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確認済:NVIDIA GeForce RTX 3060 TiはRTX 3070の後に発売される

更新日:

メモリ8GBを搭載したミッドレンジカード。

NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti

今年最初に発売されるAmpereのミッドレンジカードはGeForce RTX 3060 Tiで、これらのシリーズの最初のSKUとなる可能性が高い。

現在、AmpereのGeForce RTX 30シリーズの次のグラフィックスカードがRTX 3060 Tiであることを確認している2つの情報源がある。

RTX 3060非Tiの発売日については、現時点では確認されていない。非Tiモデルには、3枚目のAmpere GPU – GA106 -が搭載されると予想されているが、おそらくまだ発売に向けての準備ができていないと思われる。

NVIDIA GeForce RTX 3060 Tiは、4864個のCUDAコア(1024コアまたはRTX 3070より8SM少ない)を持つGA104-200 GPUを搭載する予定だ。

RTX 3070と同様に、14Gbpsのクロックで8GBのGDDR6メモリを搭載する。バス幅は256ビットのままで、448GB/sの帯域幅を確保する。

当然ながら、このモデルは消費電力が少なくて済む。カスタムボードの定格は200Wと聞いているが、これはリファレンスボードが180Wに近いことを示唆している。

この数字が正しければ、RTX 3060 Tiは175WのRTX 2070とRTX 2060 SUPERよりもわずかに多くの電力を消費することになる。

発売日はまだ確認されていませんが、内部のロードマップでは、10月の終わりを指しています。

我々は、GeForce RTX 3070の発売時に、このSKUについての詳細を聞くかもしれません。

NVIDIAがなぜ最初にTiモデルを発売することにしたのか完全にはわからないが、AMDがRTX 3060が単にしっかりとした競争相手を提供しない強力なミッドレンジを提供しているのではないかと推測するだろう。

 

製造プロセス
チップ型番
ボードID
(FE/REF)
CUDAコア数 メモリ容量
種類
発売日
RTX 3090 8nm
GA102-300
PG136/132
SKU 30
10496  24GB G6X 9月24日
RTX 3080 20GB 8nm
GA102-200
PG133/132
SKU 20
8704  20GB G6X Big Navi
発売後
RTX 3080 10GB 8nm
GA102-200
PG133/132
SKU 10
8704  10GB G6X 9月17日
RTX 3070 Ti 8nm
GA104-400
PG142/141
SKU 0
6144  16GB G6 Big Navi
発売後
RTX 3070 8nm
GA104-300
PG142/141
SKU 10
5888  8GB G6 10月15日
RTX 3060 Ti 8nm
GA104-200
PG190
SKU 10
4864  8GB G6 10月下旬
RTX 3060 製造プロセス不明
GA106
不明 不明 不明 データ無

NVIDIAは、AMD Radeon RX 6000シリーズの発表後にGeForce RTX 3080 20GBとGeForce RTX 3070 Ti 16GBを起動する計画がある(これは10月28日に起こる)まだ確固たる日付はありませんが、すでにGigabyteとGALAXからのリークのおかげで姿を現しています。

GALAX(上)、Gigabyte(下)ともにRTX 3060シリーズを予定している

NVIDIA GeForce RTX 3000シリーズのスペック

RTX 3090 RTX 3080 RTX 3070 RTX 3060 Ti
リファレンス
ボード
PG132
SKU 30
PG132
SKU 10
PG142
SKU 10
PG190
SKU 10
製造プロセス
チップ型番
8nm
GA102-300
8nm
GA102-200
8nm
GA104-300
8nm
GA104-200
ダイサイズ  628 mm2  628 mm2  392 mm2  392 mm2
トランジスタ数 283億 283億 174億 174億
CUDAコア数 10496 8704 5888 4864
有効コア率 98% 81% 96% 79%
Tensorコア数 328 272 184 152
RTコア数 82 68 46 38
ベースクロック  1395 MHz  1440 MHz  1500 MHz 不明
ブーストクロック  1695 MHz  1710 MHz  1725 MHz 不明
シェーダー演算性能  35.6 TFLOPS  29.8 TFLOPS  20.3 TFLOPS 不明
メモリ容量
種類
 24 GB
G6X
 10 GB
G6X
 8 GB
G6
 8 GB
G6
メモリクロック  19.5 Gbps  19 Gbps  14 Gbps  14 Gbps
メモリバス幅  384-bit  320-bit  256-bit  256-bit
メモリ帯域幅  936 GB/s  760 GB/s  448 GB/s  448 GB/s
熱設計  350W  320W  220W  ~180W
小売価格(米ドル)  $1,499  $699  $499 不明
発売日 September 24th September 17th October 15th Late October

