NVIDIAは、GeForce RTX 30 & RTX 20シリーズの新しいグラフィックスカード、RTX 3070 Ti 16 GB、RTX 3080 12 GB、RTX 2060 12 GBの3種類の発表を来月に控えています。
NVIDIA GeForce RTX 3080 12GB、RTX 3070 Ti 16GB、RTX 2060 12GB 来月に発表の噂、発売は2022年1月
この情報は、以前、NVIDIAが3枚の新しいカードを2022年初頭の発売に向けて準備していると報じたTwitterのhongxing2020氏からもたらされたものです。
この噂によると、NVIDIAは来月12月17日に「GeForce RTX 3080 12GB」と「RTX 3070 Ti 16GB」のグラフィックカードを発表し、同日の12月7日に「GeForce RTX 2060 12GB」を発表・発売するとのことです。
GeForce RTX 30シリーズは、1月中旬(11日)までに店頭に並ぶ予定です。
https://twitter.com/hongxing2020/status/1455082218376806401?ref_src=twsrc%5Etfw
先日、NVIDIAは、2022年まで続くと予想されるGPU不足に対応するため、12GBのGeForce RTX 2060を2022年第1四半期に発売する準備を進めていると報じられました。以下は、噂されている発売計画です。
- NVIDIA GeForce RTX 3080 12GB – 12月17日発表/1月11日発売
- NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti 16 GB – 12月17日発表/1月11日発売
- NVIDIA GeForce RTX 2060 12GB – 12月7日お披露目 / 12月7日発売
現行の3モデルがどうなるのかも不明です。
NVIDIAはRTX 3070 Tiをアップグレードして、現行のRTX 3080シリーズよりも高い効率でより多くのメモリを利用するようになるのではないか?GeForce RTX 3060は、そのTiバリエーションよりも容量が多いので、それも不思議ではありません。
しかし、そうなると、RTX 3080もRTX 3080 Tiも、アップグレードされたRTX 3070 TiのグラフィックスカードよりもVRAMが少なくなってしまうことになります。
他の2枚のカードは、12GBの「NVIDIA GeForce RTX 3080」と16GBメモリの「GeForce RTX 3070 Ti」です。
一方、アップグレードされたRTX 3080は、新しいAmpere GPU SKUを搭載し、従来の320ビットバスと10GBのメモリ容量ではなく、12GBのメモリをサポートするために、より広い384ビットバスインターフェースを採用する可能性があります。
また、同じリーク者は、現在RTX 3090 Tiと呼ばれているGeForce RTX 3090 SUPERが、2022年初頭にも発売されることを明らかにしました。
その詳細については、こちらをご覧ください。
現在、NVIDIAとAMDの両社は、搭載メモリが8ギガバイト未満のメインストリームGPUをこれ以上製造しない方向であることを示しており、消費者はこれまでよりも強力で効率的なGPUを利用できるようになります。
また、現在のGPUの市場価格は通常の価格をはるかに超えているため、Intel、AMD、NVIDIAの3社は、市場が下がって適正価格になったときのために、より魅力的な機能を追加した新しいカードを準備しているのかもしれません。
NVIDIA GeForce RTX 30「SUPER」シリーズグラフィックスカードの仕様(噂):
グラフィック カード名 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 | NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti 16 GB | NVIDIA GeForce RTX 3080 | NVIDIA GeForce RTX 3090 | NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti/SUPER? |
GPU チップ型番 |
Ampere GA106-300 | Ampere GA104-200 | Ampere GA104-300 | Ampere GA104-400 | Ampere GA104-400 | Ampere GA102-200 | Ampere GA102-300 | Ampere GA102-350? |
製造プロセス | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm | Samsung 8nm |
