AMD は、マザーボードメーカーが AM4 ベースの X370 マザーボードでデスクトップ CPU「Ryzen 5000」のサポートを提供しないように制限しているようです。
これは、ASRock の担当者が、古い 300 シリーズのボードで Zen 3 のサポートを受けることができるかどうかを尋ねる顧客に対して説明したものです。
AMD はマザーボードメーカーに対し、X370 AM4 ボードでの Ryzen 5000 デスクトップ CPU BIOS サポートの提供を制限しています。
X370およびその他の300シリーズのチップセットマザーボードは、Matisse Refresh Ryzen 3000XTシリーズまでのRyzen CPUサポートしか受けられないようです。
マザーボードメーカーが新しいZen 3ベースのRyzen 5000 CPU用のBIOSサポートをリリースしていないことを不思議に思っていた方には、その答えが見えてきたようです。
問題は、マザーボードメーカーがBIOSをリリースしたくないということではありません。
実際、マザーボードメーカーはすべてのボードのBETA BIOSサポートをリリースしようと努力していますが、AMDは古いX370マザーボードのサポートをリリースすることを意図的に制限しています。
以下は、Hardwareluxxのフォーラムメンバーが投稿したメールです:
こんにちは、Jörgさん。
残念ながら、AMD から X370 は Vermeer CPU をサポートすべきではないという警告を受けました。
明らかに、一部の顧客が内密に取引しようとしたので、AMD がそれに気付き、ASRock がこれ以上取引しないように指示しました。添付ファイルはBIOSで、この場合、私が提供できる最後のBIOSです。
ありがとうございます。
AMDは当初、AM4ソケットは2020年までサポートされるとしており、Zen 3ベースのRyzen 5000 CPUが2020年リリースであることを考えると、それらも同じカテゴリーに入るはずですが、AMDはマザーボードメーカーにそれを止めさせたようです。
実際、400シリーズのボードであるX470&B450のラインナップでさえ、Ryzen 5000のCPUを公式にはサポートしていないのです。
これらの製品のサポートはBETAのみで、バグやエラーの責任はAMD自身ではなくボードベンダーにあるということです。
いくつかのメーカーに聞いてみたところ、X370マザーボードでAMD Ryzen 5000 CPUのBETA BIOSをサポートすることは可能だが、AMDはBETAのリリースさえも制限しているという。
Ryzen 5000 CPUがX370でサポートされない理由はありませんが、ハイエンドスタックの一部のマザーボードが十分な性能を備えていることを考えると、その理由はよくわかりません。
確かに一部のボードではBIOSの容量が制限されていますが、ユーザーが特定の世代のデスクトップCPUに移行したいのであれば、それを妨げる必要はありません。
解説:
X370/B350でのRyzen5000シリーズのサポートはAMDが制限している
どうもこのような話が上がっているようです。
長く製品が使えるようにサポートしているAMDですが、Zen3に関してはX370/B350でサポートしないようにマザーボードメーカーに制限をかけているようです。
Socket AM4の寿命の長さを考えると仕方ないのかなとも思います。
X470/B450はかなり長く販売されているうえに価格的にも意味がありますが、X370/B350は割とそうでもなかったので、私的にはこの機会に買い替えた方が良いのではないかと思います。
なんと言っても当初の告知通りですから、これをもってAMDが悪いとは言えないのでは?
それを言ったらIntelのプラットフォームは・・・と言う話になりますよね。
それよりもDDR5に移行した後も世代に跨る互換性を維持してほしいなと私は思います。