Take-Two の CEO である Strauss Zelnick 氏は、ちょうど 1 年前に Google Stadia のサービスについて「かなり楽観視している」と非常にポジティブな発言をしていました。
ゼルニック氏は、2019年5月のサービスについて、「世界中のあらゆるデバイスでゲームをプレイすることができ、低遅延でプレイすることができるということは、もしそれが実現できれば、非常に説得力がある」と述べています。
先週のインタビューでゼルニック氏は、「Stadiaの立ち上げが遅れている」と言うプラットフォームの不振な成功を認めており、「技術が提供できるものにいくつかの過大宣伝があったと思うし、結果としていくつかの消費者の失望があった」と述べています。
ゼルニック氏は、ゲームが 60 USD+ で販売されているときに、このようなサービスのポイントを疑問視し、オンラインサービスの欠点のいずれかなしで同様のパフォーマンスのコンソールは、わずか 300 USD のために持っていたことができます。
それは、ここ数年でポップアップしているゲーム ストリーミング サービスのコレクションの運命を見ることは興味深いことでしょう。
ソース:techpowerup – Take-Two CEO Calls Google Stadia a “Dissapointment”
解説:
さんざんだったSTADIAの立ち上げ
私が高く評価していたSTADIAですが、アメリカのTake-Twoという会社のCEOからぼろくそに評価されたという話です。
STADIAは失敗したのか?
私のサイトにも過激なコメントを付けられる方がいるので、念のために言っておくと、私はSTADIAが覇権を取るといっていました。
そういう方は多分、私の予言が外れたといって大喜びされているかもしれません。(笑
しかし、今でもSTADIAが覇権を取るという意見は変わりません。
しかし、いくつかの理由により、おそらく、ゲームのストリーミングサービスの普及は遅れます。
- 5Gのモデムを製造しているファーウェイがTSMCから追いだされた
- コロナウィルスの蔓延によるあらゆる業種での業務遅延
- 5Gの普及が予定より遅れるだろうという予測
上の理由により、STADIAのようなゲームストリーミングサービスへの逆風が吹きました。
また、景気の悪化によって、衛星通信によってネットの遅延を解消しようとするいくつかの新興企業が倒産していますので、そういった面でも普及が遅れる可能性はあります。
STADIAは5Gの普及を前提にしたサービスであり、バリバリのゲームファンに向けたものではなく、コモディティ向けのサービスです。
そのため、5G普及前夜なこともあり、立ち上がりは静かなものになると私は思っていました。
4G回線が出てきたときに一緒に出てきたサービスにDropboxやEvernoteなどがあります。
こうしたサービスにインフラが追い付いてきたのは4Gが普及してしばらく経ってからです。
実際に回線が増強されるには、5Gという圧倒的な回線速度を誇る端末がある程度普及する必要があるということです。
ゲームのストリーミングサービスが普及するという私の予想・意見の根拠は次の通りです。
「あなたはこれによってPS6や次世代Xbox Series Xが出ると思いますか?」
私はノーだと思います。