最新のIntel Core i9-13900KS 6GHz Raptor Lake CPUのベンチマークがリークされ、AMD Ryzen 9 7950Xに対して最大15%の改善を示しています。
世界初の6GHzデスクトップCPU「Intel Core i9-13900KS」、「AMD Ryzen 9 7950X」に15%差をつけて1月12日発売開始
Intel Core i9-13900KSは、Raptor LakeのフラッグシップCPUとなり、24コア32スレッド、8Pコア16Eコア構成となる。
13900KSは、最大6GHzの「Thermal Velocity Boost」周波数を備えており、箱から出してすぐにこの周波数を達成した最初のチップとなります。
また、「Turbo Boost Max」の周波数は最大5.8GHzで、Pコアは標準のターボ周波数で最大5.4GHz、Eコアは最大4.3GHzで動作するようになっています。
- Core i9-13900KS 8+16 (24/32) – 3.2 / 6.0 GHz – 66 MBキャッシュ、150W (PL1) / 253W (PL2)+
- Core i9-12900KS 8+8(16/24) – 3.4 / 5.5 GHz – 30 MBキャッシュ、125W(PL1)/ 241W(PL2)
このCPUは、68MBのキャッシュを搭載し、PL1定格150W、エクストリームパワープロファイルモードを使用すると253Wまで、さらにそれ以上の電力が必要となる。
https://twitter.com/g01d3nm4ng0/status/1604081358997016576?ref_src=twsrc%5Etfw
シングルスレッド性能では、Intel Core i9-13900KSは、AMD Ryzen 9 7950Xに対して15%、Core i9-13900Kに対して5%向上している。
マルチスレッドテストでは、AMD Ryzen 9 7950Xに対して8%、Core i9-13900Kに対して3%向上しています。
これはCore i9-13900Kに対してそれほど大きな向上ではありませんが、ゴールドシリコンはエクストリームオーバークロッカーやエンスージアストにとって非常に魅力的なCPUとなることでしょう。
Core i9-13900KSは、Core i9-13900Kよりも100ドルから200ドルほど高価で、消費電力もかなり高くなることは間違いありません。
しかし、そのため、このチップはほとんどが限定生産となり、数量も標準のCore i9-13900KのCPUと同じにはならないでしょう。
このCPUは、来年1月12日に発売される予定です。
解説:
Core i9-13900KSとみられるベンチマークがリーク
13900Kの時点で独走でしたが、13900KSだとそれがさらに強くなっています。
ただし、今回リークしたベンチマークはシングルのみ値が高くなっており、マルチは同じになっています。
恐らく、1-2万円程度高くなると思いますが、この性能強化にそれだけのお金を払う価値が見いだせるかどうかかが13900KSの価値となります。
13900KSは13900K/KFの超選別品でしょうから、13900K/KFでも電圧を盛ってOCすれば(消費電力はともかく)同じ性能を出す事が可能な個体は多いと思います。
工場出荷時点でメーカーが性能を保証しているファクトリーOCと言うことになります。
今でも前世代のAlderLake12900KSは入手可能ですから、13900KSも一時期だけ流通してすぐに終売になるということは無いと思います。
こうしたモデルが出るというのはそれだけIntelとAMDが激しく競り合っているという証拠ですね。
他社製Fabでタイルを生産するMeteorLakeではどのような扱いになるのか気になるところです。
※ 今までのリークではデスクトップ向けはRaptorLake Refleshになるのではないかと言われています。