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噂:AMD Ryzen Threadripper 5000 “Chagall “に18GT/sのxGMIを搭載

更新日:

AMD Ryzen Threadripper 5000が8月に発売されるとの疑惑、より高速なxGMIを搭載

MoePCが、AMDのHEDT Threadripperシリーズの次期モデルに関する最新の噂をまとめています。

同サイトによると、コードネーム「Chagall」と呼ばれるAMD Threadripper 5000シリーズが8月に発売されるとの噂が出ていますが、同サイトでは同シリーズの発売日の可能性については言及していません。

なお、Chagallはこれまで噂の中でしか登場しておらず、ここ数ヶ月で浮上したロードマップにも含まれていませんでした。

AMD “Chagall “の詳細、ソース:MoePC

 

MoePCは、Threadripper 5000シリーズのコア数に変更はないが、プロセッサアーキテクチャはZen3に変更されると主張しています。

実際、ChagallはZen3+をベースにしているのではないかという噂がありましたが、この主張は今のところ確認されていません。

Threadripper 5000では、製造ノードやDDR4メモリのサポート、さらにはTDPも変更されないようです。

Chagallが既存のTRX40マザーボードをサポートして発売される可能性が高いことからも、それは理解できます。

MeoPCがChagallの唯一の変更点として挙げているのは、コードネーム「Milan」と呼ばれるEPYC 7003シリーズと同様に、チップ間グローバルメモリインターコネクト(xGMI)の速度が16GT/sから18GT/sに向上したことです。

両シリーズにはZen3マイクロアーキテクチャーをはじめとする多くの共通点があるため、この変更は予想されていました。

最新の噂によると、Threadripper 5000は8月に発表され、9月に発売される予定です。

このシリーズは最大64コア、128スレッドを提供する予定ですが、16コアのSKUも検討されているようです。

しかし、Chagallの完全なスペックはまだ確認されていません。

AMD Ryzen Threadripperシリーズ

コア数/
スレッド数
ベース
クロック
ターボ
クロック
TDP
AMD Ryzen Threadripper 5000 “Chagall” Zen3 [?? PCIe 4.0 Lanes, 4x DDR4 Memory]
TR 5990X (?)  64C/128T 不明 不明  280W
TR 5980X (?)  32C/64T 不明 不明  280W
TR 5970X (?)  24C/48T 不明 不明  280W
TR 5960X (?)  16C/32T 不明 不明  280W
AMD Ryzen Threadripper PRO 3000 “Castle Peak” Zen2 [128 PCIe 4.0 Lanes, 8x DDR4 Memory]
TR PRO 3995WX  64C/128T  2.7 GHz  4.2 GHz  280W
TR PRO 3975WX  32C/64T  3.5 GHz  4.2 GHz  280W
TR PRO 3955WX  16C/32T  3.9 GHz  4.3 GHz  280W
TR PRO 3945WX  12C/24T  4.0 GHz  4.3 GHz  280W
AMD Ryzen Threadripper 3000 “Castle Peak” Zen2 [64 PCIe 4.0 Lanes, 4x DDR4 Memory]
TR 3990X  64C/128T  2.9 GHz  4.3 GHz  280W
TR 3970X  32C/64T  3.7 GHz  4.5 GHz  280W
TR 3960X  24C/48T  3.8 GHz  4.5 GHz  280W

ソース:Videocardz.com – AMD Ryzen Threadripper 5000 “Chagall” to feature xGMI at 18 GT/s

 

 

 

解説:

Zen3 Threadripper “Chagall”の噂が登場

チップ間グローバルメモリインターコネクト(xGMI)の速度が16GT/sから18GT/sに向上

このようになったようです。

また、ラインナップはCastle Peakが24C/48T、32C64T、64C128Tでしたが、Chagallは16C/32T、24C/48T、32C/64T、64C/128Tとなるようです。

16C/32Tと言うのはやはり、マルチスレッド性能とシングルスレッド性能のバランスが取りやすいコア数であり、280Wと言うTDPも併せて、ゲーム用としてはかなり使いやすい仕様かもしれません。

ゲーム用に24C/48Tやそれ以上あるより、ターボでもっと回せた方が恩恵がありますからね。

64C/128Tのトップモデルよりもゲーム用ならば16C/32Tの方が有用でしょう。

ただし、あくまでも噂ですから、これで完全に決定と言うわけではありませんので、その点は注意してください。

また、ChagallはZen3+になるという噂もあり、これも可能性はあるのかなと思います。

ThreadripperがデスクトップRyzenの選別品ならば、Computexで発表された3D-VCache搭載の新しいZen3+を使った方が生産上も都合がよいでしょう。

ただ、来年はZen4の発売が控えており、そのあとはまたZen4 Threadripperが来ると思われます。

HEDTは動く金額が大きいので、いつ更新するかは悩ましいところ。

まあ、HEDTを購入する人はそう言うことは気にしないのかもしれませんが・・・・。

 

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