Redditユーザー “varunbabu008 “は、オーストラリアの小売業者TechFastがGainward GeForce RTX 4090カスタムグラフィックスカードの出荷を今月中旬まで遅らせていることを発見しました。
GAINWARDが現行の12VHPWRアダプターを新設計のものに交換し、コネクターやケーブルの溶融や過熱の脅威を食い止める間、電子機器サイトは出荷を控えている。
GAINWARD、GeForce RTX RTX 4090グラフィックスカードの12VHPWRアダプターを交換、最新NVIDIAカードのグローバル変更に言及
GAINWARD社からの出荷停止については、公式には発表されていない。
NVIDIAも受注を停止していないが、下記のメールでは、市場に出回っているすべてのGeForce RTX 4090グラフィックスカードに影響があるとしている。
RTX 4090のご注文について、重要なお知らせがあります。
RTX 4090カードには、ATX 2.0標準電源との互換性を確保するために、電源アダプタケーブルが付属しています。ご存知のように、4090カードの最初の出荷分を受け取ったお客様から、これらのアダプタが特定の状況下で過熱/溶融の症状を示すという問題が報告されています。現在も調査が続けられており、NVIDIAはまだ公式な声明を発表していませんが、Gainwardはカードに同梱されているケーブルを交換する予定であると伝えています。そのため、交換が完了するまで、すべてのカードの出荷を延期するとのことです。また、このケーブル交換はGainward社に限ったことではないと理解しています。
11月中旬の予定とのことですので、現段階では2週間前後でのお届けとなります。今後、情報が入り次第、随時お知らせしていきます。
注文したカードはすべて同時に受け取ることになりますので、ATX 3.0/PCIe 5.0対応PSUユニットを使用する予定であっても（これは推奨されています）、カードの出荷を個別に対応することはできません。
しかし、これらのハイエンド製品の顧客は、意図したとおりに目的に適合するGPUを受け取ることを望んでいると信じています。
– GAINWARD RTX 4090 GPUの注文遅延に関する消費者へのTechFastのメール。
この新しいアダプターについて、なぜGAINWARDやNIVIDAから公式な声明が出されていないのか、その理由は不明です。これは、より多くのケースが出現し、NVIDIAが最初の強固な修正を修正しなければならなくなるリスクを伴う、動作確認のための実験的修正であると推測される。
明確にする
最近、GAINWARDがケーブル交換のためにRTX 4090の出荷を遅らせているとの誤った情報があります。
GAINWARDはケーブル交換のためにRTX 4000の出荷を延期していませんし、そのような計画も持っていません。
現在GAINWARDがRTX 4000で使用しているケーブルは、NVIDIAのチームによって検査され、問題がないことが確認されています。
GAINWARDの出荷はすべて通常通り行われています。GAINWARDドのグラフィックカードを購入予定の方は、ぜひお早めにお求めください
– GAINWARDのFacebook
先週、20枚近くのカードやケーブルが過熱または溶融したことが報告されました。この数は少ないように見えますが、NVIDIA GeForce RTX 4090グラフィックス・カードの発売以来、その数は加速度的に増えており、NVIDIAとそのパートナーは迅速に対応し、解決策を発見する必要に迫られています。
また、グラフィックスカードのコストが高いため、この問題によって消費者がIntelやAMDなどの競合他社から新しいGPUを購入するよう説得される可能性があります。
先週金曜日に開催されたAMDのイベントでは、同社は、新しいRadeon RX 7000シリーズのカードは過熱したり発火したりしないと述べ、冗談交じりに、しかし明らかにNVIDIAへのジャブを繰り出しました。
また、同社は、その最新ラインが競合他社よりもはるかに安価であることを発表し、NVIDIAの1599ドルの価格設定や、来週の発売時に1199ドルとなる4080の価格に対して、フラッグシップはわずか999ドルであることも明らかにした。
ソース：wccftech – Gainward To Offer Replacement GeForce RTX 4090 16-Pin “12VHPWR” Adapter Cables To Users
解説：
12VHPWR問題の続報
Gainward一社が試験的に対応するようです。
当初はケーブルの問題とされていましたが、300Vのケーブルでも溶解・焼損の問題が発生しているとのことですから、とりあえずケーブルを交換してみることにしたようです。
記事中では最終的な対応はGAINWARD1社にはとどまらない見込みであるとされていますね。
これを受けてRX7900XTXがバカ売れしてくれればなあ・・・と思いますが、少し楽観的過ぎますかね(苦笑。
Geforceはゲームにだけ使われているわけではないので、ホビーレンダリング、配信性能、ML・AI用途における使い勝手などを考えるとRadeonですべてをまかなうのはなかなか厳しいのではないかと思います。
この問題がいつ解決するのかわかりませんが、現時点で、原因がケーブルだと断定できないレベルなのは、年内に解決するのは難しいのではないかと思います。
次回の出荷分は恐らく、全社停止になるのではないかと思います。
今後起こりうる問題を注意喚起しておきます。
この問題が解決しても転売屋が購入した分に関してはサポートが入らない可能性がありますので、個人売買や転売屋からは絶対に購入しないようにしてください。
在庫の処分に困った転売屋が、騙して売ったりする可能性が考えられます。
代理店によっては個人売買やメルカリ・ヤフオクなどの二次流通を通過した個体のサポートを断る可能性があるとしています。
ツイートやサイト上でも何回も言っていますが、PCパーツを転売で買うのは絶対にやめましょう。
トラブルになったときに取り返しがつかなくなります。
基本的にPCパーツのド素人である転売屋はサポートは自分が買った小売店や代理店任せです。
何の知識も持っていませんので聞いてもまともな返事は返ってきませんし、当てになりません。
転売屋からハイエンドのPCパーツを買うのは自分から命綱を切るようなものです。
最悪なのは・・・・
RTX4080 16GBでもこの問題が発生すると最悪ですね。
RTX4080は8Px2でも対応できるはずですが、FE版のように全社12VHPWRを採用している可能性もありますのでトラブルになる可能性も0ではありません。
正直、こういったトラブルはメーカーの実験室レベルで解決してほしいところですが、それだけ世界最先端の機材を使っているのだと前向きに考えるしかありません。