Intel Alder Lake 最大16個のコンピュートコア
ハイブリッド技術(別名big.SMALLアーキテクチャ)を搭載したIntelの次期第12世代Coreシリーズは、2021年後半に発売される予定であることが先月確認された。
PTT Shoppingフォーラムからの以前のリークによると、Alder Lake-Sは少なくとも3つのバリエーションが用意される予定だった。
数字(8+8+1など)はそれぞれBIG、SMALL、GPUコア数を指している。
Corebootからの新しいリークでは、Alder Lakeシリーズの全構成がリストアップされています。
これにはAlder Lake-S(デスクトップ)とAlder Lake-P(モバイルシリーズと思われる)が含まれています。
このシリーズは実際に2から8のビッグコアと0から8のスモールコアを搭載することが明らかになっています。
統合グラフィックスに関しては、Core SシリーズはGT1構成でのみ利用可能となる。
一部のPシリーズSKUではGT2と呼ばれる上位構成が発売される予定ですが、大半のモデルはGT1構成を採用します。
{ CPUID_ALDERLAKE_S_A0, “Alderlake-S A0” },
{ CPUID_ALDERLAKE_P_A0, “Alderlake-P A0” }
Intel Alder Lake シリーズ
BIGコア | SMALLコア | GPU | Alder Lake S | Alder Lake P | |
8 Big コア |
|||||
8+8+1 | 8 | 8 | GT1 | YES | NO |
8+6+1 | 8 | 6 | GT1 | YES | NO |
8+4+1 | 8 | 4 | GT1 | YES | NO |
8+2+1 | 8 | 2 | GT1 | YES | NO |
8+0+1 | 8 | 0 | GT1 | YES | NO |
6 Big コア |
|||||
6+8+2 | 6 | 8 | GT2 | NO | YES |
6+8+1 | 6 | 8 | GT1 | YES | NO |
6+6+1 | 6 | 6 | GT1 | YES | NO |
6+4+2 | 6 | 4 | GT2 | NO | YES |
6+4+1 | 6 | 4 | GT1 | YES | NO |
6+2+1 | 6 | 2 | GT1 | YES | NO |
6+0+1 | 6 | 0 | GT1 | YES | NO |
4 Big コア |
|||||
4+8+2 | 4 | 8 | GT2 | NO | YES |
4+0+1 | 4 | 0 | GT1 | YES | NO |
2 Big コア |
|||||
2+8+2 | 2 | 8 | GT2 | NO | YES |
2+4+2 | 2 | 4 | GT2 | NO | YES |
2+0+2 | 2 | 0 | GT2 | NO | YES |
2+0+1 | 2 | 0 | GT1 | YES | NO |
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_1, “Alderlake-S (8+8+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_2, “Alderlake-S (8+6+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_3, “Alderlake-S (8+4+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_4, “Alderlake-S (8+2+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_5, “Alderlake-S (8+0+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_6, “Alderlake-S (6+8+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_7, “Alderlake-S (6+6+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_8, “Alderlake-S (6+4+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_9, “Alderlake-S (6+2+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_10, “Alderlake-S (6+0+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_11, “Alderlake-S (4+0+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_ID_12, “Alderlake-S (2+0+1)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_1, “Alderlake-P (2+8+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_2, “Alderlake-P (2+4+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_3, “Alderlake-P (6+8+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_4, “Alderlake-P (6+4+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_5, “Alderlake-P (4+8+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_6, “Alderlake-P (2+4+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_7, “Alderlake-P (2+8+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_8, “Alderlake-P (2+0+2)” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_ID_9, “Alderlake-P (2+0+2)” },
Intel Alder Lake S および P-Series の構成、ソース:Coreboot
Intel Alder Lake PCHの名前
また、今回のリークではプラットフォームコントローラハブ(PCH)の内部名称も明らかになっています。
Alder Lakeのプラットフォームには、Premium、Super、Base、Mainstreamがあると予想されています。
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_0, “Alderlake-P-Base SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_1, “Alderlake-P-Super SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_2, “Alderlake-P Premium SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_3, “Alderlake-P Mainstream SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_4, “Alderlake-P-Base SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_5, “Alderlake-P-Base SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_6, “Alderlake-P Super SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_7, “Alderlake-P Premium SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_P_ESPI_8, “Alderlake-P-Base SKU” },
[…]
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_0, “Alderlake-S-Base SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_1, “Alderlake-S-Super SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_2, “Alderlake-S Premium SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_3, “Alderlake-S Mainstream SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_4, “Alderlake-S-Base SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_5, “Alderlake-S-Base SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_6, “Alderlake-S Super SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_7, “Alderlake-S Premium SKU” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADP_S_ESPI_8, “Alderlake-S-Base SKU” },
Intel Alder Lake PCHのコードネーム、ソース:Coreboot
Intel Alder Lake GPU構成
意外と知られていないことだが、Intelは統合グラフィックスにGTxのコードネームを使っている。
残念ながら、このグラフィックスがRocket Lakeと同じGen12 Xeグラフィックスをベースにしているのか、それとも新しいアーキテクチャを使っているのかは明らかにされていない。
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_GT0, “Alderlake GT0” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_GT1, “Alderlake GT1” },
[…]
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_P_GT2, “Alderlake P GT2” },
{ PCI_DEVICE_ID_INTEL_ADL_S_GT1, “Alderlake S GT1” },
Intel Alder Lake GPU の設定、ソース:Coreboot
ソース:Videocardz.com – Intel Alder Lake-S and Alder Lake-P CPU, GPU and PCH configurations leaked
解説:
Alder Lake-Sのコア構成がリークしました。
Littleコアは0か8かとおもっていたのですが、割と細かく分かれているようでびっくりです。
BigコアよりもLittleコアのほうが多いという構成もあるようです。
ゲームに使うならば、8+0+1、6+0+1、4+0+1でよいのではないかと私は思うのですが、それを言ったら身も蓋も無いのですかね。
ここからはちょっと口の悪い表現を使います。
金魚の糞のようにくっついているAtomのコアに何か意味があるんですかね。
特にゲームに使うときにはあまり意味がない気がします。
配信などを行うときは多少変わってくる可能性はありますが、現在、GPUのエンコードが主流になっていますので、スモールコアにどれだけ意味があるかですね。
私は情報発信を始めるまでIntelはAtom系コアを使っていました。
はっきり言って遅いです。
最近のAtom系コアは昔に比べると性能は雲泥の差ですが、やはりイメージと言うものがあり、ちゃんと使い物になるのかどうかは気になるところです。
一応自作できる最新のAtom系コアであるPentium Silver J5005ですが、性能は以下の通りになっています。
Pentium Silver J5005
PassMark シングル 1220/マルチ 3210
Core i7-870
PassMark シングル 1383/マルチ 3021
第一世代(SandyBridgeの前)のCore i7と同程度となっています。
SandyBridgeの前と後では性能がかなり違いますが、今からすると正直遅いです。
これよりも速くなるのは確実ですが、Littleコアに切り替わった瞬間に劇遅になるなどは勘弁してほしいところです。