テストされたIntel Core i5-10400
Chiphellフォーラムのリーカーが、Core i5-10400の性能を現行のCore i5-9400Fと比較したプレビューを投稿しています。
2つのプロセッサの間には、いくつかのマイナーな違いがあります。
Comet Lake-Sモデル(10400)は、前身とは異なり、ハイパースレッディングが有効になっている。
これは、9400(F)が6スレッドであるのに対し、10400は12スレッドであることを意味します。
両者は同じベースクロック2.9GHzを共有していますが、新しいモデルは4.3GHzのブーストクロックを搭載しています(前世代より200MHzアップグレードされていることを意味します)。
しかし、より重要な変更点はソケットの互換性で、i5-10400はLGA1200マザーボード(Z490/H470やB460など)を必要とします。
また、10400用のL3キャッシュが9MB(Coffee Lake)から12MBに増えたことも注目に値する。
リーク情報提供者はDDR4-3200メモリを搭載したMSIのZ490 Tomahawkマザーボードを使用していたが、悲しいことにLGA1151テストプラットフォームの詳細は共有されていない。
Comet Lake-S | |||||
型番 | コア数/ スレッド数 |
ベース クロック |
最大 ブースト |
TDP | 小売価格 |
i9-10900K | 10C/20T | 3.7 GHz | 5.3 GHz | 125W | $488 |
i9-10900KF | 10C/20T | 3.7 GHz | 5.3 GHz | 125W | $472 |
i9-10900 | 10C/20T | 2.8 GHz | 5.2 GHz | 65W | $439 |
i9-10900F | 10C/20T | 2.8 GHz | 5.2 GHz | 65W | $422 |
i7-10700K | 8C/16T | 3.8 GHz | 5.1 GHz | 125W | $374 |
i7-10700KF | 8C/16T | 3.8 GHz | 5.1 GHz | 125W | $349 |
i7-10700 | 8C/16T | 2.9 GHz | 4.8 GHz | 65W | $323 |
i7-10700F | 8C/16T | 2.9 GHz | 4.8 GHz | 65W | $298 |
i5-10600K | 6C/12T | 4.1 GHz | 4.8 GHz | 125W | $262 |
i5-10600KF | 6C/12T | 4.1 GHz | 4.8 GHz | 125W | $237 |
i5-10600 | 6C/12T | 3.3 GHz | 4.8 GHz | 65W | $213 |
i5-10500 | 6C/12T | 3.1 GHz | 4.5 GHz | 65W | $192 |
i5-10400 | 6C/12T | 2.9 GHz | 4.3 GHz | 65W | $182 |
i5-10400F | 6C/12T | 2.9 GHz | 4.3 GHz | 65W | $157 |
Coffee Lake-S | |||||
i5-9400(F) | 6C/6T | 2.9 GHz | 4.1 GHz | 65W | $157 |
ソース:Videocardz.com – Intel Core i5-10400 vs Core i5-9400F performance comparison leaks
解説:
Core i5-10400 VS Core i5-9400F
Core i5-10400とCore i5-9400Fの各種ベンチマーク比較結果がリークしました。
これによると、順当に性能が上がっているようですね。
以前から、Comet Lake-Sはミドルハイ以下の性能が向上してるいのが最大のポイントと言っていましたが、その通りの結果になっています。
Ryzen 5 と同じコア数スレッド数になったCore i5は順当に性能強化されています。
私はシングルスレッド性能は僅差だと思っていたのですが、どうもそうではなく、結構数値が上がっているので、ゲーム性能もそれなりに向上しているものと思われます。
マルチスレッド性能はもちろんHTTが有効になりましたので40%以上向上して、1000の大台をかなり超えています。
Core i7-7700KのCinebench R15のマルチスレッドスコアが995ですから、Comet Lake-SのCore i5でついにCore i7-7700Kの数字を超えたことになります。
Core i7-8700KのCinebench R15のマルチスレッドスコアが1447ですから、それに迫る性能があるといってもよいでしょう。
この性能で$157というのはかなりコストパフォーマンスが上がったなという感想です。
これを機会に旧世代の機種(第7世代以前)をお持ちのIntelファンの方は買い替えてもよいと思います。
マザーボードの中には、Rocket Lake-Sと組み合わせて、PCI Express4.0に対応することを全面的に謳っているものもありますので、一緒に買って、Rocket Lake-Sが出たら買い替えるというのもありだと思います。