クアルコムは、Snapdragon 8 Gen 2に多額の改善を導入し、その特徴はSnapdragon 8 Gen 3で強化されると予想されます。
現在、Cortex-X4のクロック速度に関するいくつかの情報が得られており、Cortex-X3と比較してまともな性能向上となっている。
Snapdragon 8 Gen 3で動作するCortex-X4のクロックは3.70GHzになる可能性がある。
Snapdragon 8 Gen 2の性能飛躍の最大の理由の1つは、クアルコムが異なるCPUクラスタに切り替えたことです。
1つのCortex-X3コアにこだわったものの、パフォーマンスコアを4つに増やし、効率コアを3つに減らしたのです。
RGcloudSによると、Snapdragon 8 Gen 3でもその構成は変わらないが、Cortex-X4は3.70GHzで動作する見込みである。
これは、Snapdragon 8 Gen 2のCortex-X3の周波数3.20GHzと比較して、15%のクロックスピード向上となる。
ただし、Galaxy向けのSnapdragon 8 Gen 3が同じ3.70GHzのクロック速度で動作するのか、それともクアルコムとサムスンがGalaxy S24ファミリーに何か異なる計画を立てているのかは不明です。
また、マルチコア性能に大きく貢献する、残りの7つのコアの速度も考慮に入れていません。
https://twitter.com/RGcloudS/status/1631790014437924865?ref_src=twsrc%5Etfw
TwitterでRGcloudSは、Galaxy用のSnapdragon 8 Gen 3が、少なくとも紙の上ではA17 Bionicに勝つと確信しています。
しかし、以前、彼は、クアルコムの次期フラッグシップSoCは、あらゆるスマートフォン用SoCで最高のシングルコア性能を記録する可能性があり、それは事実上A17 Bionicに勝つことを意味すると述べています。
Snapdragon 8 Gen 3の以前のエンジニアリング・サンプルがリークされ、A16 Bionicから王座を奪うパフォーマンスを発揮していましたが、実際の結果は大きく異なる可能性が高いため、期待することは山ほどありますが、多くのことが変化する可能性があります。
A17 Bionicが頂点に立つと予想される分野の1つは、効率です。AppleがTSMCの3nmの供給を確保したため、QualcommはおそらくSnapdragon 8 Gen 2の量産に使用したのと同じプロセスである4nmにこだわるでしょう。
Cortex-X4のクロックを3.70GHzに上げると、Snapdragon 8 Gen 3の消費電力が大幅に上がり、バッテリー駆動時間の短縮や温度上昇につながる可能性があります。
クアルコムがどのように回避策を用意するつもりなのかは、時間が経ってみないとわかりませんが、いつものように、その情報を読者の皆様と喜んで共有させていただきます。
解説:
Snapdragon 8 Gen3の噂が聞こえてきています。
Gen1、Gen2と爆熱で失敗作と言われてきましたが、Gen3ではAppleに迫るのではと言われているようですね。
昔はパフォーマンスでx86が負けることはよほどのことが無い限りなかったのですが、もう今のARMは数世代前のノートPCより速くなっています。
その進化はとどまるところを知りません。
しかし、性能が上がっていけば今度は熱が厳しくなるのはARMの世界も同様で、熱とバッテリーの持ちが劇的に悪化しているようです。
結局は1W当たりの演算性能を劇的に改善するにはプロセスの進化が必須と言うことです。
優れた設計であってもプロセスが古いと効率が上がらないのは某pressCoveが証明してくれました。