IntelのAlder LakeのフラッグシップCPUであるCore i9-12900Kの疑惑のベンチマークがREHWKによって投稿され、Cinebench R23で同チップがAMD Ryzen ThreadripperのCPUを上回っていることがわかりました。
インテルのAlder Lake Core i9-12900Kは、Cinebench R23において、32コアのAMD Ryzen Threadripper 2990WXよりも高速であると言われています。
このリーク者は、具体的なテストプラットフォームやスペックを隠そうとしていますが、そのほとんどはあまりにも明白です。
まず、CPU-zの最新バージョン(v1.97)では、8+8コアとして認識されているフラッグシップCPU、Intel Core i9-12900Kが対象となります。
このCPUは、TVB(Thermal Velocity Boost)チップの最大周波数である5.3GHzのクロック、30MBのL3キャッシュ、TDP 125Wと報告されています。
https://twitter.com/hw_reveal/status/1438492746847715328?ref_src=twsrc%5Etfw
翻訳
CB 30000以上
5.3G / 24スレッド
DDR5 / PCIe 5.0
i9-12900K w/Z690 AORUS Ultraのはず?
テストプラットフォームについては、Intel Core i9-12900K CPUは、PCIe Gen 5.0バス(32GT/s)をサポートするZ690 AORUS Ultraマザーボード上で動作していたとされていますが、現在のグラフィックカードはPCIe Gen 4に限定されているため、新世代の製品が出るか、次世代のSSDを待つかしない限り、今のところは無意味な感じです。最後にメモリですが、DDR5-5200で構成されています。
16GBのDIMMを2枚使用しているにもかかわらず、CPU-zはメモリをクアッドチャネルと表記していますが、Alder LakeはデュアルチャネルのIMCしか搭載していません。
これは、DDR4メモリが64ビットのシングルメモリチャネルであるのに対し、DDR5メモリは32ビットのデュアルメモリチャネルであるためです。これは後のCPU-zのリビジョンで修正されるかもしれません。このキットのタイミングはCL38(38-38-83-121-2T)のままです。
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さて、ベンチマークですが、Intel Core i9-12900K CPUは、Cinebench R23でテストされ、30,549ポイントという驚異的なスコアを記録しました。
これにより、Alder LakeのCPUは、メインストリームのチップとして初めてCinebench R23で30Kの壁を破っただけでなく、32個のZen+コアを搭載したAMDのRyzen Threadripper 2990WXよりも高いパフォーマンスを発揮しました。
※ 原文はZen2コアとなっていますが、恐らくZen+コアの間違いですので、訂正後の文章を掲載します。コメントでのご指摘ありがとうございます。
ちなみに、AMD Ryzen 9 5950Xのスコアは約28,500点で、Intel Alder Lakeチップは少なくとも7%高速ですが、興味深いのは、これがチップが提供する最終的なパフォーマンスではないかもしれないということです。
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Intel Alder LakeのCore i9-12900Kは、AMDのRyzen 5000ラインナップに、レッドチームが今年末から2022年初頭に3D V-Cacheチップを発表するまでの間、苦戦を強いられることになるでしょう。
また、AMDがRyzen 9チップでインテルのCore-Xラインアップを性能/ドルの面で消し去り、ハイエンドセグメントで支配的になったように、インテルもAMDの足跡をたどってメインストリームチップでHEDTラインアップを上回る性能を提供すると思われます。
Intel Alder LakeのCPUラインアップは、それぞれのZ690プラットフォームやDDR5メモリーキットとともに11月に発売される予定です。
インテル第12世代Alder LakeデスクトップCPUのスペック「噂」:
CPU名 | Pコア数 | Eコア数 | 全コア数 / スレッド数 |
Pコア ベース / ブースト (最大) |
Pコア ブースト (全コア) |
Eコア ベース / ブースト |
Eコア ブースト (全コア) |
キャッシュ | TDP (PL1) | TDP (PL2) | 価格 |
Core i9- 12900K |
8 | 8 | 16 / 24 | 3.2 / 5.3 GHz | 5.0 GHz (全コア) |
未確認 / 3.9 GHz |
3.7 GHz (全コア) |
30 MB | 125W | 228W | $599 US |
Core i9- 12900 |
8 | 8 | 16 / 24 | 3.2 / 5.2 GHz | 4.9 GHz (全コア) |
未確認 | 未確認 | 30 MB | 65W | ~200W | $509 US |
Core i9- 12900T |
8 | 8 | 16 / 24 | 未確認 / 4.9 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 30 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
Core i7- 12700K |
8 | 4 | 12 / 20 | 3.6 / 5.0 GHz | 4.7 GHz (全コア) |
未確認 / 3.8 GHz |
3.6 GHz (全コア) |
25 MB | 125W | 228W | $429 US |
Core i7- 12700 |
8 | 4 | 12 / 20 | 3.6 / 4.9 GHz | 4.6 GHz (全コア) |
未確認 | 未確認 | 25 MB | 65W | ~200W | $359 US |
Core i7- 12700T |
8 | 4 | 12 / 20 | 未確認 / 4.7 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 25 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
Core i5- 12600K |
6 | 4 | 10 / 16 | 3.7 / 4.9 GHz | 4.5 GHz (全コア) |
未確認 / 3.6 GHz |
3.4 GHz (全コア) |
20 MB | 125W | 228W | $279 US |
Core i5- 12600 |
6 | 0 | 6 / 12 | 3.7 / 4.8 GHz | 4.4GHz (全コア) |
未確認 | 未確認 | 18 MB | 65W | ~200W | $249 US |
Core i5- 12600T |
6 | 0 | 6 / 12 | 未確認 / 4.6 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 18 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
Core i5- 12500T |
6 | 0 | 6 / 12 | 未確認 / 4.4 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 18 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
Core i5- 12400 |
6 | 0 | 6 / 12 | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 18 MB | 65W | ~200W | $203 US |
Core i5- 12400T |
6 | 0 | 6 / 12 | 未確認 / 4.2 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 18 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
Core i3- 12200T |
4 | 0 | 4 / 8 | 未確認 / 4.2 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 12 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
Core i3- 12100T |
4 | 0 | 4 / 8 | 未確認 / 4.1 GHz |
未確認 | 未確認 | 未確認 | 12 MB | 35W | 未確認 | 未確認 |
解説:
Alder Lake 12900KのCinebench R23の結果はRyzen Threadripper 2990WXより速い
まるでZen2コアのRyzen3000シリーズの発売当時をそっくりひっくり返してみているような感じです。
ベンチマークもCinebenchです。
ただしこちらはR23ですが。
さすがに64コアの3990XやZen2 32コアの3970Xよりは遅いようですが、2990WXより速いというのはなかなかセンセーショナルです。
個人的なわがままを言わせてもらえれば
もう書きたくないでござる(涙
と言うのは冗談ですが、本当にZen2発売前夜のAMDのようになってきました。
PCIe5.0と言い、AMDにやられたことをそっくりやり返してきてますね。