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Intel Core i9-12900KがZ690 AORUS TachyonマザーボードとDDR5-8000メモリで動作することを確認しました。

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IntelのフラッグシップCPUである「Core i9-12900K Alder Lake」が、「Z690 AORUS Tachyon」マザーボードと超高速DDR5メモリで動作している様子がREHWKによって公開されています。

Z690 AORUSTachyonマザーボードとDDR5-8000メモリを搭載したIntelCore i9-12900K

テストプラットフォーム自体の写真はありませんが、REHWKはCPU-zのスクリーンショットを提供しており、その中にはIntel Core i9-12900K CPU、Z690 AORUS Tachyonボード、16GBのDDR5メモリがオーバークロック仕様で動作しています。

REHWKは以前、Cinebench R23でのCore i9-12900Kのベンチマークを掲載しており、マルチコアベンチで30,000ポイント以上のスコアを記録しています。

※ 画像をクリックすると別Window・タブで学大します。

 

CPU-zのスクリーンショットでは、TDP125W、16コア(8+8)構成のIntel Core i9-12900Kが紹介されています。

マザーボードには、ギガバイトのオーバークロックマザーボードのフラッグシップであり、SOCシリーズとTachyon Z590の後継機種であるZ690 AORUS Tachyonが採用されています。

このマザーボードには、標準的なCL40タイミングを採用したAORUSブランドのDDR5-4800メモリが搭載されていますが、これをCL50-50-50-125-150-2TのタイミングでDDR5-8000にオーバークロックしています。

このキットのトップXMPプロファイルはDDR4-6400で、CL38-38-76-125-2Tのタイミングになっていることに注意してください。

これは、AORUSのDDR5メモリキットに限ったことです。

メモリのベンチマークは提供されていませんが、これは今後のDDR5メモリキットのオーバークロック能力を示すものです。

メモリメーカーによっては、2Vを超える超高電圧で10,000Mbpsを超える速度が出るとも言われています。

各マザーボードは、Z690ボードにそれぞれのメモリの仕様を指定するようです。

Komachiは、DDR5-6400MbpsとDDR5-5333MbpsのDDR5とDDR4メモリを搭載したASUSのZ690マザーボードのリストを提供しました。

Intel社のAlder LakeデスクトップCPUは、DDR5とDDR4の両方のメモリコントローラを搭載し、600シリーズのマザーボードにはDDR5/DDR4に対応したオプションが用意されています。

ハイエンドのマザーボードはDDR5を維持し、よりメインストリームの製品ではDDR4のサポートも開放されます。

Intel Alder LakeのCPUラインアップは、それぞれのZ690プラットフォームやDDR5メモリーキットとともに11月に発売される予定です。

ソース:wccftech - Intel Core i9-12900K Spotted Running on Z690 AORUS Tachyon Motherboard & DDR5-8000 Memory

 

 

 

解説:

DDR5時代のXMPはDDR5-8000でCL50-50-50-125-150-2Tとなる

凄いですね。CL50とか絶句です。

DDR5時代のXMPプロファイルはこのようになるようです。

上の例ではDDR5-4800をDDR5-8000としているようです。

DDR5の実効帯域はDDR4の1.34倍あるため、DDR5-8000の帯域は85.76GB/sとなります。

それが、2chですから171.52GB/sと言うことになります。

GTX1050Tiのメモリ帯域は128bitバス、7Gbpsで112GB/sとなりますので、完全にGDDR5時代のローエンドGPUを内蔵GPUがあらゆる点で超えるということになります。

今までdGPUとiGPUの最大の差はメモリの帯域ですから、DDR5時代の内蔵GPUはFullHD程度のゲームなら1世代程度前のローエンドdGPUを軽く超える性能を出せる可能性があるということになります。

もちろんCPUと共用ですから、単純に断言はできませんし、そこまでの性能を絞り出すには高価なOCメモリが必要と言う欠点はあります。

しかし、お金をつぎ込めばdGPUが必要ないというのはかなり大きな利点だと私は思います。

今までのリークでIntelやAMDも将来的にAIアクセラレーターやGPUを内蔵する方向性であることが示されていますが、一番大きな原動力となっているのはこのメモリ帯域の大幅な向上かもしれません。

DDR5時代の内蔵GPUは「FullHD60FPSまでなら別にdGPUは要らないよ」と言うのが常識になるかもしれません。

これも以前、私が触れていたことです。

 

 

 

第14世代intelCore i5/7/9シリーズ

 

※ 末尾にFがついているモデルはGPUがありませんのでご注意ください。

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