Sapphire Radeon RX 6600 nonXTを590ユーロで販売開始
ポルトガルの小売業者が、Sapphire Radeon RX 6600 PULSEグラフィックスカードを発売に先駆けて掲載しています。
Sapphireは、Radeon RX 6600 Pulseと呼ばれるデュアルファンモデル(11310-01-20G)を間もなく発売します。
このモデルは、Sapphire社のXT PULSEよりもさらに小型で、同社がこれまでに発売したRDNA2カードの中で最も小さいものとなっています。
Sapphire Radeon RX 6600(無印) PULSE, ソース:PCDIGA
販売店では、このカードを589.90ユーロで販売しており、入荷予定日は9月28日となっています。
このカードの販売開始は10月13日になると思われますが、これは我々が独自の情報源から得た情報です。
これは、我々がすでにレビュー日として確認した日付と同じです。
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Sapphire Radeon RX 6600(無印) PULSE, ソース:PCDIGA
RX 6600無印がRX 6600 XTからどのくらい小さくなったのか気になる方のために、簡単に並べて比較してみました。
RX6600XT
RX6600(無印)
このカードは、1つの8ピン電源コネクタを備えたカスタムPCBを採用しています。
8GBのGDDR6メモリを搭載していることを確認しただけで、詳細な仕様は明らかにされていません。
このカードは、28個のコンピュートユニット(1792個のストリームプロセッサ)を持つNavi 23 XL GPUを搭載する予定です。
Sapphire Radeon RX 6600(無印) PULSE, ソース:PCDIGA
AMD Radeon RX 6000シリーズ
RX 6800 | RX 6700 XT | RX 6600 XT | RX 6600 | |
GPU | Navi 21 XL | Navi 22 XT | Navi 23 XT | Navi 23 XL |
コア数 | 3840 | 2560 | 2048 | 1792 |
インフィニティ キャッシュ |
128 MB | 96 MB | 32 MB | 32 MB |
ブーストクロック | 2105 MHz | 2581 MHz | 2589 MHz | 不明 |
メモリクロック | 16 Gbps | 16 Gbps | 16 Gbps | 16 Gbps |
メモリ容量 ・種類 |
16 GB GDDR6 | 12 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 | 8 GB GDDR6 |
Memory Bus | 256-bit | 192-bit | 128-bit | 128-bit |
メモリ帯域幅 | 512 GB/s | 384 GB/s | 256 GB/s | 256 GB/s |
TBP | 250W | 230W | 160W | 不明 |
小売価格 | 579 USD | 479 USD | 379 USD | 不明 |
発売日 | 2020/11 | 2021/3 | 2021/8 | 2021/10 |
解説:
欧州の販売店にSapphireのRX6600無印が登場
590ユーロ、発売日は情報解禁日と同じ10/13になっているとのこと。
モデルはあまりOC幅の大きくないPULSEで既に発売されているRX6600XT PULSEと比較するとボードは結構小さくなっているようです。
それにしても590ユーロは高いですね。
欧州なので物品税込みなのでしょうが、1ユーロ約130円なので日本円に直すと税込76,700円と言うことになります。
リファレンス版がシングルファンのボードでこの価格はあまりに高すぎで、何かがくるっているような気がします。
マイニングに咥えて、コロナによる生産制限や半導体全体の需要増などが重なってGPUは踏んだり蹴ったりの状況になっています。
RX6600無印も価格はあまり期待できそうにありませんね。
少しでも多くの数が流れてくることを祈りましょう。