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NVIDIA、GeForce GTX 1650グラフィックスカードでゲーム用GPUの不足に対処、第2四半期半ばに供給と販売を拡大予定

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ゲーミンググラフィックスカードおよび一般的なGPUは、世界中で供給不足に陥っていますが、NVIDIAは、最も人気のあるグラフィックスカードの1つである「GeForce GTX 1650」の供給を増やすことで、これに対抗することを計画しています。

Channel Gateを通じた中国での報道によると、NVIDIAはゲーム分野での供給不足に対処するために、旧式のTuringベースのメインストリームカードの供給を増やしているのではないかと考えられています。

NVIDIAはGeForce GTX 1650グラフィックスカードの供給を増やすことで、ゲーム用GPUの不足に対処すると言われています。

ゲーマー、特にグラフィックカードを売り払って新しいものを手に入れようとしているゲーマーにとっては大変な時期です。

ゲーミンググラフィックスカード市場は、クリプトマイニングによる問題と、AMDとNVIDIAの両方によるGPU全般の供給不足の両方に悩まされています。

複数の報道によると、この供給不足は2021年末まで続くとされており、2021年の間、多くの人がハイエンドで適切なゲーミンググラフィックスカードを手にすることができません。

数ヶ月前、NVIDIAは、メインストリームセグメントでの作業を効率化するために、TuringベースのGeForce RTX 2060およびPascalベースのGeForce GTX 1050シリーズのグラフィックスカードの供給をDIYおよびOEMセグメントに増やすことを決定しました。

今回、NVIDIAは、人気のグラフィックスカードの1つであるTuringベースのGeForce GTX 1650をリテールセグメントに導入することを計画しています。

厳密には、このカードの生産は終了していないので、再導入ではありませんが、代わりにNVIDIAは、いくつかのメインストリームゲーマーの需要を満たすために、このカードの供給を増やすことを計画しています。

この情報源によると、NVIDIA GeForce GTX 1650の供給は今年の4月に増加し、2021年5月までにさらに多くのTuring TU117 GPUが市場に投入される見込みです。

このグラフィックスカードは、896個のCUDAコア、最大1590MHzのクロック、128ビットのバスインターフェースで12Gbpsで動作する4GB GDDR6メモリを搭載しており、野獣ではありません。

TDPはわずか75Wで、メインストリームのゲーマーがこのカードを購入する確かな理由となっています。

現在、NVIDIA GeForce GTX 1650の最安値は399米ドルで、このカードが登場したときの希望小売価格149米ドルの2.5倍の価格となっています。

供給量の増加は価格にあまり影響しないかもしれませんが、ここ数ヶ月、GTX 1650はメインストリームのゲーマーからの注目を集めています。

このカードは、Steamのハードウェア調査で2番目に高いグラフィックスカードのシェアを獲得し、3番目に人気の高いグラフィックスカードとなっています。RTX 2060とGTX 1050/1060もトップ5に入っており、NVIDIAが供給量を増やすのも納得です。

ソース:wccftech – NVIDIA To Fight Gaming GPU Shortage With GeForce GTX 1650 Graphics Card, Increased Supply & Availability Expected in Mid Q2

 

 

解説:

OEM向けにGTX1650増産決定

GTX1650の増産を決定した裏にはいくつかの理由があるのでしょう。

私が思いつく理由を列挙しています。

・実数が多いのはRTX3080などを求めるハイエンドゲーマーではなく、GTX1650などを求めるエントリー層

・さらに細かいパーツにこだわらないOEMではエントリー層が多いと思われる。

・GTX1650はGDDR6を使っていないモデルが多く、GDDR6不足に巻き込まれない

こんな感じですかね。

ただ、私としてはちょっと不愉快です。

「自作のリテール向けとしてはGTX1050を再生産しておいて、大量出荷が見込める優良顧客であるOEM向けはGTX1650ですか、フーン」と言うのが本音です。

ただ、OEM向けのRTX3000シリーズを生産しても価格が安ければどこかで横流しされる可能性があるってことであり、ちょっと戦慄しています。

いずれにしてもリテール向けは相変わらず扱いがひどいなあと感じました。

品薄の解消には2021年一杯まで続くとの観測になりました。

どんどん後ろ倒しになっているということです。

私はRTX3000シリーズはもう品薄解消は無いと思います。

特権的なマイニング事業者の裏にいるのは中国だと思います。

中国は相変わらず迷惑な国だなあと思います。

中国でやっていたマイニングはイランのテヘランに移ったという話を以前しましたが、イランと中国の関係は以下の記事を読めばわかります。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR272DE0X20C21A3000000/

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210114/mcb2101140600001-n1.htm

中国はオーストラリアともめたことにより石炭の輸入がストップ、空前の電力不足となり、暖房の使用制限までかかっています。

また、マイニングファームが移ったテヘランは中国と仲が良いイランの首都であり、なぜそうなったのか見る人が見ればすぐに刷することができます。

中国人と言うのは結局、誰に迷惑が掛かろうが自分さえよければよいという人種と言うことです。

 

 

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