NVIDIAは、現在のAda GeForce RTX 4000フラッグシップが450Wに収まっていますが、900WのGPU用にリリースする予定だったクーラーがもう1つあるんです。
900Wの巨大TDPとクアッドスロットクーラー、フィンスタックを備えたNVIDIAのGeForce RTX 40 “Ada” ヒートシンクの写真が公開されました。
Chiphell Forumsで、未発表のNVIDIA GeForce RTX 40クーラーが写真に撮られました。
これは、RTX 4090 FEのTGPの2倍で、現在のフラッグシップに搭載されているFounders Editionクーラーは最大600Wの電力を維持できますが、それでも300W多く、まさに正気の沙汰とは思えません。
これは明らかに「GeForce RTX」グラフィックスカード用のヒートシンクで、少し前にも噂されたが最新の噂ではキャンセルされたTITANクラスのグラフィックスカードではありません。
しかし、この特定のヒートシンクは、より高いコア数とはるかに高速なGDDR6X VRAMを提供すると言われているGeForce RTX 4090 Tiのようなさらに高速なGeForce RTX 4000グラフィックスカード用である可能性があるように思えます。
これを確認することはできませんが、もう一つの可能性は、これは内部テストのみを目的としたRTX 40シリーズグラフィックスカード用のプロトタイプクーラーのバッチであるということです。
このクーラーのバッチサイズは、標準的な試作品生産よりもはるかに大きいように見えるので、この説は正しくないかもしれません。
ヒートシンク本体といえば、アルミダイキャストのフレーム、そしてヒートシンク、どちらも写真に写っていますね。
シュラウドフレームは確実に大きく、少なくとも4スロットをカバーし、現行のRTX 4090 FEグラフィックスカードより1スロット大きくなっています。
ヒートシンクは、デュアルファンのアキシャル・テック・デザインを採用しながら、GPU、VRAM、パワーデリバリーを冷却するための表面積を増やしたモンスター級のデザインになっています。
ヒートシンクについて1つ珍しいことは、カードの下ではなく側面にマウントブラケットとコールドプレートがあるようです。
私たちは、この目的がよくわかりませんし、これはPCBがカードの側面に取り付けられていることを示すかもしれませんが、そうではなさそうです。
しかし、NVIDIAは、AmpereとAdaのグラフィックスカードにおいて、ポストプロダクションとプリプロダクションの両方で、いくつかの変わったデザインの選択を試みてきました。
RTX 3000シリーズでは、初めてV字型のPCBを採用し、Ada GPUでは、さらにデザインを洗練させ、より強化されたクーラーを採用した。900W GeForce RTX 4000「Ada」シリーズ・グラフィックスカードが登場するかどうかはまだわかりませんが、もし発売されれば、最も大きくかさばるグラフィックスカードの1つになることは間違いないでしょう。
解説:
4スロットGeforceの写真がリーク。
当初RTX4090は600Wになると言われていましたが、思いのほかTSMC4Nの出来が良かったのか、450Wにトーンダウンしました。
RTX4090TiもしくはTITAN Adaは900Wになると言われていましたが、恐らくはそれ向けのデザインなのでしょうね。
国内のWEBメディアにはRTX4090TiもしくはTITAN Adaは発熱のし過ぎでチップが融解し、電源やケーブルが燃えたので当面出すことはできないなどと言う物騒な噂も流れています。
900Wもの熱を逃がすにはこれだけの巨大なヒートシンクが必要なのでしょう。
この写真はテスト用で実際に使われることは無いのではないかと言う説も書かれていますが、RTX4090Tiが475Wと言うことであれば、RTX4090とさほど変わらない冷却システムで冷却可能だと思いますのでこの説は正しいかもしれません。
逆に言えば、TSMC4Nの出来がnVidiaの予想通りだった場合、これは実際に使われる可能性があるということになります。
何にせよ、RTX4090TiのOCモデルには4スロットデザインが採用される可能性が0ではないということなのでしょう。
もう本当に金属の塊ですね。