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AMD RDNA 3ベースのRadeon RXグラフィックスカード用フラッグシップゲーミングGPU「Navi 31」はBig Navi RDNA 2よりも約3倍高速になった

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Radeon RX Gamingグラフィックスカード用のAMDの次世代RDNA 3「Navi 3X」GPUは、前世代よりもはるかに大きな性能向上を実現するようです。

先日のAMD Navi 33に続いて、KittyYukoさんが、フラッグシップGPUであるNavi 31が非常にパワフルなチップになることを明らかにしてくれました。

AMD Navi 31 GPUはRDNA 3 MCMデザインで、Navi 21 RDNA 2 GPUよりも3倍のパフォーマンスアップを実現し、160コンピュートユニットと10,000コア以上を搭載する予定です。

昨日お伝えしたNavi 33と同様に、AMD Navi 31もRDNA 3(GFX11)をベースにしたGPU IPとなります。

Navi 31 GPUは、現在のフラッグシップGPUであるNavi 21に代わるもので、デュアルチップレットデザインを採用することを考えると、約2倍の大きさになります。

現在のBig Navi (21) GPUは非常に強力なチップであると誰もが考えていますが、現在聞こえてくる次世代パーツの噂によれば、Big Navi (31) GPUは既存のパーツを忘れさせてくれるものになるでしょう。

翻訳

2.5倍では少なすぎる。
想像してみてください :p

翻訳

今となっては100%とは言えませんが、私が知っている限りでは、Navi 31は80 CUのチップレットで、トップSKUには2つ搭載されています。

KittyYuko氏は、RedGamingTechのPaul Eccleston氏への返信の中で、AMD RDNA 3ベースのNavi 31 GPUの2.5倍の性能向上は少なすぎると述べています。

これは、次世代フラグシップがNavi 21 GPUの3倍近くの速度になる可能性を示唆しています。

ちなみに、既存のNavi 21 GPUは、80個のコンピュートユニットまたは5120個のストリームプロセッサーを搭載しています。

また、このチップにはInfinity Cacheが搭載されており、7nmプロセスノードで520mm2のダイサイズを実現しています。

Navi 33は、RX 6800およびRX 6900(RDNA 2 Big Navi 21 GPU)と同様のコア数を持つメインストリームチップであり、フラッグシップモデルでは次のレベルに到達することが期待されています。

80個のコンピュートユニットをデュアルで搭載し、それぞれに5120個のストリームプロセッサーを搭載し、合計10,240個のストリームプロセッサーを搭載しています。

また、AMD RDNA 3ベースのRadeon RX GPUは、TSMC社の新しいプロセスノード(5nmと言われています)を採用しており、これによりダイスペースを節約することができます。

TSMC社の7nmノードと比較して、N5P(5nm)では15%の速度向上、または約30%の消費電力削減を実現します。

AMDは、Navi 3X (RDNA 3) GPUに搭載されている複数のダイを相互に接続し、キャッシュを内蔵した次世代GPU用のアクティブブリッジチップレットソリューションの特許をすでに取得しています。

RedGamingTechによるその他の詳細情報によると、AMD Navi 31 GPUは、NVIDIAのAmpere GPUと同様のレイトレーシング性能を備えている一方で、FiedilityFX Super Resolutionなどの技術に対応する機械学習機能は、NVIDIAのGPUに搭載されているTensor Coreのような専用ハードウェアではなく、低精度のOPSで処理されるとのことです。

Radeon RXグラフィックスカードのAMD RDNA 3「Navi 3」GPUラインナップは、Ada Lovelace GPUをベースにしたNVIDIA独自のMCM GPUと競合することになります。

現時点では、次世代の製品はまだ2022年末から2023年初頭まで期待できないので、この情報は少し割り引いて見てください。

ソース:wccftech - AMD RDNA 3 Based Navi 31 Flagship Gaming GPU For Radeon RX Graphics Card Reportedly Almost 3x Faster Than Big Navi RDNA 2

 

 

 

解説:

RDNA3のフラッグシップNavi31は10240SP、性能はRDNA2 Big Naviの3倍?

RTX2080TiからRTX3090のベンチマーク数値の変化

Timespy Extreme(4K)

RTX2080Ti     7,072

RTX3090     10,373

FireStrike Ultra(4K)

RTX2080Ti    8,446

RTX3090     12,555

 

TuringからAmpereへのベンチマーク数字の変化です。

元々、AmpereはFP32演算性能は非常に高いのですが、ゲーム性能はそうではありません。

RDNAはFP32演算性能の割にはゲーム性能が非常に高いGPUですので、本当に3倍程度の性能が出る可能性があります。

GeforceはTuirngからAmpereの間に4,352から10,496とCUDAコアがほぼ倍増しています。

そして、FP32演算性能も3倍近く上昇しました。

しかし、ゲーム性能は上で触れたようにあまり上がっていません。

※ ちなみにRX5700XTからRX6900XTへは性能が倍以上になっています。

Ada Lovelaceが微細化によって増えたシリコンを何に使うのか?

CUDAコア数の増加がゲーム性能の増加にリニアに繋がらなくなった現在、RDNA3に追いつかれる可能性は非常に高くなったと言ってもよいでしょう。

 

 

 

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※ SAPPHIREはAMD Radeon専業のメーカーであり、Radeonのリファレンス的なメーカーです。

 

 

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