AMDは、Intelの供給不足を利用して、デスクトップ市場での地位をさらに高めています。
AMDは、Ryzen CPU世代間のパフォーマンスの向上と、CPUの可用性を示しています。
これにより、ほとんどのメーカーがIntelベースのデバイスからAMDベースのデバイスに切り替えました。その一例は、Intelプロセッサではなく、AMDのRyzenシリーズプロセッサを搭載したMicrosoft Surface 3です。
The Independentによると、2018年に欧州の小売業者に送信された507万台のシステムの7%でAMD CPUが報告され、この数は今年の524万台の12%に大幅に増加しました。
intelは依然として最高のゲーミングCPUであるCore I9-9900kを製造していますが、そのCPUの可用性は大きく異なるため、一部のゲーマーはAMDのRyzen 9 3900Xに切り替えています。
CPU UserBenchmarkによってそれほど遅れはありませんが、Ryzen 9 3900Xには在庫切れと定格より低いクロック速度の間に独自の問題がありましたが、それらはAMDによって解決されたようです。
AMDの最大の成長市場は小売部門で、総出荷量は11%から18%に増加しました。
AMD CPUを代替品として使用することにより、より多くのビジネス向けPCがIntel CPU在庫の減少を反映し始めています。これの主な例は、マーケティングで顕著にAMDロゴとデザインを示すMicrosoft Surface 3です。
多くのヨーロッパのメーカーは、Intelの不足に気付き始め、これらの製品などの製品にAMDオプションを追加しました。
- HP Chromebook 14
- AMDオプションは最も安価なオプションではありませんが、2番目に安価で、最も安いものよりも10ドル余分に高価ですが、16GB eMMCストレージが追加されています。
- Acer Nitro 5
- 一部のモデルはIntelプロセッサーを提供しますが、Ryzen 5 3550HおよびRyzen 7 3750Hプロセッサーを示す他のオプションがあります。
- HP Envy X360-15Z
- これには、Ryzen 5プロセッサ、Radeon Vega 8グラフィックス、8GBメモリ、および256GB SSDストレージが付属しています。 仕様は799.99ドルのコストで良いです
これらは、エンドユーザーの全体的なコストの削減、またはデバイス自体に搭載されたより多くの機能に変換されるAMD CPUを使用できるように移行した、現在出回っているラップトップおよびデバイスの一部にすぎません。
ソース:wcccftech – Europeans Are Leaving The Intel Train To Find The Joys of AMD
解説:
EU圏ではノートPCにもRyzen搭載モデルが広がっているということです。
日本ではもともとゲーミングノートやChromebbok自体を発売している国産メーカーが無い、または少ないですから、あまりこういった話は聞きません。
日本はIntelの力が非常に強いので、AMDに対して否定的な見解を出したり、ポジショントークする人が多いです。
まあ、このSNS全盛時代に変な嘘をついてもあっという間に広がって炎上し、要らない手間がかかるだけだと思います。
日本はNikonが半導体製造装置をintelに供給していますので、その関係もあるのかもしれません。
Intel以外のメーカーの半導体製造装置はオランダのASMLというメーカーが供給しています。
余談ですが、ASMLからは中国のXTAL社が知財を盗んで会社を設立し、サムスンなどいくつかの顧客を奪っていったということです。
そのため、ASML社もアメリカの制裁対象になるのではないかと言われていました。
こんな風に中国や韓国のメーカーは世界中から知財を盗んで利用していますね。
個人的に好きになれない理由の一つです。
IntelのXeonは輸出の制限がかけられていたため、中国はAMDのEPYCをカスタム化して国産CPUとして使っています。
これによってAMDは中国から資金を得ることが出来ました。
XTAL社の話を見てもIntel VS AMDはアメリカVS中国と言っても良いです。
※ 念のためにお断りしておきますが、米中貿易戦争によって中国はAMDのZen2コアのEPYCから利用することが出来なくなりました。
そして爆発的に伸びている中国の勢いを利用したAMDはIntelを凌ぐまでになったということですね。
Intel最強伝説を唱えてAMDをけなしている人たちはこうした現状を理解出来てないのだと思いますが、いい加減現実を見た方が良いと思います。
好き嫌いは言って結構ですが、現実を見ずに幻の世界の住人になってもよいことは一つもありません。
私も好きとか嫌いとかは言ってますが、きちんと現実に即した判断はしているつもりです。
一番重要なのは「今何が起きているか」ということであり、自分が好きか嫌いかということではないと思います。