PowerColor社が、RDNA 2アーキテクチャを採用したAMDの次期Radeon RX 6700グラフィックスカードをリークしたようです。
AMD Radeon RX 6700は、Radeon RX 6700 XTに搭載されているNavi 22 GPUを削減したモデルで、メモリ容量も削減されていることが、TechPowerUpによってリークされたこのカスタムモデルのボックスパッケージから確認できます。
AMD Radeon RX 6700グラフィックスカードは6GB GDDR6メモリを搭載し、1440Pゲームにも対応することが確認されました。
AMDがRadeon RX 6700無印グラフィックスカードを開発していることは知っていましたが、12GBと6GBの両方のバリエーションを見ることができました。
PowerColor社のRadeon RX 6700 Fighterは、6GB GDDR6メモリを搭載していますが、12GBの可能性も否定していません。
このグラフィックスカードは、最終的に12GBと6GBのGDDR6の両方を搭載する可能性がありますが、現在は6GBのバリエーションが存在することしか確認できていません。
AMD Radeon RX 6700は、合計2304コアまたは36コンピュートユニットを持つNavi 22 GPUの縮小版を採用することが予想されます。
このカードは、192ビットのバスインターフェースで6GBのGDDR6メモリを搭載し、96MBのInfinity Cacheを維持すると予想されます。
Radeon RX 6700 XTのTDPが230Wであることを考えると、RX 6700のTDPは200W程度になる可能性があります。
パッケージを見る限り、AMDはこのカードを1440pのゲームに向けているようですが、AMDはRX 6700 XTのスライドで、8GB以下のものは1440pの解像度のゲームには推奨されないことを示しており、AMDがこのカードに同じ考え方を適用するかどうかはわかりません。
カード本体については、PowerColor Radeon RX 6700 Fighterは、リファレンスのAMD PCBを採用しながらも、非リファレンスのデュアルスロット・デュアルファンのクーラーを搭載したカスタムデザインです。
シュラウドはマットブラック仕上げで、2つのファンは、複数の銅製ヒートパイプを組み込んだ中央の大きなアルミフィン付きヒートシンクに向けて空気を送り込みます。
電源入力については、8+6または1つの8ピンコネクタが採用されているようです。
AMD Radeon RX 6700は、400ドル以下の米国価格で来月発売される予定です。
PowerColor Radeon RX 6700 6GBグラフィックスカードギャラリー:
解説:
突然出てきたRX6700無印の情報
今回のリークによるとRX6700無印は6GBと12GBのモデルが存在するようです。
性能は恐らく、RTX3070とRTX3060の間になるのではないかと思います。
SPは2304とされています。
パッケージ写真と製品の写真数点のみのリークなので詳しいスペックは判明しなかったようですね。
メモリ搭載容量の考え方について
AMDはRX470/480570/580やRX5500XTに4GBと8GBのモデルを発売し、nVidiaとは全く違った製品ポリシーを持っていることが伺えますが、1440Pでは8GBのメモリ搭載容量では少なすぎると考えているようです。
VRAMと言うのは4Kでも8GBあれば十分で、多くはバッファとして使われ表示領域に使うのはそんなに多くないという海外ユーザーの意見を記事にして以前書きました。
nVidiaはこの意見に沿って製品を発売しているように見えます。
どちらが正し科は置いておいても、Ampere VS Big Navi世代ではBig Naviの方が上位の製品が下位の製品をスペックで上回っており、AMDの方がラインナップの整合性が取れていると感じます。
去年の年末にGDDR6の不足が報じられていましたが、nVidiaは出荷量が多いだけに簡単にはVRAMの搭載容量が増やせないのかもしれませんね。
最新のFabでは工場のリードタイムが伸びており、今日製品の仕様を変更したから明日から量を増やすというような行動は簡単には出来ません。
おそらく、半年単位、年単位の計画が必要でしょう。
nVidiaがメモリ搭載容量をどう考えているのかはSUPERのマイナーチェンジ(すればの話ですが)か、次のlovelace、hopperの発売ではっきりすると思います。
対するAMDは恐らく、後半年もすれば、RDNA3の製品群を発売し、nVidiaを追い抜くと私は予想しています。