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AMD、Radeon RX 7900 XTX リファレンス GPU の RMA 要求に対応するための在庫がもうないらしい。

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AMDのRadeon RX 7900 XTXリファレンスグラフィックカードの在庫が、オーバーヒートしたカードのRMAリクエストに応えようとしているため、枯渇していると言われています。

AMD、オーバーヒートしたカードのRMAリクエストに応えるため、Radeon RX 7900 XTXリファレンスモデル・グラフィックスカードの在庫がもうない

Igors Labが報告した現在進行中のAMD Radeon RX 7900 XTXリファレンスグラフィックカードの問題についての3つ目のレポートです。

最新の情報によると、AMDは、MBA(Made by AMD)バージョンとして知られる純正Radeon RX 7900 XTXグラフィックス・カードの在庫を切らしているようです。

これらのグラフィックスカードには、オーバーヒートを引き起こすサーマルソリューション内の基本的な欠陥があり、それはすでにAMD自身によって確認されています。

様々なボードパートナーからの電子メールによると、Radeon RX 7900 XTXリファレンスグラフィックカードのRMAリクエストを行った購入者は、カードを交換してもらうまでに少なくとも2週間待つことになるそうだ。

全ての費用はAMDが負担するが、AMDはカードが不足しているため、通常よりも時間がかかる可能性があると述べている。

以下は、同社が顧客に送った2通の電子メールを機械翻訳したものである。(ソース: Igors Lab):

Eメール#1

(AMD) 拝啓、ご返信とファイルの送付ありがとうございました。返金または交換をご希望される場合は、その旨をお知らせください。なお、交換品の発送には2週間ほどかかる場合があります。返金をご希望される場合は、以下の点にご注意ください。AMDはカード返送用のラベルを提供しませんので、これらの費用はお客様ご自身でご負担ください。ご不明な点がありましたら、いつでもご連絡ください。AMDカスタマー・サービス

電子メール #2

親愛なるお客様
お待たせいたしました。
RX 7900 XTX の交換をご希望とのこと、承知いたしました。重要なことは、現在、弊社の倉庫に在庫がないため、お客様のカードを交換することができないことをお知らせすることです。在庫が補充され次第、手続きを開始いたしますが、現時点では、再入荷の予定日は未定です。返金をご希望の場合は、すぐに返金手続きを行い、返送用ラベルをお渡ししますので、カードを弊社倉庫にご返送ください。

RMAをお待ちいただく場合は、以下の情報をお知らせください。

最大接合部温度とその時の通常のGPLI温度。
その温度に達するまでの時間、 – これらの温度に気づいたとき、どのようなアプリケーション(ゲーム/ベンチマーク/ストレステスト)を使用していましたか?

どのように進めたいかを教えてください。さらにご質問があれば、いつでもお受けします。よろしくお願いします。
AMD カスタマーサービス

しかし、最新のメールでは、AMDは2週間の声明を撤回し、現在は「不明な期間」を記載しているようで、いくつかのことが指摘されています。

AMDは、リファレンスRadeon RX 7900 XTXグラフィックスカードに対して多くのRMAリクエストを受けている可能性があり、さもなければ、初期供給が以前の報告ほど多くなく、すでに枯渇している可能性があります。

また、熱設計の欠陥の影響を受けたグラフィックスカード全体の数が、以前の予想よりはるかに多い可能性もあります。

私たちはすでに、この問題があるとされる数千のリファレンスモデルについて聞いています。

ソース:wccftech – AMD Allegedly Has No More Radeon RX 7900 XTX Reference GPU Stock To Fulfil RMA Requests

 

 

 

解説:

リファレンスモデルのRX7900XTXはオーバーヒートしてサーマルスロットリングが発生する不具合が報告されていますが、RMAによる交換に応じるための在庫がもうないそうです。

RadeonVIIはリファレンスモデルのみ

Radeon RX6900XTは当初リファレンスモデルのみでしたが、AIBからの要求によってカスタムモデルを製造

Radeon RX7900XTXは最初からカスタムモデルがあり

このようにRadeonのハイエンドモデルはRadeonVIIと比較すると急激に売り上げを回復をしてきました。

しかし、今回ごく少数(20万ユニット中1万ユニット程度と言われる)の生産になる中、RMAに応じる在庫が払底するということはやはり今回のサーマルスロットリングの不具合は通常の故障率を超える予想外の不具合だったのでしょう。

もう一回生産と言うことになると、結構なコストがかかるのではないでしょうか。

リファレンスモデルは赤字なんじゃないですかね。

やはり生産はAIBに任せた方がいいような気がします。

nVidiaもそうですが、最近の製品の発熱を見ると、リファレンスモデルの控えめな冷却能力では足りないように見えます。

 

 

 

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