近日発売のAMD EPYCプロセッサが発見されました。
AMD Milan
まだ発売されていないZen3ベースのEPYCプロセッサの新たなリストが発見された。
このデータは、プロセッサの周波数構成を明らかにしているが、残念ながらコア構成は明らかにされていない。100-000000114-07_22_15_Nというコードネームのサンプルは、ベースクロックが1.5GHz、ブーストクロックが2.2GHzとなっています。
このクロック速度は、初期のエンジニアリングサンプルである可能性が高いことを示しています。
前世代のEPYCプロセッサにもこのようなクロックが見られたが、最終モデルはもっと高いクロック(約3.4GHz)だった。
AMDのMilanは、Genesis(内部コードネーム)としても知られていますが、2020年後半に予想される次期Zen3 EPYCシリーズ(7xx3と呼ばれる可能性が高い)です。AMDは、MilanベースのEPYCシリーズが「2020年後半」に出荷されることを確認している。
AMDのZen3 EPYCプロセッサは7nm+アーキテクチャを特徴とするが、その変更点は、コア設計やコア数ではなく、ワットあたりの性能向上に反映される可能性が高い。
rhel8.3.3.0-av の Milan ホストで vcpu を rhel8.3.0 ゲストに hotplug したときにこの問題が発生しました:
[root@amd-milan-03 home]# /usr/libexec/qemu-kvm -cpu EPYC -device EPYC-x86_64-cpu,socket-id=1,core-id=0,thread-id=1,id=cpu1 -m 4096 -smp 1,threads=2,cores=1,sockets=3,maxcpus=6
qemu-kvm: -device EPYC-x86_64-cpu,socket-id=1,core-id=0,thread-id=1,id=cpu1: Invalid CPU [socket: 22009, die: 0, core: 0, thread: 1] with APIC ID 44019, valid index range 0:5
host version info:
kernel-4.18.0-202.el8.x86_64&qemu-kvm-5.0.0-0.module+el8.3.0+6620+5d5e1420.x86_64host cpu info:
model name : AMD Eng Sample: 100-000000114-07_22/15_N
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | |
EPYC Series | EPYC 7xx114nm (Zen)Naples | – | EPYC 7xx27nm (Zen2)Rome /Starship |
EPYC 7xx37nm+ (Zen3)Milan /Genesis |
EPYC 7xx45nm (Zen4)Genoa /Floyd |
ソース:Videocardz.com – AMD Zen3-based EPYC “Milan” processor spotted
解説:
Zen3コアを搭載したEPYCであるMilanが発見されました。
公式のスライドでは2020年Q3ローンチ予定となっています。
サーバー向けのSP3ソケットはここまでで次のZen4「Genova」からはDDR5に対応し、ソケットSP5に対応するといわれています。
CCD単位で共有だったL3キャッシュは全CPUで共有されることになるほか、ファーストZen設計時に入れられなかったアイディアをすべて入れ込んでいるといわれており、製造プロセスは7nm+が使われると当初言われていましたが、N7Pになるのではないかと言う噂も流れています。
7nm+=7nmEUV、EUVを使った製造プロセス。通常の7nmと互換性はない。7nmと同じ電力で+15%性能向上
N7P=通常の7nmの改良版で互換性あり、7nmと同じ電力で+10%性能向上
サーバー向けですが、初めて発見されたZen3コアのCPUですので、一応取り上げておきます。