6nmのZen3+コアを搭載したAMD Rembrandtを2022年に発表
リーカーの「vegeta」氏が、来年のAMDノートブック製品のロードマップを明らかにしました。
このロードマップは、ここ数ヶ月ウェブ上で流れていた噂のいくつかを再確認するものです。
AMD Rembrandt-Hは2022年に新しいFP7ソケットで発売されます。ロードマップでは、6nmの製造プロセスと新しいZen3+コア・アーキテクチャーを採用することが確認されています。
TDP45Wのこのプロセッサーは、PCIe Gen4、LPDDR5、DDR5メモリー、USB4をサポートする予定です。
また、同じ仕様で低消費電力(15W)のRembrandt-Uバージョンも期待されています。
また、「Van Gogh」と「Dragon Crest」も確認されています。
これらのAPUの正確な用途が判明したのは今回が初めてです。これらのAPUは、タブレットやハンドヘルド機器に代表される「プレミアムフォームファクター」に使用される予定です。
重要なのは、vegetaによると、Van Gohはキャンセルされたとのことで、ロードマップは明らかに最新のデータを示していないということです。
そうでなければ、「Van Gogh」と「Dragon Crest」の間には大きな違いはなく、後者は「Van Gogh」のある種のリフレッシュであると考えられます。
これらのプレミアムAPUは、Zen2コアとNavi2統合グラフィックスを搭載しています。
7nmの製造プロセスを採用し、9Wで動作します。興味深いことに、これらのAPUはLPDDR5メモリをサポートします。
AMDは、Cezanne-Uとスペックを共有すると思われるBarcelo-Uも発売する予定だ。
AMDはすでに「Lucienne-U」で同様のことを行っており、これは基本的に「Renoir-U」のコピーだった。
しかし、AMDは、シリコンに物理的な変更があることを確認しており、それはつまり、これをリフレッシュやリブランドと呼ぶべきではないということを意味している。
同じ原理がBarcelo/Cezanneにも当てはまると思われる。
AMD Rembrandt(レンブラント)、Dragon Crest(ドラゴンクレスト)、Barcelo(バーセロ)は、いずれも2022年の製品だ。
AMDは、Cezanneの発表から1年後、つまり1月のCESで最初の次世代ノートPCの発表をする可能性が高い。
ソース:Videocardz.com – AMD Ryzen 6000 notebook roadmap leaks, 6nm Rembrandt with Zen3+ and Navi2 in 2022
解説:
Van Goghはキャンセル?あまりにも変化が激しいAMDのモバイル向けロードマップ
AMDのモバイル向けロードマップがリークしました。
今まで私も目にしたことが無かったタイプのもので、これを見るとRembrandtは来年、モバイル向けのZen4の代わりに出し、2023年以降、モバイル向けのZen4を出すものと思われます。
Rembrandtを来年に挟む理由ですが、やはり、コスト的な問題が大きいのかなと思います。
Intelはまだ10nmですから、TSMCのN7の系列である6nmでも問題なく対抗できると考えているのかもしれません。
驚くべきことにVan Goghがキャンセルされています。
それなりの受注があったから作ったのでしょうから、ちょっと信じがたい話です。
原因は私が思いつく限りではやはり世界的な半導体不足による生産の問題が影響してるのかなと思います。
4.5W-9Wクラスの高性能APUだと4コアが投入できるのは以前だとかなりの強みがありましたが、現在では普通にTigerlakeが強力で4コアや5コアが投入されています。
その辺も影響している可能性はあるのかなと思います。
ちょっと前まではこのクラスは2コア4スレッドが当然だったので時代は変わったなと思います。
2022年はデスクトップに5nmのZen4を投入し、モバイルは6nmのRembrandt、2023年以降、順次新しいコアを投入していくのかもしれません。
TSMCは2nmまで予定が埋まっています。
そろそろ、2024-2025くらいまでのノーマルRyzenやスレッドリッパーも含めた改訂版のロードマップがリークしてもおかしくないころだと思いますがこれだけラインナップが混乱していると先の予定を立てるのが難しいのかもしれませんね。