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DG2-128 GPUを搭載したIntel Arcグラフィックスカードに6GBメモリが搭載されるかもしれないとリーク写真が示唆。

更新日:

 

6GBメモリを搭載したエントリークラスのデスクトップカード「Intel DG2-128EU」の写真が公開される

Alchemist a###シリーズのIntel DG2-128ディスクリートデスクトップグラフィックスカードとされるぼやけた写真が、先ほどChiphellに掲載されました。

この写真は、DG2ファミリーの公式および非公式の写真と一致しているようです。

インテルはすでに、フラッグシップモデルの512EUと並んで、エントリーモデルのDG2-128EU GPUのデザインを明らかにしています。

どちらのダイもGPUパッケージを中心としたものではないため、ボードパートナーにとってはカスタム冷却ソリューションの設計が少し複雑になるかもしれません。

このリーク情報によると、このカードは非常に短く、典型的なボードの消費電力は65Wであり、リークされたスライドに記載されていた75W未満のSOC2カードの予想よりもさらに低くなっています。

合計6GBのGDDR6メモリを搭載しています。

写真では詳細はわかりませんが、リーク情報提供者はGPUとメモリが基板上のどこに配置されているかを説明しています。

また、冷却装置の取り付け穴も簡単に見つけることができ、デスクトップ型のデザインであることが確認できます。

少し前にIgor’s LABはモバイル用DG2-128 GPU / Alder Lakeデザインのボード回路図を公開しました。

この写真を使って簡単に比較することができます。

モバイル版では、メモリがGPUの近くに配置されるようで、さらに興味深いことに、モバイル版ではメモリモジュールが1つ少なくなります。

これは、GPUがモバイル版では128ビットまたは64ビットのインターフェースを使用し、デスクトップ版では96ビットのインターフェースを使用する可能性があることを意味します。

Intel DG2-128のデスクトップとモバイルGPU、ソース:Chiphell, Igor’sLAB

 

また、この製品には384EUモデルも含まれていますが、これまでのところ、インテル社からは確認されていません。

インテルは、これまで2種類のGPUを展示していました。128EUと512EUです。

Intel DG2 GPU、ソース:Intel, Igor’sLAB, VideoCardz

デスクトップのIntel Arc Alchemistシリーズは、Moore’s Law is Deadによると3つのSKUを搭載することになっていますが、モバイルGPUは5種類ものモデルを搭載すると噂されています。

Update: Locuza氏がDG2-128の公式ダイショットに注釈を加えました。

これによると、このGPUは32+64ビットのコントローラで96ビットのメモリを実現しているようです。

※ 画像をクリックすると別Window・タブで拡大します。

Intel DG2-128のブロック図、ソース:@Locuza_

 

Intel Arc Alchemist Desktop ゲーミング 仕様

Arc a700/a170 (?) Arc a500/a150 (?) Arc a300/a130 (?)
GPU DG2-512EU DG2-384EU /
DG2-512EU
DG2-128EU
Execution
Unit数
512 384 128
Shading
Unit数
4096 3072 1024
メモリ容量
・種類
 16GB GDDR6  8-12GB GDDR6  3 or 6GB GDDR6
メモリバス幅  256-bit  192-256-bit  96-bit
モバイル版
ブーストクロック
 2.2-2.5 GHz 不明 不明
定格消費電力  ~225W 不明  65W

ソース:videocardz.com – Intel Arc graphics card with DG2-128 GPU might feature 6GB memory, leaked photo suggests

 

 

 

解説:

DG2-128(Alchemist最下位モデル)は6GBのGDDR6メモリを搭載する?

バス幅が96bitになり、6GBのGDDR6メモリを搭載するということになるようです。

その他、Alchemistのデスクトップ版は512EU、384EU、128EUの3種類のみとなり、後はモバイル版に回されるようですね。

付加価値の高いモバイル版を中心にするあたり、Intelらしいなと思います。

このモバイル向けの単体GPUは今までnVidia製品と組み合わされており、Intelとしては完全自社製品で固めるのは一種の悲願だったのだと思います。

この話を聞く限りでは、デスクトップ向けはあまり力を入れてないイメージです。

  • B!