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AMD AIBがRadeon RX 7900 XTのカスタム価格を廃止、メーカー希望小売価格を150米ドル下回る販売開始

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AMDのAIBパートナーであるVastarmorは、カスタム版Radeon RX 7900 XTの価格をMSRPより150 USドル引き下げた。

AMDのカスタムRadeon RX 7900 XT、中国での価格が希望小売価格を150米ドル下回る

VASTARMOR Starry Sky Radeon RX 7900 XTグラフィックスカードは、アジア太平洋市場向けに設計されたカスタムバリエーションです。

新しいRDNA 3ラインアップの一部であるカスタムグラフィックスカードは、Navi 31 XTグラフィックスコアを提供する。

このチップには84個のCompute Unitが搭載されており、これは5,376コアに相当する。

グラフィックスカードのクロック速度は2.0 GHzと、XTX版より約300 MHz低い。

このカードは、320ビットバスインターフェイスに20 GBのGDDR 6メモリ容量を搭載しています。

また、Infinity Cacheは80 MBで、上位モデルとは16 MBの差がある。

VASTARMORのAMD Radeon RX 7900 XTカスタムモデルグラフィックカード版は、メタリックバックプレート、強化ボディ、プレミアムPCBボードを採用している。

グラフィックカードは黒と赤で装飾され、スマートな起動と停止をサポートするトリプルファン冷却デザインを採用している。

また、赤、青、黄色の光でRGB呼吸効果をもたらすことも報告されている。

VASTARMORモデルは、AMDのオリジナルモデルと同じ演算ユニットを共有し、20 GBのGDDR 6グラフィックスメモリ、320ビット幅のバスインターフェース、20 Gbpsを超えるメモリ速度を備えている。

最大帯域幅は800 GB/sにアクセスすると予想されます。VASTARMOR RX 7900 XTはAMDモデルと同様に、デュアル8ピン電源コネクタを備えています。

これは、ライバルAMDの2倍のピンを持つNVIDIAの電源コネクタとは大きく異なる。

モデルのTBPは355 Wで、前世代よりも増加している。VASTARMOR RX 7900 XTは、4 K UHD、HDMI、PCIe 4.0接続にも対応している。

※ 画像をクリックすると別Window・タブで開きます。

 

中国のオンライン小売業者であるJD.comは、20 GBのGDDR 6メモリを搭載したVASTARMOR AMD Radeon RX 7900 XT GPU Starry Sky Editionを6399人民元で販売しているが、これは中国の公式MSRPである7399人民元よりも1000人民元低いので、価格面では150米ドルのアメリカでの値下げとなる。

これはアジアのPC市場に限定されているようで、中古として販売されるか、中古またはサードパーティの販売業者がオンラインで販売しない限り、米国の小売業者は販売しない可能性が高い。

VASTARMORの他のグラフィックカードについては、同社の 「自社運営」 のJingdongページを参照のこと。

ソース:wccftech – AMD AIB Drops Custom Radeon RX 7900 XT Pricing, Now Available For $150 US Below MSRP

 

 

 

解説:

なかなか苦しい展開、RX7900XTが中国で約150ドル以上の値下げ

RTX4000シリーズの価格を見ても感じましたが、日本ではRTX4090以外の上位モデルの取り扱いはほとんどなくなるかもしれませんね。

Ada Lovelace世代からかなり値上がりし、RTX4080もRTX4070Tiもかなり不人気になっています。

どうせお金を出すならRTX4090と言う層はかなり多く、22万とか15万という金額を出すくらいなら、RTX4070やRTX4060を待つという人が多いように感じます。

RX7900XTの発売時日本最低価格が156,800円ですから、150ドルと言うと13万円強程度で売っているということになります。

マイニング需要が終わり、RTX4000シリーズへの価格下落圧力もかなり強くなっていますが、Intelと言う第三極が現れた現在、一番価格下落圧力にさらされているのはAMDなのかもしれません。

現時点ではARC A700シリーズはGPUのトップ争いには参戦出来ない状態ですが、Bシリーズからは血みどろの価格競争になるかもしれません。

今回の話を聞いて、そのような予感がしました。

RX7900XTは世界的にみるとかなり売れたようですので、AMDはnVidiaの相当モデルが出る前により安価な価格で相当するモデルを発売してさっと売ってしまった方が良いのではないですかね。

特に今世代のnVidiaローエンドモデルは全く価格競争力がありませんので、RX7600系列なり、RX7500系列を安価で出せば、そこそこシェアを伸ばせる気がします。

 

 

 

 

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