AppleとAMDは、M2 MacとRyzen Laptopのラインで利用されているIntelシリコンの痕跡をすべて削除しました。
ウェブサイトiFixitは、新しいM2プロセッサベースのMacBookを分解したブログ記事を公開し、以前のモデルで見られたIntelのUSB4リタイマーが静かに取り除かれ、別のパーティからのリタイマーに置き換えられていることを明らかにしました。
Intel SiliconがAppleとAMDから排除され、Intel USB4ソリューションが落とされる
TwitterユーザーのSkyJuice氏は、先週からiFixitの分解を最初に指摘しました。
USB4とThunderboltのサポートを利用したIntel Retimerチップは、過去のMacBookモデルで使用されてきました。
U09PY3というコードネームのUSB4 Retimerチップは、Apple自身によるカスタムデザインである。
また、Appleは公式にこの未知のチップの詳細を明かしていないが、おそらく今のところ沈黙したままだろうと思われる。
推測では、Appleはコストを下げるため、あるいはサプライチェーンの制約のためにチップを交換したのではないかと言われています。
しかし、もう一つの理由は、Intel JHL8040Rリタイマーチップに対するAppleの嫌悪感が原因だろうと噂されている。
Twitterユーザーは、最新のAMD RembrandtベースのノートパソコンでもIntel USB4リタイマーチップの使用が一切なくなったことに続けて言及しています。
同社は、スイスの新興企業であるKandou社のKB8001 Matterhornリタイマー・チップを利用することを選択しました。
Kandou社は、そのUSB4リタイマーチップが、”トップ6のPC OEMのうち5社の製品に搭載されている “ことを保証しています。
Kandouのもう一つの特徴は、彼らのチップが現在すべてのSoCプラットフォームと互換性を持っていることです。
Thunderbolt 3を基盤に、Intelはかなり以前からUSB4規格を利用してきました。
Intel USB4は、40Gbpsという高速の転送速度をサポートし、先ほど紹介したThunderbolt 3デバイスとの最低限の互換性、DisplayPort Altモードモニタ接続、100Wもの電力供給を可能にしています。
解説:
AMDとアップルの製品から、Intelの部品が排除されているようです。
USB4はIntelが無償で公開したThunderbolt3がもとになっているわけでが、そのUSB4のリタイマーチップすらもIntel製品が排除されています。
AMD製品もそのようになっているようで、AppleはIntelに対する嫌悪感が原因とはっきり書いてあります。
元々、AppleがIntel製CPUを排除したのはSkylake時代のCPUバグをAppleから指摘されるようなずさんな状態が原因だったと言われています。
AppleのIntelに対する嫌悪感はここからきているのでしょうね。
ウチでも出来るからやってしまおうという感じだったのでしょう。
14nmで停滞し、その後AlderLakeで息を吹き返したわけですが、明確な危機が迫らないと製品が改善されないという体制はやはり顧客から見ると困ったものなのかもしれません。
とは言っても人材の引き抜きなどいろいろあったのでしょうから、一概にどうこう言えませんが、今後外部にこうしたリイタマーチップのようなパーツも制作する会社が現れたということは、Intel製品が他の企業から採用されなくなるという傾向は加速していくものと思われます。