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NVIDIAは、2020年度第3四半期に強力なゲームとハイパースケールの需要により30億ドルの収益を報告

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NVIDIAは、2020年第3四半期の収益を30億1,000万ドルと発表しました。

NVIDIAによると、ゲームおよびハイパースケールビジネスの強い需要が第3四半期の主な推進力であり、前四半期からの収益が17%増加しました。

強力なゲームとハイパースケールの需要がNVIDIAの第3四半期の20年度決算を牽引-収益は30億1,000万ドル

NVIDIAの20年度第3四半期の総収益は30億1400万ドルで、前四半期から17%増加し、順次5%減少しています。

NVIDIAのCEOであるJensen Huangは、ゲームおよびハイパースケールの顧客が第3四半期の結果に力を入れていることを強調しました。

NVIDIAの創業者兼CEOであるJensen Huangは、次のように述べています。 「コンピューターグラフィックスのリアリズムは、NVIDIA RTXで大きな飛躍を遂げています。

「この四半期に、AIが最終的に最大の影響を与える場所の基礎を築きました。 GPUで高速化された5G、AI、およびIoTが世界最大の産業に革命をもたらす、クラウドを超えたエッジまでリーチを拡大しました。 会話型AIと推論の台頭により、データセンターの強力な成長が見込まれています。」

nVidiaより

市場ごとの収益の内訳を見ると、ゲームの収益は四半期ごとに26%増加し、6%減少しました。

ゲーミング収益は合計16億5900万ドルと報告されました。

プロおよび視覚化による収益は3億2,400万ドルと報告されており、11%の増加(四半期同士の比較)と6%の増加(年の比較)です。

データセンターの収益も前四半期から11%増加し、7億2,600万ドルの収益を上げました。

NVIDIAの2020年度第4四半期の見通しには、保留中のMellanoxの買収による貢献は含まれておらず、次のとおりです。

 

  • 収益は29億5,000万ドル、プラスまたはマイナス2%になると予想されます。 データセンターでは、GeForce®ノートブックGPUおよびゲームプラットフォーム向けSoCモジュールの季節的な減少により相殺され、強力な連続成長が期待されています。
  • GAAPおよび非GAAP粗利益率は、それぞれ64.1%および64.5%で、プラスまたはマイナス50ベーシスポイントであると予想されます。
  • GAAPおよび非GAAP営業費用は、それぞれ約10億2,000万ドルと805百万ドルと予想されます。
  • GAAPおよび非GAAPのその他の収益および費用は、いずれも約2,500万ドルの収益になると予想されます。
  • GAAPと非GAAPの税率はいずれも、個別の項目を除き、9パーセント、プラスまたはマイナス1パーセントと予想されます。 GAAPの個別項目には、四半期ごとに変動性が生じると予想される株式ベースの報酬に関連する過剰な税制上の優遇措置または不足が含まれます。

特に第3四半期に、NVIDIAのゲームビジネスは、消費者に同じ価格で元のRTXカードよりも優れたパフォーマンスを提供するGeForce RTX SUPERシリーズを含むいくつかの製品を発売しました。

NVIDIAはまた、ごく最近、メインストリームGeForce GTX 16 SUPERラインを発表しました。これは、メインストリームの大衆の間で人気のヒットになることも期待されています。

ソース:wccftech – NVIDIA Reports Revenue of $3.01 Billion In Q3 FY2020 Driven By Strong Gaming & Hyperscale Demand

 

解説:

あまりにも強いnVidiaの業績

2019年のQ1はPC業界すべての業績が悪化したためnVidiaの業績も非常に悪く、RX5700/XTが発売されたこともあってSUPERシリーズが発売されたわけですが、Q3で業績は回復しています。

ただし、マイニングブームの残滓が残っていた2018年に比較すると横ばいもしくは若干低下しています。

マイニングブームは確かに大きな需要だったのでしょうが、ブームが過ぎると後に残るのは荒れ地だけですね。

マイニング落ちの中古GPUが大量に市場に出回ってることも併せて、その影響はかなり大きかったことが伺えます。

AMDはRX5700/XT発売してnVidiaを追いかけましたが、性能や省電力性でも大きな差がつけられずにCPUでのintelに対するような挽回は出来ていません。

多少は回復しているのかもしれませんが、やはり大きな話題になっていませんので、挽回するまでには至ってないと思います。

これを見るとnVidiaは強いなという感想しか出てきません。

nVidiaはよくも悪くもプラットフォームホルダーではありませんので、Intel、AMDの2社の動向にかなり大きな影響を受けます。

基本的にはdGPU製品だけでよくここまで戦えるなあという印象です。

2019年のQ1に出荷数でAMDに負けたのはAPUに内臓されているGPUの影響が大きかったと思います。

わかりやすく言えば、CPUに内臓されているGPUによって出荷数1位2位が入れ替わる程度の出荷数ということになります。

nVidiaは非常に強い印象のある会社ですが、その動向に関してはintelとAMDの製品構成によっても左右される非常に微妙な優勢であると言ってよいでしょう。

そして、2019年もこの微妙な綱渡りに成功してGeforceがゲーミングGPUとしてトップブランドの地位を守ったということです。

 

2020年は一説によるとRTX3000シリーズを発売するという話も出ていますので、まだまだnVidia帝国は盤石そうです。

 

 

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