ダイサイズ | 不明 | 395.2mm2 | 395.2mm2 | 395.2mm2 | 395.2mm2 | 628.4mm2 | 628.4mm2 | 628.4mm2 |
トランジスタ数 | 不明 | 17.4 Billion | 17.4 Billion | 17.4 Billion | 17.4 Billion | 28 Billion | 28 Billion | 28 Billion |
CUDAコア数 | 3584 | 4864 | 5888 | 6144 | 6144 | 8704 | 10496 | 10752 |
TMU数 / ROP数 |
112 / 64 | 152 / 80 | 184 / 96 | 184 / 96 | 184 / 96 | 272 / 96 | 328 / 112 | 336 / 112 |
Tensor / RT コア数 |
112 / 28 | 152 / 38 | 184 / 46 | 184 / 46 | 184 / 46 | 272 / 68 | 328 / 82 | 336 / 84 |
ベースクロック | 1320 MHz | 1410 MHz | 1500 MHz | 1575 MHz | TBA | 1440 MHz | 1400 MHz | TBA |
ブーストクロック | 1780 MHz | 1665 MHz | 1730 MHz | 1770 MHz | TBA | 1710 MHz | 1700 MHz | TBA |
FP32演算性能 | 13 TFLOPs | 16 TFLOPs | 20 TFLOPs | 22 TFLOPs | TBA | 30 TFLOPs | 36 TFLOPs | TBA |
RT TFLOPs | 25 TFLOPs | 32 TFLOPs | 40 TFLOPs | 44 TFLOPs | TBA | 58 TFLOPs | 69 TFLOPs | TBA |
Tensor-TOPs | 101 TOPs | 192 TOPs | 163 TOPs | 183 TOPs | TBA | 238 TOPs | 285 TOPs | TBA |
メモリ容量 ・種類 |
12 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6X | 16 GB GDDR6X | 10 GB GDDR6X | 24 GB GDDR6X | 24 GB GDDR6X |
メモリバス幅 | 192-bit | 256-bit | 256-bit | 256-bit | 256-bit | 320-bit | 384-bit | 384-bit |
メモリ速度 | 16 Gbps | 14 Gbps | 14 Gbps | 19 Gbps | 21 Gbps | 19 Gbps | 19.5 Gbps | 21 Gbps |
メモリ帯域幅 | 384 GB/s | 448 GB/s | 448 GB/s | 608 GB/s | 672 GB/s | 760 GB/s | 936 GB/s | 1008 GB/s |
TGP | 170W | 175W | 220W | 290W | ~300W | 320W | 350W | 450W |
価格 (小売価格 / FE版) |
$329 US | $399 US | $499 US | $599 US | $599 US? | $699 US | $1499 US | $1499 US |
発売 | 2021/02/25 | 2020/12/02 | 2020/10/29 | 2021/06/10 | 2022/Q1? | 2020/09/17 | 2021/09/24 | 2022/Q1? |
解説:
Geforce RTX3070Ti 16GBとRTX3080 12GBの噂が出ています。
発表は12月、発売は来年の1月になるようです。
Ampereでは下位のモデルが上位のモデルのVRAM容量を超えるというミスマッチが起きるようになりましたが、今回も同じような感じになるようです。
こちらもマイニング用として即蒸発しそうな気配ですが、入手性はともかく、情報事態はお伝えしておきます。
RTX2060 12GBも同時期に発売となるようです。
まあ、こちらもマイニング用に即引っ張っていかれるような気がしますが、TSMCの12nmと言うことで、生産ラインは別なのでしょうから、GPUの品不足の解決に一役買ってもらえるのかなあと期待しています。
正直、前世代のGPUと言うのはパッとしませんが、ラスタライズのみであれば、あまりRTX3060と性能が変わりませんので、それほど困ることは無いのではないかと思います。
最新情報を追っかけている身としては「今どきTuringかよ」と思わないではないです。
しかし、現在の店頭に並んでいる(いない)状況を見ると、必要な処置なのかなとも思います。
決定的な材料不足に加えて、コロナ、マイニングと様々な悪環境がそろってAmpere世代のGPU入手性は最悪のレベルになっていると思います。
1ゲーマーとして、早急な事態の改善を願います。