AMDの7 nm “Renoir”シリコンは、8コア/ 16スレッドのCPUパフォーマンスをIntelが4コア/ 8スレッド用に予約したセグメントにもたらすことで、ノートブックプロセッサ市場に息吹を吹き込みました。 そして、iGPUパフォーマンスの最前線でIntelに勝ちました。
7 nmはパフォーマンスの向上をもたらし、15 Wであろうと45 Wであろうと、すべてのノートブックフォームファクターにわたってIntel製品との深刻な競争を引き起こします。
遠く離れたハードウェアのうわさを正しく理解するコツを持っている_rogameによると、AMDは後継製品を図面ボードに置いており、フランスのポスト印象派の画家Paul Cézanneにちなんでコードネームは「Cézanne」と呼ばれています。
Intelが高度な「Willow Cove」CPUコアとXeベースの統合グラフィックスを搭載した10 nm以上の「Tiger Lake」プロセッサを間もなく発売する準備をしているため、「Cézanne」は、プレミアムモバイルコンピューティングセグメントにおけるAMDの足掛かりにとって不可欠であると判明する可能性があります。
AMDは最新のIPを活用する予定です。
コア数は不明ですが、「Cézanne」は最新の「Zen 3」マイクロアーキテクチャに基づいたCPUコアを備えています。
iGPUは、DirectX 12 Ultimateロゴ要件を満たす最先端のRDNA2グラフィックスアーキテクチャに基づくiGPUにより、3世代で最大のパフォーマンス向上を実現します。
AMDは、「Zen 3」およびRDNA2アーキテクチャ用に、TSMCによって洗練された7 nmクラスのノード(N7PまたはN7 +)を利用しているため、Cézanneが「Vermeer」のCCDと同じノードに基づいている可能性があります。
AMDは、「Cézanne」に基づいて15 Wおよび45 Wの製品ラインを作成するため、両方のセグメントで「Tiger Lake」と戦うことができます。
発売日は明記されていませんが、Intelが2020年半ばに「Tiger Lake」をデビューする予定であり、AMDが2020年下半期に「Zen 3」をデビューする予定なので、2020-21の発売時期が予想されます。
ソース:techpowerup – AMD “Renoir” Successor is “Cézanne,” Powered by “Zen 3” and RDNA2
解説:
早くもRenoirの後継モデルの情報がリーク
デスクトップ版のRenoirはまだ発売されていませんが、早くも次のモデルの情報が出ました。
次のモデルはZen3コア+RDNA2のiGPUを搭載したAPUになるようです。
内蔵GPU部分の規模的に言ってレイトレーシングに対応する可能性はあまり高くありませんが、ノートPCへの搭載が主な用途になるだけあってAI関連の機能に対応する可能性はあるんじゃないかなと思います。
Tiger Lakeと比較するとどうなるのか、興味は尽きませんが、詳細はほとんど不明ですので、続報には注目したいと思います。