Intelは、次期ドライバでArc Alchemist GPUのパフォーマンスを向上させる大規模なGPUアップデートに取り組んでいると伝えられています。
Intelのインサイダー情報によると、特にDirectX9を使用する古いゲームタイトルにおいて、グラフィックカードドライバの大幅なアップデートが行われる予定とのこと
PC Games Hardwareはここ数ヶ月、IntelのArcグラフィックカードドライバの状況に大きく注目しており、特にIntelがArc GPU用のソフトウェアに関して発売中にいくつかの問題に遭遇していたこともあって、その動向に注目していました。
しかし、DirectX9 APIを利用するゲームでの全体的なパフォーマンスを向上させる、Intelからのかなり重要なドライバアップデートがあったようです。
これは、DirectX12 APIやオープンソースのVulkan APIを利用するゲームに比べ、古いタイトルの最適化に時間がかかると報告されていたため、同社が議論していたポイントである。
IntelはArc GPUの初動にかけて問題に直面したため、NVIDIAやAMDと比較して販売が低迷した。
これは、後者2社が、ここ1年半で始めたばかりのIntelよりも、グラフィックスカード業界での経験が豊富であることが主な理由です。PC Games Hardwareは、Intelからの直接の情報なのか、他の組織からの情報なのかは不明だが、「情報通の筋」からの情報として、近々同社からグラフィックドライバの大幅なアップデートがあることを聞いている。
それでも、リリース時期に関しては何も明らかにされていない。
[…] 私たちが識者から聞いているように、Intel は現在、全面的にパフォーマンスを向上させることを目的とした主要なドライバの更新を準備しています – 明らかに、間違いなく存在するブレーキの 1 つが特定されて除去されました。
– PCゲーム ハードウェア、ラファエル・ヴォエッター
以下は、PC Games Hardwareが収集した現在のゲームリストで、APIの互換性、各ゲームのパフォーマンスに関するメモ、レイトレーシングの有無が記載されています。
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Halo Infiniteは非互換性の影響を最も受けており、”深刻なストリーミング/テクスチャ/LODの問題 “を示しています。
他のいくつかのタイトルはマイナーからミディアムレベルの問題を抱えていますが、このゲーム互換性リストはほんの一握りであることが励みになっています。
もし、IntelがDirectX9やDirectX11/12を使用する古いタイトルとの互換性をより開くための大規模なアップデートを受けることが事実であれば、Intelは2大GPU強者(AMDとNVIDIA)に対してより有利に立ち、将来的には彼らを上回ることができる可能性があります。
解説:
Intel グラフィックドライバの性能的な障害になっていた問題を解決したようですね。
性能が出ない問題を解決したようです。
こうした問題をきちんと解決していき、経験値を積んで問題のない製品が出せるようになっていくということです。
AMDもnVidiaも何の苦労もしないで今の状態になったわけではありません。
それをこれからかなり短期間で同じレベルまで上がっていくということです。
困難を極める道のりですが、Intelなら力業で解決も出来ると思いますので、今回のように問題なくクリアしていくと思います。
誤解の無いように言っておきますが、AMDもnVidiaも製品リリース時点のドライバと言うのは安定性や性能に問題があることがあります。
大きな問題にならないレベルに仕上げる術に長けているだけです。
特に初期のドライバは安定性を犠牲にして性能に振っている可能性は高いのではないかなと思います。
とにかく、他社製品との競争もありますから、ベンチマークで良い結果が出せないと話になりません。
IntelのARCはPassmarkのスコアが極端に低いですが、こちらもドライバの問題かPassmarkと言うあまりメジャーではないベンチマークに最適化してないかどちらかでしょう。
GPUなら2-3か月くらい経つと性能的にも安定性も上がってくるんじゃないかと思います。
今はもうマイニングが無いのでそのころになると製品も安定的に出回っていると思いますから、そのくらいがちょうど買い時ではないかと思います。
マザーボードだとUEFIが安定するのは2-3年後と言う可能性も高いです。
特にAMD製品は長いこと使えますし、対応CPUの追加がありますので、安定的に使えるUEFIがかなり後から出ることもあります。
Intel製品は世代交代が早いので安定するのも比較的早いです。