AMDは新しいRX 5600 XTグラフィックスカードを発表しました。
1月21日に入手可能になり、価格は279米ドルになります。
このカードは1080p市場に正真正銘配置されており、eスポーツプレイヤーにとっても理想的なカードです。
ただし、興味深いことに、このカードは7nmで製造されていますが、特筆すべきはクロックが少ないことです。
AMDは、1月21日に棚で利用可能なRadeon RX 5600 XTを発売します
AMDはまた、NVIDIAの1660 Ti GPU(1080pゲームに最適なグラフィックスカード)に対するベンチマークをいくつか紹介しました。
Call of Duty Modern Warfare、Division 2、Gears of War 5などのゲームでは、AMDのRX 5600XTが最高でした。
また、Apex Legends、Fortnite、World of Warcraft:Battle for AzerothなどのeSportsゲームで120 fps 1080pに近いゲームを紹介しています。
最初に知っておくべきことは、RX 5600 XTはAMDのNaviファミリー初の6GBカードであることです。
バス幅は192ビットです。
RX 5600XTは、約7.2 TFLOPSの合計パフォーマンスを実現するために、約1560 MHzでクロックされる2304コアを搭載する予定です。
これは、120個のテクスチャユニット、48個のROP、および3MBのL2キャッシュと結合されます。
カードのTDPは150W(技術的にはTBP)で、RDNA1に基づいています。
このカードは、RX 5700XTのパフォーマンスの約75%を(同じクロックレートで)提供します。
カードの完全な仕様は次のとおりです。
- クロック:GPU /メモリ
ブーストクロック:最大1560 MHz / 12.0 Gbps
ゲームクロック:1375 MHz / 12.0 Gbps
ベースクロック:1130 MHz / 12.0 Gbps - 主な仕様:
Radeon RX 5600 XTグラフィックス
第2世代7nm GPU
最大1560 MHzのブーストクロック
6GB GDDR6、最大12.0 Gbpsの速度
1 x 8ピンコネクタ
3 x DisplayPort / 1 x HDMI
240.6 x 126.5 x 53.0 mm - 主な機能:
長寿命デュアルファン設計
メタルバックプレート
0dBサイレント冷却
AMD Eyefinityテクノロジー
Radeon FreeSync 2 HDR
8K解像度のサポート
RX 5500 XTは、対象とする市場に対して価格が高すぎるため、売れ行きが悪く、RX 5600 XTはこれらのギャップの一部を解決するのに役立ちます。
これらの仕様では、販売終了したPolaris GPUがAMDのラインナップに残していた隙間を埋めるのに役立ち、古いVega 56製品の差込代替品として機能します。
AMDは、既存のNavi 10 GPUのコアを無効にするためにハードウェアストラップを使用している可能性があります(技術的には新しいダイを作成します)
一部のAIBは、問題を自分の手に委ねることを決定するかもしれません
(そして、コアを無効にする信頼性の低い方法を使用した場合、ユーザーメイドのツールによって上位のGPUのように振舞ういつものAMD GPUのようになるかもしれません)。
ソース:wccftech – AMD Launches Radeon RX 5600 XT: Capable Of 7.2 TFLOPs And $279 USD MSRP
解説:
RX5600XT発売日確定だが・・・
RX5600Xtの発売日が確定しました。
1月21日です。
しかし、AMDの製品は日本だけ発売日が遅くなることが常態化しており、RX5600XTもそうなる可能性は非常に高いと思われます。
文中にもありますが、RX5500XTは価格が高すぎてアメリカでも人気が無いらしく、RX5600XTに大きな期待がかかっているようです。
但し$279をRX5500XT8GB版と同じ為替レートで日本円に変換すると約40,000円とRX5700無印の最安値とほとんど変わらない値段となってしまい、GeforceがSUPERシリーズを出して実質的な値下げを行ったこともあってなかなかに販売は苦戦しそうな予感です。
また、AMDは下位GPUにも8GB版を用意してきたことからRX5500XTにも8GB版を用意しましたが、これは端的に言って失敗だったと思います。
8GB版の存在によって価格全体が吊り上がっているように見える以外にも上位版となるRX5600XTとのミスマッチ発生し、何かラインナップが混乱しているように感じてしまいます。
少なくとも私はそういう印象を受けました。
Navi世代になってから、このような搭載メモリの設定の仕方もできるようなったという前向きな解釈をすべきなのでしょう。
しかし、いずれにしてもこの価格ではRX5700が買える値段で発売されることはほぼ確定しており、こちらもなかなかに厳しい船出となりそうな予感です。
メモリ4GBのSKUは歩留まりが高いはずの12nm、2048SP、Polarisを廉価版(RX600シリーズなど)として残して上位をNaviで固めるなど、ラインナップがもう少しどうにかならないかったのかなあと思います。
この辺の残念さがいつものAMDといった感じです。
nVidiaの背中がまた遠くなった、個人的にはそう思います。