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NVIDIA GeForce RTX 4070 無印は2475MHzブースト、OCモデルは2.5GHz以上のクロックで搭載。

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NVIDIA GeForce RTX 4070が各種検証ソフトで回っているようで、数モデルのクロックが確認されています。

NVIDIAのGeForce RTX 4070グラフィックスカードはリファレンス2475MHz&OCブースト2500MHz超のクロック、との報道があった。

NVIDIAは、まだGeForce RTX 4070 無印グラフィックスカードをリリースしていない(既存のRTX 4070 Tiと間違えてはいけない)。

このカードは、チームグリーンによる次のメジャーリリースになると予想されている&いくつかのメーカーはすでに初期のボードをテストし始めているようだ。

GPUデータベースを管理しているTechPowerUPのMatthew Smith氏によると、いくつかのバリエーションについてクロック速度が確認されたようです。

https://twitter.com/T4CFantasy/status/1620145419329368064?ref_src=twsrc%5Etfw

Matthew氏によると、ColorfulはGPU-zソフトウェアを使用して2つのNVIDIA GeForce RTX 4070グラフィックスカードを検証したとのことです。

1枚目はリファレンスデザイン、2枚目は「RTX 4070 iGame Ultra W OC」である。リファレンスモデルはベースクロック1920MHz、ブーストクロック2475MHzで、カスタムモデルはブーストクロック2505MHzとなっている。

カスタムモデルはリファレンスモデルより30MHz高いクロックとなっており、RTX 3070 Tiのベースクロックとブーストクロックに対してそれぞれ390MHz/135MHzの差がある。

※ RTX3070Tiのリファレンスモデルのブーストクロックは1770MHzでRTX4070がRTX3070Tiに対してブーストクロックがたったの135MHzしか差がないというのは間違いだと思います。

クロック速度に関してはかなりの差だが、無印のGeForce RTX 4070がRTX 4070 Tiに対して低品質のシリコンを使っていることからも明らかだろう。

どちらのカードも、AD104 GPUシリコンをベースにしている。

以前のリークでは、NVIDIAのGeForce RTX 4070が5888個のCUDAコアをロックし、21Gbpsでクロックされた12GB GDDR6X VRAMを搭載することを示唆していました。

また、このグラフィックスカードが非常にコンパクトに設計されているPG141 SKU 345/343 PCBレイアウトを利用することを指摘しています。

約2.5GHzのクロックをベースに、GPUは最終的に約30TFLOPsの演算能力を持ち、これはRTX 3070より50%高く、4070 Tiグラフィックスカードより25%低くなるとのこと。

最終的な性能は、RTX 3070 Tiとほぼ同じになりそうですが、しばらく様子を見る必要がありそうです。

※ こちらも間違いだと思います。解説で私の見解を書いておきます。

NVIDIA Full AD104 GPUブロックダイアグラム:

NVIDIA GeForce RTX 4070グラフィックスカードは、2023年下半期に599ドル~699ドル程度の価格で発売されると予想しています。

※ 原文では「launch in the 2H of 2023」となっていますが、2023年Q2(4-6月)の間違いだと思われます。

詳細な情報が入り次第、随時更新していく予定です。

NVIDIA GeForce RTX 4000シリーズ グラフィックスカードのラインナップ(噂):

グラフィック
カード
GPU PCBモデル SMユニット
数 / コア数
メモリ容量
/ バス幅
メモリクロック
/ 帯域幅
TBP 補助電源
コネクタ
発売日
NVIDIA Titan A /
GeForce RTX 4000?
AD102-450? 不明 144 / 18432? 48 GB / 384-bit 24 Gbps / 1.15 TB/s ~800W 16-pin x2 不明
NVIDIA GeForce
RTX 4090 Ti
AD102-350? 不明 144 / 18432? 24 GB / 384-bit 24 Gbps / 1.15 TB/s ~600W 16-pin x1 不明
NVIDIA GeForce
RTX 4090
AD102-300 PG136 128 / 16384 24 GB / 384-bit 21 Gbps / 1.00 TB/s 450W 16-pin x1 2022Q4
NVIDIA GeForce
RTX 4080
AD103-301/300 PG139 SKU 360 76 / 9728 16 GB / 256-bit 23 Gbps / 716.8 GB/s 320W 16-pin x1 2022Q4
NVIDIA GeForce
RTX 4070 Ti
AD104-400 PG141 SKU 331 60 / 7680 12 GB / 192-bit 21 Gbps / 504.0 GB/s 285W 16-pin x1 2023Q1
NVIDIA GeForce
RTX 4070
AD104-251/250 PG141-SKU 345/343 46 / 5888 12 GB / 192-bit 21 Gbps / 504.0 GB/s 200W 16-pin x1 2023Q2?
NVIDIA GeForce
RTX 4060 Ti
AD106-350 PG190 SKU *** 34 / 4352 8 GB / 128-but 18 Gbps / 288.0 GB/s 160W 16-pin x1 2023Q2?
NVIDIA GeForce
RTX 4060
AD106-300 不明 不明 不明 不明 ~150W 16-pin x1 2023Q3?
NVIDIA GeForce
RTX 4050
AD107? 不明 不明 不明 不明 ~100W 不明 2023Q3?

ソース:wccftech – NVIDIA GeForce RTX 4070 Non-Ti Features 2475 MHz Boost, OC Variants At 2.5 GHz+ Clocks

 

 

 

 

解説:

RTX4070の噂が聞こえてきました。

既に先行して配布されていると思われるモデルから各種の検証ソフトでの結果がリークされているようです。

それによるとリファレンス2475MHz&OCブースト2500MHz超となるようです。

既に発売されているRTX4070Tiより若干クロックは落ちるようですね。

TDPが200Wと85Wも落ちるので当然かもしれません。

200WだとITX用の全長200mmm以下のモデルも出るはずです。

CUDAコアはRTX3070と同じ数で5888です。

性能はRTX3070Tiと同程度とされています。

価格は私の予想では、10-12万円程度だと思います。

これがどのくらい受け入れられるかですね。

Geforceの記事で毎回書いていますが、今回のAda Lovelaceはちょっと渋すぎると思います。

クロックはRTX3070が1700MHz台でしたが、RTX4070は2500MHz超とされていますのでそれなりに性能は強化される可能性は高いですけど、どうでしょうか。

元記事だとRTX3070Tiと同程度としていますが、私の計算ではRTX3080を少し下回る程度だと思います。

性能が明確に伸びなくなるのは前世代の同モデルより512CUDAも落ちるRTX4060Tiからです。

参考:RTX4070の3DMarkの仮想スコア

CUDA数 TimeSpy FireStrikeExtreme
RTX4070 5888 17399 20744
RTX4060Ti 4352 12838 15363
RTX3080 8704 17848 20994
RTX3070 5888 13896 16440
RTX3060Ti 4864 11887 14335
RTX3060 3584 8833 10252

上の表は私が計算で出したものです。

RTX4070のクロックがRTX4070Tiと同じであると仮定した場合のスコアです。

実際には100MHzほど低いと言われていますので、若干下がる可能性があります。

これを見ると、RTX4070はRTX3080とほぼ同じスコアと言うのが理解できると思います。

CUDAコア数はRTX3070と同じですが、L2増量とクロックの向上によって、性能がダイレクトに強化されるということになります。

このあたりまでは順当に性能が強化されていきますが、CUDAコア数が露骨に下がっていくRTX4060Tiからは性能の伸びがかなりヤバくなります。

 

 

 

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