IntelはLGA1700ソケットを利用するAlder Lake-Sシリーズを確認した。
Intel 12th Gen Core 別名 “Alder Lake-S”
このリークは実際にはインテルからのものなので、むしろニュースと考えるべきだろう。
彼らの開発リソースのウェブサイトは、明らかな理由で公開されていないが、パスワードで保護された文書を閲覧することは可能だ。
そのようなウェブサイトの1つに、Alder Lakeシリーズの新しい情報が掲載されている。
新たに掲載されているのは、まだ目的が不明なAlder Lake-Pというシリーズだ。
Intelが発表した最新のPシリーズは、最大24コアを搭載したAtomサーバーシリーズで、コードネームは「Snow Ridge」。
これがAlder Lakeとどのように関係しているのかは不明だが、Alder Lakeは8つの大きなコア(Golden Coveアーキテクチャである可能性が高い)と8つの小さなコア(Gracemontコア設計であると噂されている)を搭載すると噂されていることは特筆すべきだろう。
Alder Lake-Sについて今のところわかっていること
Alder Lake-SはRocket Lake-Sの後継機です。
新しいソケット(LGA1700)をサポートするように構成されている。
Alder Lake-Sは、ビッグコア/スモールコアアーキテクチャ(ARMのBigLITTEに似ている)を特徴とすることが期待されています。
同シリーズは、Golden Cove/Gracemontコアを搭載すると噂されている。
このプラットフォームは、Intelがデスクトップ向けにDDR5メモリをサポートするのは初めてとなる。
@momomo_usからの新鮮なリークにより、Intelは現在、公式リソースサイトにもLGA1700ソケットを掲載していることが明らかになりました。
これはAlder Lake-Sに関して、Intelから新しいソケットについて直接確認された最初のものです。
これまでこの噂は、Intelプラットフォームのテスト機器を専門に扱うメーカーか、リーク元のメーカーのみが言及していましたが、今回のリークでは、IntelがLGA1700ソケットを搭載していることが明らかになりました。
エントリー「LGA1700-ADL-S」はAlder Lake-Sを指しています。
Alder Lake-Sの発売日はまだ未確認で、長い間未定のままだろう。
次に発売される新シリーズは、LGA1200ソケットを搭載するため、既存の400シリーズマザーボードを陳腐化させ、Comet LakeとRocket Lakeのみがサポートすることになる。
INTELメインストリームCPUシリーズ スペック
Coffee Lake-S | Comet Lake-S | Rocket Lake-S | Alder Lake-S | Meteor Lake-S | |
発売年 | 2018 | 2020 | 2020 | 2021 | 2022-2023 |
製造プロセス | 14nm | 14nm | 14nm | ? | ? |
アークテクチャー | Skylake | Skylake | Willow Cove (?) | Golden Cove + Gracemont | ? |
最大コア数 | 8コア | 10コア | 8コア | 16コア (Big8コア+ Litttle8コア) |
? |
ソケット | LGA1151 | LGA1200 | LGA1200 | LGA1700 | LGA1700 |
サポートメモリ | DDR4 | DDR4 | DDR4 | DDR5 | DDR5 |
PCI Express | PCIe 3.0 | PCIe 3.0 | PCIe 4.0 | PCIe 4.0 | ? |
世代 | 8th/9th Gen Core-S | 10th Gen Core-S | 11th Gen Core-S (?) | 12th Gen Core-S (?) | ? |
チップセット | Intel 300 (eg. Z390) | Intel 400 (eg. Z490) | Intel 500 (Z590) | Intel 600 (eg. Z690) (?) | ? |
ライトテックが掲載済みのAlder Lake LGA1700ソケット(上) – ソース / Intel Gen5 VRテストベースキット(下)
ソース:Videocardz.com – Intel confirms Alder Lake-S to require LGA1700 socket
解説:
Intel公式のページからAlder Lake-Sの存在が確認できたとのこと。
ソケットはLGA1700になり、Comet Lake-SやRocket Lake-Sからソケットの変更になることはこれで確実になったということです。
ピン数が大幅に増えて、コア数も高性能コア8+高効率コア8の合計16コアになると言うこと。
このモバイルARMが採用しているビッグ・リトルアーキテクチャーを高性能デスクトップの分野でどのように生かすのか興味は尽きないところです。
発売は2021年と言われており、製造プロセスは表中では不明とされていますが、10nmになるといわれています。
長らく続いた14nmからようやく脱することが出来ます。
AMDの製品としてはRyzen5000シリーズとぶつかることになります。
Ryzen5000シリーズはTSMC5nm(Intel7nmに相当)で製造され、DDR5をサポートするといわれています。
順調に製造プロセスの恩恵を受けて進化を続けるAMDのRyzenに勝てるかどうかです。
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