen3のみ(x4とx2)になります。
また、信じられないかもしれませんが、仕様としてM.2が付いて無い製品も存在しています。
ローエンドと言うのはこんなものです。
これでもK無しのCorei5/i7に最新のGeforceを付ければ立派にゲーミングPCだと思います。