ソース:Videocardz.com – Confirmed: NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti launches after RTX 3070

 

解説:

RTX3060Tiが準備されているようです

かねてからの噂があったRTX3060TiやRTX3070TiとRTX3080 20GBがBig Navi発売後に発売されることが確定しました。

そんなことしなくてもAmpereのほうが勝っていると思うのですが、Big Naviが少しでも売れるのが嫌なようで、ただでさえ品薄のGA102搭載モデルをRTX3080 10GBとRTX3080 20GBの二つに分けるようです。

そんなことより、ちゃんと品物を市場に供給してくれと思わないでもないですが、決めるのはnVidiaなのでいかんともしがたいところです。

先日の不具合がコンデンサ由来の物であるというリークが出てから、特定のメーカーに需要が集中しそうだったので私もTUF GamingのRTX3080 10GBを注文しました。

モンハン:ワールドのハイレゾテクスチャ4KでVRAM必要量7.92GBで8GBだとギリギリ足りないと表示されるので、4Kだと8GBではギリギリ足りなくなる可能性がありますが、10GBだと十分かなと思ったこともあります。

また、GPUチップもGA102-200でCUDAコア数も変わりなく、10GBよりもコア数が多くなっていると言うこともありません。

そのため、10GBでも問題は起きないだろうというのが20GB版ではなく、10GB版を予約した理由の一つです。

Ampereからの新機能を使うようになると足りなくなる可能性もありますが、とりあえず8Kのディスプレイはまだ普及価格には程遠いですので、当面は10GBでも問題はないかなと思います。

 

後から「損をした」と思わないモデルを購入するコツ

ここで、なるべく「損をした」と後から思わないようなモデルを購入するコツです。

ただし、ちょっと上級者向けと言うか、考えすぎ(?)なコツになります。(笑

・同じGPUチップを使っている、または同グレードの場合、なるべくフルシリコンを搭載しているモデルを買う

ということです。

もちろん、予算内でというのが前提ですが、同じGPUチップ(GA-104など)を使っている中でフルシリコンの方が回る可能性が高いこと、RTX3060Ti(GA104選別落ち品)とRTX3060(GA106フルシリコン?)ではRTX3060(GA106フルシリコン?)の方がTDPが低い可能性が高いことなどが理由ですね。

RTX3060はGA106になるのではないかと予想されていますが、RTX3060TiはGA104の選別落ち品なので、本来はRTX3070系と言うことになります。

この場合、出来るだけGA106のフルシリコンを購入したほうが良いと言うことですね。

もちろんRTX3060Tiの方が性能は高いですが、その分、TDPが高くなる可能性もあります。

私がGPUを購入するモデルを選ぶ際は上のようなことも加味しています。

もちろん価格の付けられ方によっては上のような考え方は当てはまらない可能性もあります。

 

RTX3070 8GB版をできるだけ避けた方がよい理由

まず、今まで説明してきたように8GBだと4Kでメモリ不足になる可能性があること、RTX3080の10GB版と20GB版と違って、RTX3070とRTX3070TiはCUDAコア数に差があることが挙げられます。

※ 逆に言えば、後からCUDAコア数を増やしたRTX3080TiやSUPERが発売される可能性もあります。というか多分されるでしょう。

また、RTX3070Tiは性能的にBig Naviとモロに被ると思われますので、つぶすために戦略的な価格を付けられる可能性が高いことも挙げられます。

さらにGA104の最上位の製品であることもあって、チップの中でも良品が回され、OCのマージンが高い可能性もあります。

そのため、RTX3070は出来るだけ静観して、RTX3070Tiがどのくらいの価格になるのかを見てからの方がよいでしょう。

ただし、時期的に言って買い逃すと年内は手に入らない可能性はあると思った方が良いです。

また、時期的に言って、GA104の良品率が低い可能性がありますので、RTX3070Tiは数が供給されない可能性もあります。

この場合、「RTX3070はBig Naviよりも性能が高いですよ」と見せるためだけのモデルと言うことになります。

王者nVidiaにしてはかなりセコイやり方ですが、マーケティング戦略としてはかなり有効です。

これらのことを考えて、出来るだけ賢い行動をとった方が良いです。

 

 

 

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