DigiTimesの持つマザーボード業界の情報源によると。Intelが10代目のCore “Cascade Lake-X”プロセッサと “Glacial Falls” HEDTプラットフォームを発表すると同時に、3代目のRyzen Threadripper HEDT(ハイエンドデスクトップ)プロセッサのラインナップを発表することでIntelを驚かせることを計画している。。
AMDの16コアのRyzen 9 3950Xプロセッサはすでに発表されており、9月に発売される予定だからだ。
第3世代のRyzen Threadripperは、おそらく同社の “Rome”マルチチップモジュールの派生物となり、BIOSアップデート付きの既存のソケットTR4マザーボードと互換性がありますが、PCI-Express Gen 4.0を可能にする新しいチップセットも発売されます。
AMDは8つの7nm “Zen 2″チップレットに最大64個のCPUコアを配置することができますが、12nmのI/Oコントローラダイはモノリシック4チャンネルDDR4メモリインターフェイスと64個のGEN 4.0レーンPCIeでHEDTプラットフォーム用に再設定されます 。
それは第二世代EPYCの8つのメモリチャンネルの能力があります。
ソース:techpowerup – AMD 3rd Gen Threadripper Coming This October to Take on Intel’s New HEDT Lineup?
解説:
私はあまり下品なマーケティングというのが好きではありません。
Opteronの時はintelに広告で挑戦状をたたきつけ、かなりイケイケな感じだったのですが、そこまでは行かないですが、ThreadripperはintelHEDT(今のLGA2066の後継?)の発売時期にぶつけることを予定しているようです。
しかし、この程度ならば自信の表れということで良いのではないかと思います。
第三世代Theradripperはゲーム用としてどうなのか?
2990WXは残念ながらAM4のCPUと比較するとクロックが落ちてしまい、あまりゲーム用として向いているとは言い難いCPUでした。
第三世代Theradripperはぜひとも省電力機能を充実させて、4コア8スレッド程度まではならばかなりクロックが上げられるようにしていただきたいところです。
実際、adobeのソフトなどはかなりRyzenと相性が悪いので、クリエイター用途としてのThreadripperは苦しいと言わざるを得ないので、やはり中心はゲームやその他のホビー用途ということになろうかと思います。
Theradripperには選別品が使われるはずですので、ぜひともそれを生かしてシングルスレッド性能も高くなることを願ってやみません。
intelはしばらく厳しい状態が続くと思いますが、これはいかんともしがたいところです。
「Threadripperはキャンセル」という噂も流れていましたが、TSMCの製造能力がひっ迫して一度に出せないだけで、きちんと発売されるようです。
現在Socket TR4をお持ちの方はマザーボードもそのまま使えると思いますので、お得感が高いですね。
ただし、実用上Socket AM4で16コア32スレッドまで行ってしまった現在では、TR4は完全に自己満の世界、お金持ちの道楽と言ってよいのではないかと思います。
ゲームで言えばプログラムのマルチコア化が極端に進んでいるアサシンクリードオデッセイでも差がつかないのではないかと思います。